近年、ランニングブームから“トレランブーム”!?がきていると感じているこの頃。ほんの5年程前と比べるとトレラン人口が増えた気がします。
おそらく普段のランニングとは違う、山の中を走り抜ける爽快感や登り切った後に待ち構える絶景に、トレランの魅力を感じる人も多いのではないでしょうか。
さて、そんなトレランをこれから始めたい・・でも、何から揃えたらいいのか?情報が多すぎて分からない・・調べすぎて疲れてしまい始める気力すら失ってしまわぬよう、ぎゅっとまとめてコンパクトにお伝えします。
今回は、トレランにかかすことのできない“シューズ”についてお伝えします!
おすすめのシューズはこれ
ずばり、初心者の方におすすめするシューズはこちらです。
1 Colombia montrail
2 Salomon
3 HOKA
聞きなれないメーカーの名前ばかりかもしれませんが、トレラン業界では代表ともいえるメーカーばかりです。
筆者もトレランをはじめたてに使用していたメーカーなので、普通のランニングシューズと比べて何が違うのかもあわせてご紹介していきます。
1 Colombia montrail
モントレイルの中でも、初心者におすすめしたいのが「バハダ」シリーズ。
この「バハダ」は筆者が生まれて初めて購入したトレランシューズで、3年間がっつりと履きつぶしました。3年間、冬以外は週3レベルで走っていましたが、グリップがなくなることはほとんどなかったです!さすがに生地の部分(小指)には穴が開いてしまいましたが・・汗(今は、小指の部分のやぶれについては改良されているようです!)
長く履けるシューズのひとつですね。
2 Salomon
サロモンと聞くと、スキーメーカーを思い浮かべる方は多いのではないでしょうか?
そのサロモン、トレランシューズも出しています。
(出典:Salomon「SENSE PRO 3 W - トレイルランニングシューズ - フットウェア - WOMEN」)
おすすめしたい理由として、紐の部分が結ぶのではなく、紐を引っ張ることで全体をしめるので、フィット感の調節がしやすいです。そして、どのメーカーよりも軽くしなやかであると思います。
また、足の形が細い方がフィットしやすいです。筆者自身の足が普通の人よりも細い形をしていたため余計にそう感じました。
3 HOKA ONEONE
こちらは見ても分かるように、クッション性がとても高いです。
筆者が知る限り、HOKAは一番クッション性があり、尚且つ重量も軽いシューズだと思います。見た目重そうですが、実はかなり軽量!
(出典:ホカ オネオネ™ 公式サイト「HOKA ONE ONE® トレント(TORRENT)|ウィメンズ」)
ロング(長距離)の練習などする時はもってこいの相棒ですね。
クッション性が高いため、衝撃を吸収する力がとても強く、足にダメージがかかりません。
ランニングシューズと何が違うの?
おすすめのシューズを紹介しましたが、実際にランニングシューズとは何が違うのでしょう?
実は筆者、知識が何もないころは普通のランニングシューズでトレイルを走っていました。ちなみに、その時のシューズはソールがないってほど薄く、短距離レーシング向きのシューズでした。
当初履いていたシューズはとても軽く、舗装路では大活躍してくれましたが、路面の状況が常に変わるトレイルでは全く役に立たず・・走れなくはないのですがただ疲れた記憶しかありません。(よく怪我しなかったなと思います)
登り下り、根っこや水たまりや石・・
トレランは、常に同じ道を走ることはありません。舗装路とは違いその都度、いろんな場面に遭遇する中で求められるのは安定感と滑らないグリップ力と衝撃を吸収するクッション性です。
ランニングシューズは、原則的に舗装路を走るために作られていますから、根っこを踏んだ時に足をひねらないようにする安定感も、葉っぱや土で滑る地面をかませるグリップ力も必要ありませんよね。
ですが、トレランは安定感がなければ足をひねりますし、グリップ力がなければ力が入らず地面を蹴ることができません。
(出典:Salomon「SENSE PRO 3 - トレイルランニングシューズ - フットウェア - MEN」)
多くのトレランシューズの裏はこのように、土や葉っぱをかむよう細かな凹凸があります。
この凹凸がしっかりと地面をかむことで急な斜面でも滑らず、快適に走ることができるのです。
また、クッション性も重要です。近年のランニングシューズでもクッション性がより高く、軽量のものが販売されていますが、トレランにかかる足の負荷は舗装路よりも高い場面が多いです。
下り坂では急な段差が何度もでてくるなどの衝撃が大きいシチュエーションも多く、足の負担が更に大きくなります。
トレイルランニングの舞台は基本的に山道なので、長い距離を長い時間かけて走ることが多いです。
そのため、このような衝撃が続くと足を痛める原因になりますので、クッション性もしっかり重視してくださいね。
決めるべきポイント
なによりも・・
★自分の足にフィットしていること
★自分のトレランスタイルに合っていること
この2つの点から、グリップ力や軽さ、安定感、クッション性を決めるといいと思います。
結局、自分の足にフィットしていないと、靴ずれしやすかったり、捻挫などの怪我の原因に繋がります。
例えば、ロングトレイルが好きで長くゆっくり景色を楽しみながら走りたいのに、軽さを重視するあまり、ソールの薄いシューズを選んでいては、途中で疲労が溜まり、思うようなランにならないこともあります。クッション性がない場合は、膝に負担をかけてしまい靭帯の厄介な怪我に繋がることもあるのです。
安心して楽しめるトレランライフは“シューズ選び“から。
ぜひ、自分に合ったお気に入りを見つけてくださいね。
アウトドアショップで働きながら、山や海、自然の中で遊ぶことを生きがいに日々を過ごす。自身の経験をもとに、おすすめのウェア情報やギア情報、遊びたくなる、旅に出たくなる情報を紹介していきたいと思います。
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