せっかくキャンプやバーベキューなどで外遊びをするなら、しっかりマナーも守って周りに迷惑をかけず遊びたいところ。
自然と親しむ遊びは、人が日常に当たり前として生活しているレベルからすると不便なことも多くありますが、アウトドアを楽しむために守りたいマナーについて紹介します。
マナーその1 「ゴミは持ち帰られるよう最小限に」
富士山への登山をする人が増える一方で、富士山のゴミの問題が出ています。自然の中ではゴミ箱がおいてある場所は少ないことが多いため、山でのゴミは持ち帰ることが基本ですが、キャンプも同じです。
キャンプサイトの使用料を払っているのだから、ゴミもおかまいなしに捨てて行ってよいという発想にはならないよう、ゴミを最小限にできるようにしましょう。
ゴミは生活していると毎日同じようにでますし、何かを購入すればゴミを出すことにもなります。また、バーベキューの具材を現地で調達する場合はゴミが出やすいですが、旬のおいしい料理を味わうことができます。出かけた地域の捨て方通りに、しっかりと分別をおこないましょう。できればゴミは持ち帰りたいものです。
立つ鳥後を濁さずで、利用した場所は小さいゴミまで落ちていないかしっかり確認をするようにしましょう。
マナーその2「車を乗り入れる時はゆっくり。到着後もアイドリングしない」
目的地に到着したら、走行スピードはおとします。また、キャンプサイトのスペースが近づいてきたらより速度を落としてゆっくりと駐車するようにしましょう。サイトでは、いつもと違う場所ではしゃぐ子どもや、荷物を運ぶなどで思わぬ場所から人が出てくる場合もあります。旅先で事故のないよう気をつけましょう。
すでにバーベキューを楽しむ準備をするために食材を用意しているグループもいますので、排気ガスができるだけでないように駐車後はすみやかにエンジンを切ります。
マナーその3「時間帯に注意!音の迷惑にならないように」
自然の中では音を遮るものがありませんので、音が案外遠くまで聞こえるものです。音楽を聴くときや大勢が参加する場合は、気がつかないうちに、つい騒ぎすぎるなどしてしまいます。開放的な気分になりつつも周囲の迷惑になっていないか節度のある楽しみ方をしましょう。またキャンプファイアーやたき火をする場所で夜遅くまで大騒ぎをしないように。
マナーその4「夜は光に配慮」
キャンプをする場合、ひとつのキャンプサイトで夜遅くなっても強力な光源のランタンを3つ4つと点灯させている場合、ほかのサイトまで明かりが届いてしまっているかもしれません。夜は星空を観察することやひっそりとした夜を楽しむ人もいます。また、早めに就寝する人もいますので配慮しましょう。
キャンプサイトには、いろんな価値観をもった見知らぬ人がたくさんいますが、みんなで気持ちよく利用できるようにしたいものです。
不便さを受け入れて自然を楽しむことでこれからも楽しめる環境をわたしたちが守っていきましょう。