6月を代表する花『あじさい』は、梅雨時期になると淡い色のブルーや紫、ピンクなどの優しい色合いの可愛らしい花が顔を見せてくれます。その可憐で優しい色に癒される方も多いのではないでしょうか?街並みや庭先、自然の中など景色に溶け込んでいるあじさいは、どこへ行っても当たり前のように見ることができますね。雨に良く似合うあじさいを、梅雨のレジャーとしてあじさい観賞へ出かけてみませんか?今回は、あじさいの特徴や魅力、観賞のためのおススメスポットなどをご紹介いたします。
『あじさい』ってどんな花?
あじさいの特徴
多くの小さな花たちの集合体で、見事な大きな一つの花として美しさを魅せてくれるあじさい。その多くの小さな花の花びらと思っているの部分は、実は「ガク」なのです。その「ガク」の中心に、ポツン、とあるつぼみのような丸い粒が、花なのです。そしてさらに不思議な特徴として、色が変化するということです。あじさいは、同じ株であっても育った土壌と、花の持っているアントシアニンという色素によって色が変わっていくという、神秘的で不思議なメカニズムなのです。
見ごろの時期
あじさいは、場所や種類によって異なりますが、5月から7月にかけて開花します。花の見ごろは、6月上旬から7月上旬が見ごろを迎えます。ちょうど梅雨のシーズン真っ只中のことが多いため、雨の日のおでかけには、あじさい観賞がおススメな理由のひとつです。
あじさいの色によって変わる花言葉
花にはそれぞれ花言葉があります。あじさいは、成長していく過程の環境で色が変化していくため、『移り気』『変わりやすい心』など少しマイナスなイメージの花言葉が有名です。しかし、あじさいの場合は花の色ごとに花言葉が異なることでも知られています。よく目にする一般的な色のあじさいの花言葉は下記の通りです。
<紫色、青色>・・・神秘、辛抱強い愛情、希望、高貴、冷淡
<ピンク色>・・・元気な女性、強い愛情、幸せな結婚
<白色>・・・寛容、清楚、ひたむきな愛情
あじさい観賞おススメスポット
千葉県には多くのあじさい観賞におススメできるスポットがあります。今回はその中でも注目度の高い数か所のスポットをご紹介します。
【 マザー牧場(富津市)】
千葉県富津市の鹿野山にあるマザー牧場は、千葉県の有名なレジャー施設。牛や馬、その他多くの種類の動物と戯れたり、あちらこちらに配置された季節を感じる花々などの植物も、イベントの開催など子供から大人まで1日楽しめることで人気を集めています。そんなマザー牧場のでは、『柏葉あじさい』『本あじさい』『ガクアジサイ』『アナベル』『七段花』『紅』など、さまざまな種類のあじさいが、約2000株植えられています。おススメの観賞スポットは「フルーツ農園」付近や「あじさい園」!お見逃しなく!
住所:千葉県富津市田倉940-3
【 麻綿原公園(大多喜町) 】
関東随一のあじさいの名所として評判の高い麻綿原高原は、標高340メートルの小高い場所に群生しています。高原内にある天拝園と名付けられた妙法生寺の境内を中心に、廃寺の再興のため、昭和26年に箕輪日受師によってあじさいが植えられ、現在も住職が丹精込めて育て続け、今では約20,000株もの大群生となりました。標高が高いことから、見ごろは7月上旬から7月下旬にかけてとなっています。7月の第三日曜日には、先代住職を偲んで行われる「そば供養あじさい祭り」が開催されます。あじさい鑑賞に訪れた人たちには無料でおそばがふるまわれ、住職による三味線の演奏などを聞くことが出来ますよ!そして、一帯に響き渡るヒメハルゼミの鳴き声も聞くことが出来ます。行かれる方は、ヤマビルが多く生息しているため、長ズボンなど肌の露出を控える服装で行くことをおススメいたします。
住所:「妙法生寺」千葉県夷隅郡大多喜町筒森1749
【 野見金公園(長南町) 】
」
見晴らしの良い高台に位置する『野見金公園』には、約1600株のあじさいが植えられいます。自然の中の遊歩道を散策しながらあじさい鑑賞が出来ますよ!さらに、野見金公園の一番標高の高い場所に、野見金山 展望カフェ「ミハラシテラス」があり、軽食やドリンク、スイーツなどを、高台からの景色と空気、あじさい鑑賞も一緒に楽しむことが出来ます。あじさい観賞はいつでも出来ますが、ミハラシテラスの営業日は金・土・日・祝のみの11:00~15:00となっています。
住所:千葉県長生郡長南町岩撫36-1
【 本土寺(松戸市) 】
通称「あじさい寺」とも言われる日蓮宗本山 平賀本土寺は、境内の周りに約50,000株のあじさいが咲き乱れます。その光景はため息が出るほどの美しさ。あじさいと一緒に美しさを共演しているのが、約500本の菖蒲の花です。見ごたえのあるなんとも贅沢な観賞になること間違いなしです。
住所:千葉県松戸市平賀63
【 服部農園あじさい屋敷(茂原市) 】
テレビや雑誌などでも取り上げられるほど人気の高い「服部農園あじさい屋敷」は、品種は250種類、約10,000株以上のあじさいが、総面積18,000㎡の広大な敷地に植えられています。県内地元の観光客でけではなく、東京などからも多くの観光客が訪れ、あじさいシーズンは観光名所として多くの人で賑わっています。開園時間は8:00から18:00となっており、シーズン期間中は無休です。入場料は大人:600円 / 子供:300円 / 10名以上の団体:500円となっています。
住所:千葉県茂原市三ヶ谷719
【 道の駅 多古 あじさい館(香取郡) 】
あじさいをメインとした四季の花々に彩られた道の駅 多古 あじさい館は、千葉県北東部、国道296号の栗山川の交差する「多古大橋」のたもとにあります。道の駅ということもあり、地元の新鮮な農産物などのお買い物を楽しんだり、地元食材を使ったメニューを提供するお食事処「キッチンTACO」もあります。まわりの田園風景に癒されながら、1日のびのびとあじさい観賞ができますね。
住所:千葉県香取郡多古町多古1069-1
【 東京ドイツ村(袖ヶ浦市) 】
東京ドイツ村は広大な敷地に、大きく分けた4つのエリアがあり、その中の「パークエリア」に『あじさいの森』があります。子供たちで賑わう、こども動物園のまわりをぐるりと囲むように、約10,000株のたくさんのあじさいが咲き乱れます。レザークラフトやキャンドル作りなどの体験や、野菜、果物の収穫体験もでき、お食事や買い物ができるため、あじさい観賞だけではなく丸1日のびのびと過ごせますよ!
住所:千葉県袖ケ浦市永吉419
おしまいに
『あじさい』といっても、さまざまな色や種類のものがあります。よく見ると、それぞれ違った美しさや特徴があり、あじさいを観察しながら観賞するのも面白いですね!あじさいの特徴を知ることで、今までよりさらに、あじさい観賞が楽しいものになること間違いなし!そして、晴れの日のあじさい観賞ももちろんキレイなのですが、雨に濡れ、雨粒を纏ったあじさいは、また違った美しさが見れるので雨の日の観賞もおススメですよ!
【仕事】・フリーライター
【趣味】・登山 ・旅 ・日本酒 ・夫婦で晩酌 ・愛犬「山葵」と戯れる ・自然に触れる
【好きな言葉】・「日々是好日」 ・「Hot & Cool」
関連する記事
-
雨だからこそ楽しめる!雨キャンプの魅力とは
(評価数:0件) -
千葉【小湊鐵道】で行く自然満喫のんびり旅
(評価数:0件)