天気のよい週末はアウトドアへ!車でのキャンプも最高ですが、体を動かすハイキングで気持ちのよい汗をかくのもいいですよね。
山に行くときは準備が大切。動きやすい服装や万が一のときに備えた装備はもちろんですが、正確な地図はなによりも大事です。ルートや所要時間登山口までの交通手段など、必要な情報をその場で確認できるのが登山マップ。ハイキング中に携行しいざというときには心強い味方になる、登山マップのおすすめベスト3を紹介します。
山と高原地図(昭文社)
創刊から55年を迎えた登山地図のパイオニア、山に行けば必ず持っている人に会う定番中の定番です。縮尺5万分の1で、重要エリアには2万5千分の1の拡大地図も掲載。本体と別に山域のガイドブックも付属しています。実際に歩いた時間をもとにしたコースタイムは毎年改訂され、がけ崩れや危険個所の最新情報が掲載されているのもポイントが高いです。防水加工の施された耐久性の高い素材で、ひとめで山域全体を把握できるデザインなので悪天候でも自分がいまいる場所をすぐに確認できます。コースタイム・最適ルートの自動計算やシェア機能があるアプリ版も好評発売中です。
アプリ版リンク:https://mapple-on.jp/products/yamachizu
国土地理院地形図
国土地理院が作成発行する等高線が入った地形図で縮尺は2万5千分の1です。最新の測量成果が反映された地形図を簡単に入手できて便利です。日本地図センター指定の地図販売店やネットショッピングで購入(ダウンロード)できます。ただし、地形図には等高線以外の情報が掲載されていないので、地図を読むためのノウハウを身につける必要があります。ある程度山歩きになれた中級者以上の方におすすめです。
リンク:https://net.jmc.or.jp/digital_data_gsiol_denshiChizu25000.htm
大きな地図で見やすいガイド(山と溪谷社)
山と渓谷社が発行する新しいシリーズの登山ガイドです。エリアで厳選したコースを写真つきでくわしく解説します。コースの難所や自然の魅力を知ることで山行をいちだんと楽しむことができます。内容もビギナー向けで、ガイドを読むだけでその山域の情報を自然に吸収できるのが特徴です。Kindle版もあるので、スマートフォンを見ながら手元でコースを確認するほか、サブの登山マップとして活用してもよいでしょう。
番外編:ヤマタイム(ヤマケイオンライン)
山と渓谷社が運営する登山地図と登山計画を立てるウェブアプリケーションです。ウェブのマップ上に表示された複数の登山ルートを比較し、最適なタイムとコースを選択することができます。登山届の作成や保存機能もあるので、過去のデータを閲覧したり仲間同士で共有するのに便利です。(※登山記録の作成、印刷には、ヤマケイオンラインの会員登録(無料)が必要です。)
リンク:https://www.yamakei-online.com/yk_map/
まとめ
山の遭難事故の原因ワースト1位は道迷いです。視界が利かない森林や沢沿いだけでなく、山道ではコースの分岐点がわかりにくいこともよくあります。天候やコンディションによっては、ルートを変更したり下山を選択しなければなりません。電波が通じにくくて人がいない山では、いちばん信頼できるのは正確なマップです。ハイキングには常に最新の情報を入手してのぞみましょう。
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