備えて安心!山歩きの緊急時アイテム10選

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日中の陽射しが暖かく、陽も延び春らしくなりましたね。

この季節は、植物や動物が活発に活動しはじめるため、山の草木や花、野鳥など野生動物の変化を楽しみに、自然観察に足を運ぶ人が増えます。

それに伴い残念ながら、山での事故やアクシデントの数も増えてくる傾向にあります。

事前の備えによって、それらを回避することが出来たり、軽減することもできます。

今回は、山歩きでの突然のアクシデントに備え、ぜひ携帯していただきたい、『緊急時に役立つ10種類のアイテム』をご紹介致します。

 

備えておきたいアイテム10選

・モバイルバッテリー

携帯やスマホは、いざという時の連絡手段として重要な役割を担っています。さらに今や、さまざまな機能やアプリにより、写真や動画の撮影、山の情報収集などさまざまな用途の幅があり、なくては困る存在となりました。

山はバッテリーの消耗が激しいため、いざという時に、気づいたらバッテリーが切れていた...なんて事になっては大変です。そういうことにならないよう、予備のバッテリーを用意しておきましょう。選ぶポイントは、軽量でコンパクトなものが良いですよ。

 

・ファーストエイドキット

お散歩程度の山歩きだから、低山登山だから、といって油断は禁物です。

応急処置で使いそうなものは、少量ずつをポーチやジップロックなどにひとまとめにして持って行きましょう。

山で起きそうな怪我に備え、ばんそうこう、消毒液、湿布、ガーゼ、テーピングなど。そして突然の体調不良に備え、頭痛薬、解熱剤や胃腸薬、さらに今服用している薬など、普段使用している薬があると安心です。

さらに、スズメバチやヘビなどの有毒生物に刺されたり噛まれたりした時に、毒を吸い出すポイズンリムーバーがあるとさらに安心です。その後の応急処置として、ハチの張りを抜くための毛抜きや、抗炎症剤の軟膏なども一緒に携帯しておくと良いでしょう。

今では、さまざまな救急医療用具などを、あらかじめ専用のポーチにまとめ販売されているものを利用しても便利です。

 

・虫よけスプレー

山には蚊やマダニ、ハチなど多くの有害生物が当たり前のように生息しています。

虫よけスプレーを使うことで、害虫を寄せ付けない事前の対策が大切です。

ただし、1回スプレーしたからと油断は禁物です。薬剤を吹きかけた時は効果を発揮しますが、約2時間ほどで効果が薄れると言われています。そのため定期的に全身にスプレーをし、効果を切らせないようにしましょう。併せて肌の露出を減らすことも虫よけにおいて大切なポイントです。

ハッカ油スプレー

 

・地図

初めてではない山でも、道に迷うことがあります。道を覚えていても過信は厳禁!

少し道を外れるとどこにいるか、どこへ向かうか分からなくなることもよくある話しです。そのまま歩き続ければ遭難事故につながる恐れもあります。

ソロで山へ行く場合はもちろん、複数人の場合も1人ずつ携行するようにしましょう。山専用の地図があれば、標高やコース、水場などの記載があるので便利です。

最近では山専用のアプリも普及しているので、そちらの活用も併せて行うと良いでしょう。しかしアプリの使用は携帯のバッテリー消費が大きいため、アプリだけに頼るとバッテリーが切れた際に何かと困りますね。そのため紙ベースの地図は必需品です。

 

・ヘッドランプ

寒い時期は日没時間が早く、暗くなる時間も早まり、計画した時間より予定が遅れて日が暮れてしまう事もあります。

さらに木々が生い茂り、日陰で常に薄暗い環境や、遭難などでその場で夜を明かすような万が一の事態も想定し、ヘッドランプを携行しましょう。

ヘッドランプは頭に装着することによって両手が自由に使えます。レジ袋を被せれば、ほんのりと光が広がりランタン代わりにもなるため、暗い場所ではとても役立ちます。

 

・IDホイッスル

万が一遭難してしまった際に、自分の居所を知らせるホイッスルは持っておきたいアイテムのひとつです。

特にソロでの登山は、ケガで動けなかったり、大声で助けを求める事が難しい場合など、まわりに知らせる手段が絶たれる恐れが多いです。

このホイッスルは、少しの息でも大きく高い音が出るので、かなり広範囲にまで響き渡ります。(木々や天候など、使用する環境によって異なります。)

さらに、本体上部を回すとキャップが空き、防水のカプセルになっています。中にはロール状に巻かれた紙が入っており、血液型や緊急連絡先、持病の有無など本人のパーソナルデータを記入し、入れておくことができます。

ホイッスルはどんな状況でもすぐに使えるよう手の届く範囲内に装備しておきましょう。

 

・エマージェンシーシート

遭難時や、悪天候で下山できない時、低体温症など、体温の低下を防いで体力の温存を図りたい時に役立つ保温シートです。

このエマージェンシーシートは、サバイバルシートとも呼ばれており、体を覆う事で身体から発する熱を反射し、保温効果を発揮します。

軽量かつ薄手で荷物がかさばりません。

 

・熊鈴

山で行きかう人のザックから「チリン、チリン」とベルが鳴っているのを聞いたことがありますよね。それは熊鈴と言って、クマよけ対策に使われている鈴です。

登山中は「熊に注意!」などの看板をよく目にすることがありますが、あれは脅しではなく、目撃情報があったからこその注意喚起が多いです。

昨今では熊に襲われた悲惨な事件も多く、熊はとても怖いイメージですよね。しかし以外にも熊は小心者で、熊も人間を恐れています。お互いに遭遇したくない生き物同士なのです。

熊鈴をザックなどにぶら下げ、鈴が鳴ることで人間の存在をアピールすることが出来ます。

それでもバッタリ遭遇してしまうケースもありますので、熊の出没情報の多い山では、熊用撃退スプレーも一緒に持って行くことをおススメします。

 

・行動食

山での朝昼晩の食事は体力を維持するためにとても大切です。それ以外の間食を「行動食」といいます。

行動食は、小腹が減った時はもちろん、行動するためのエネルギーを摂ることを目的とした「大切なおやつ」です。

山では予想以上のエネルギーを消費するため、食事を摂っていても低血糖を起こす可能性があります。低血糖を起こすと脳の働きが低下し、頭がボーっとしたり、足が思うように上がらないなど、ケガの原因となりかねません。

行動食の内容は、糖分などエネルギーを摂取できるチョコレートや飴、ようかんなど、歩きながらでも食べることができ、小さくてかさばらない物が良いでしょう。

ちなみに筆者の最近のお気に入りは、甘納豆です。小分けになっているので食べきりサイズでいろいろな種類が楽しめますよ!

 

・トイレキット

こまめに水分を摂ることや、体の冷えなどからトイレが近くなることがよくあります。トイレの無い場所で急にトイレに行きたくなるのは困ります。

山によっては、トイレの設備が無いところも多くあるため、トイレキットは携帯しておくと安心です。

アウトドアメーカーなどから上記のようなキットが販売されていますが、日常の生活用品で代用することも可能です。例えばスコップ、トイレットペーパー、ジップロックなど。

さらに、女性の場合は山で使える折り畳み傘、ポンチョ、巻きスカートなどのアイテムを持って行けば、工夫して活用することで即席の目隠しになります。

山へ出かける前に、予めトイレの有無と、もしあればトイレの場所を確認しておきましょう。

 

おしまいに

今回は、山で起こりやすいアクシデントを中心に10種類のアイテムをご紹介致しました。

テント泊の場合や、その他アクティビティなどの内容によって、緊急時のアイテムは追加が必要となります。

万が一に備え、安心して楽しい山ライフを送ってください!

 

 

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