「猫を飼っているけれど、キャンプが好きだからお留守番にさせがち…」そんな飼い主さんはいませんか?
せっかくキャンプを楽しむのなら、愛猫と一緒に過ごすほうが思い出を作れるので、おすすめです。今回は愛猫と一緒にキャンプを楽しんでいる筆者が、気を付けるポイントを詳しくご紹介しますので、ぜひご参考にしてください。
ポイント①:動物同伴OKのキャンプ場か確認!
最初に行なうことが、行く予定のキャンプ場が動物の入場を許可しているか確認することです。
キャンプ場の中には、動物同伴OKのところとNGのところがあります。キャンプ場を選ぶときは動物を連れて行っても大丈夫なのか、きちんと確認しましょう。
キャンプ場の公式HPに記載されていない場合は、直接電話やメールなどで問い合わせて確認してくださいね。
ポイント②:リードは必ず装着させる
「猫にリード…?」「自由気ままなのが猫じゃないの?」そう思う人も多いでしょう。しかし、キャンプ場という不特定多数の人が集まる場所へ愛猫を連れて行くときは、猫用のリードを必ず装着させてください。
猫の性格にもよりますが、知らない人が近づいただけで威嚇してしまう子や、猫パンチをしてしまう子がいます。また予想できない事故にも巻き込まれる可能性もあるので、キャンプ場では常にリードをさせるようにしてください。
テントの中に脱走できない環境が整えられているなら、テントの中だけリードを外して自由に遊ばせたりするのもひとつの方法です。リードに慣れていない時期は、猫ちゃんのストレスを考えて、ある程度外で遊ばせたらテントの中へ連れて行き、自由に過ごさせるようにするといいです。
リードは色々な種類がありますが、5mくらいの伸縮性リードがオススメです。これなら猫ちゃんを外で遊ばせるとき、ある程度は自由に動き回れます。
リードの取り扱いで気を付けること
筆者が実際に体験したことですが、リードをしっかり装着させたと思いきや、ふとした拍子にスルスルとリードから愛猫が脱走したことがあります。
そのときは周りに車や人がいなかったので大事には至りませんでしたが、もしこれがコンビニや駐車場など、多くの車が出入りしている場所だったら……と、ヒヤッとしたことがあります。
リードは愛猫が万が一暴れても、身体が抜けないようしっかり装着できるものを選んでください。
ポイント③:猫のエサとおやつは余分に持つ
あらかじめ1泊2日のキャンプと決めている場合でも、次の日の帰宅時間まではさすがに予想できませんよね。「いつもならエサの時間だけど、エサがない…」そういう状況にならないよう、エサ・おやつは余分に持っていきましょう。
キャットフードにはウェットフードとドライフードがありますが、アウトドアにはドライフードがおすすめです。猫がエサを器からこぼしてしまった時、ウェットフードだとテント内が汚れやすくなってしまうからです。
しかし、中にはウェットフードしか好まない猫もいると思います。この場合は器の下にペットシートなどを敷いて、汚れるのを防止しましょう。
エサをあげるときに気を付けること
キャットフードなどエサをあげているときに気を付けて欲しいことがあります。それは、他の動物に襲われる可能性が0ではないということ。
実際に愛猫に外でエサをあげていたとき、ふと気が付くと周りにカラスが集まってきていたことがあります。猫のエサを狙っているのか、猫を狙っているのかは分かりませんが……。
自然の中にあるキャンプ場には、野生の動物が現れることもあります。愛猫が襲われないように、エサをあげるときには、人の近くからは遠ざけないようにしましょう。
ポイント④:愛猫の生活リズムを考えてあげよう!
「猫って起きている時間ってあるの?」というくらい、飼っている猫ってよく寝ていませんか?
猫の睡眠時間は12~16時間と言われているのですが、実は浅い眠りと深い眠りを交互に行なっているんです。そのため、浅い眠りのときは少しの物音ですぐ起きますが、深い眠りのときは何をしても起きないことも多いです。
お家で過ごしているとき、愛猫が睡眠をとっている時間帯をよく把握しておきましょう。キャンプ場へ向かっている時間帯がいつも寝ている時間なら、車の中で寝かせたり、キャンプ中でもいつもなら寝ている時間帯には、テントに入れて休ませたりしてあげることが大切です。
キャンプへ連れて行くこと自体、愛猫の生活リズムを狂わす要因になるので、なるべく愛猫の体調を優先してあげましょう。そうすると猫ちゃんも嫌がらず、ルンルンご機嫌でついてきてくれるようになります。
ポイント⑤:キャンプ用猫トイレを用意すること
最後のポイントは、猫トイレを用意してあげることです。
ただし、愛猫が新しいトイレにきちんと用を足せない場合もあるので、お家で日ごろキャンプ用のトイレを使用して、そのトイレに慣れさせてあげるといいですよ。
筆者の愛猫は、猫砂やシステムトイレだけではなく、犬用のペットシートにきちんと用を足すことを覚えてくれました。ペットシートは猫砂のように毎回スコップでおしっこやうんちを取り出す必要がなく、用を足すごとに新しいペットシートに取り換えるだけなので、とてもラクチン。
キャンプで使う猫用のトイレは、システムトイレかペットシートがおすすめです。猫砂の細かい砂は、足の指の隙間に挟まった状態で出てきてしまうので、テントや車内が猫砂だらけになってしまいます…。筆者もこれで一度えらい目にあいました(笑)
ですので、愛猫と一緒にキャンプへいくときなど、アウトドアの際にはシステムトイレかペットシートを敷いたトイレがおすすめです。またシステムトイレでも、粒が大きくて形が粉々にならないものを選びましょう。
おわりに
愛猫と一緒にアウトドアへ出かけられるようになると、思い出もグンと増えます。ポイントは、猫ちゃんの体調をよくみて、なるべくストレスが溜まらないように配慮すること。ぜひ5つのポイントに気を付けて、猫ちゃんとのかけがえのない思い出が作ってくださいね。
自然をこよなく愛するアウトドアライター。テント泊が大好きで、テントを張れる場所であればどこでもテント泊します。わいわいキャンプも好きだけど、少人数のしっぽりキャンプも好き。培った経験をもとに、使っているギアや読者様のタメになる情報を発信していきます。