自然の中でキャンプをしていると、いろいろな生物と遭遇しますよね。カエルに出会ったことある人もいるんではないでしょうか?そのカエルの中でも比較的出現率が高いのが「アマガエル」。アマガエルの見た目は、綺麗なグリーン色をしていますが、可愛いからと言ってすぐに触ってはいけません。そこで、今回はアマガエルに遭遇した時に気を付けることについてご紹介します。
アマガエルについて
アマガエルは、北は北海道、南は九州まで生息地域となっており、体長は2.0㎝から4.5㎝くらいにまで成長します。鼻筋から目や、耳にかけて褐色の筋が通っているのが特徴です。カエルなので水の中で生息していると思われがちですが、アマガエルは樹上の暮らしに適応しており、水辺の植物などに生息しているんです。
身体の色は、綺麗なグリーン色をしていますが、保護色の一例として背中を黒いまだら模様にしてみたり、全体的に灰褐色にもなります。これは天気や湿度、温度様々な条件により変わりますよ。春から秋までは活発に活動し、寒い冬が来ると土の中で冬眠します。よくカエルは「ゲロッゲロッ」と鳴くイメージがありますが、アマガエルは「グワッグワッ」という表現の方が近いかもしれません。ちなみに、アマガエルの中でも鳴くのはオスのみになります。オスがメスに対して、自分の存在をアピールするときに、鳴きます。
アマガエルには毒がある!
あまり知られておりませんが、アマガエルには毒があります。アマガエルの皮膚は、粘膜に覆われていますが、この粘膜から毒を分泌しています。その理由として、細菌から体を守ることがあげられますよ。万が一、傷のある手で触ってしまい、傷に毒が付着したり、アマガエルを触った手で目を擦り、目の粘膜部分に毒が付着すると、痛みを伴い場合によっては失明する危険性もあります。そういうことが心配であれば、アマガエルを見つけても触らず鑑賞程度にしましょう。もし触った場合は、石鹸などで十分に手を綺麗にすることが必要です!
アマガエルが青い!
ごくまれに、身体が青いアマガエルが発見されます。黄色の色素が先天的にかけた場合にのみ、体が青くなるのだそうです。突然変異というものは、どんな生物にもみられることなので、アマガエルも例外ではありません。ちなみに、青いアマガエルは非常に珍しく、あまりお目にかかることができないのだそう。青いアマガエルを発見することができたら、ラッキーですよ!
おわりに
小さいカエルだけど、とても可愛らしいアマガエル。けれど、一歩間違うと失明してしまう危険性がありますので、触る際には十分気を付けてくださいね。小さなお子さんが触っていたら、必ず手を洗うようにしてください。
自然をこよなく愛するアウトドアライター。テント泊が大好きで、テントを張れる場所であればどこでもテント泊します。わいわいキャンプも好きだけど、少人数のしっぽりキャンプも好き。培った経験をもとに、使っているギアや読者様のタメになる情報を発信していきます。
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