キャンプの風景といえば、なにを思い浮かべますか。森のなかのテント、みんなで囲む焚き火。そんなランキングを作ったら、トップ10に入るであろうシチュエーションの1つは、「川辺のキャンプ」ではないでしょうか。
小川の流れる横に石を積み、焚き火をする。せせらぐ川の音と焚き火の燃える音が、普段の騒々しさから我々を解放してくれます。そんな川辺のキャンプの4つの魅力をご紹介します。
魅力その1 絵になる
絵になるキャンプのシチュエーションは数えきれないほどありますが、川辺キャンプの写真もそのなかの1つでしょう。特に意識しなくても、写真に川が入っているだけで夏キャンプ感が全面にあふれ出ますし、小川に焚き火もセットで写すと、さらにその魅力は増します。川に入って遊ぶスナップショットなんて、夏の思い出の1ページとしては最高ではないでしょうか。
動画撮影の場合も、背景に川のせせらぎが聞こえ、あとから動画を見たときに音からも思い出がよみがえりますね。
魅力その2 川に入ることができる
夏に川辺のキャンプに行くときは、必ずサンダルと多めのタオルを持参してください。そしてサンダルを履いたまま川に入りましょう。かんかん照りの太陽の下、足元は小川に入ってひんやり。真冬の温泉に匹敵する気持ちよさです。
魅力その3 一度はやってみたい、アレができる
川でビールや野菜を冷やす映像、見たことありませんか。あれが川辺のキャンプでは実現できます。
用意するのはビールとカゴ。カゴはいちおう見た目を考慮して、あまり和な感じでないものをおすすめします。百均などで手に入りますよ。
カゴにビールをいくつか入れ、川のなかへ。大きめの石があるところなどが、写真を撮影したときに見栄えが良くておすすめです。
ただ、実は見た目ほどビールは冷えません。ですが、「小川で冷やしたビールを飲むという、普段はできない貴重な行為をする贅沢さ」を楽しむ気持ちでやってみましょう。結果よりプロセスが大事です。
魅力その4 河原の焚き火を楽しむ
可能であれば、石を積んで焚き火をしてみましょう。地面へのダメージを避けるため、バーベキュー用の火床に敷くアルミシートを活用してくださいね。LOGOS(ロゴス)のBBQお掃除楽ちんシート(極厚)などおすすめです。
手順としては以下の通りです。
・まず、周辺の石を集めます。小さいものから大きなものまで幅広く集めてください。
・集めたら、大きい石を使って円形に並べますが、川方向の部分だけ空けておいてください。川からの空気が入るようにすることで、火が燃えやすくなるためです。
・次に、中くらいの石、小さな石で大きな石の間を埋めます。
・焚き火の上に網を敷いてバーベキューをするつもりであれば、一番上に重ねた小石を調整することで平らにできます。
あとはアルミシートを敷き、木を燃やすだけです。ダッチオーブンを仕掛けても絵になりますね。自然との一体感を楽しみましょう。
次のキャンプはどこに行こうか、と迷ったら、候補のなかに川辺のキャンプもぜひお入れください。
星空とカメラが好きな、元、天文台職員。ワイルドキャンプに憧れているのに、つい温泉付きキャンプ場を選んでしまう今日このごろ。鹿児島県を中心にキャンプをしていますが、まだまだ行ったことのない、行ってみたいキャンプ場がたくさんあります。少しずつ写真に収めながら、ぼちぼちと楽しもうと思います。