夜が冷え込むようになってきて、もうキャンプは春までお預けだな・・・という方、ホットカーペットを持って秋冬キャンプへ行きませんか?キャンプにホットカーペットなんて!というご意見もあるかもしれませんが、風邪をひいてしまったり「寒いからキャンプ嫌い!」となるより、暖かく楽しく過ごせるように使ってみるのもよいのではないでしょうか?特に小さなお子さんがいるご家庭では重宝するはずです。キャンプでホットカーペットを使う場合の注意点についてご紹介します。
ホットカーペットがおすすめの理由
By: Tatsuo Yamashita
秋冬のキャンプで実感するのが地面からの寒さです。ホットカーペットは床からの冷気をシャットアウトし、テント内全体を暖かく感じさせてくれます。そのためたいていの場所では真冬用のシュラフを持っていかなくても一晩を過ごすことができます。また、テントの中でストーブなど燃焼系の暖房機器を使うと一酸化炭素中毒の危険性がありますが、ホットカーペットならそのリスクはありません。
ホットカーペットを敷いた上にローテーブルをおいて毛布やシュラフをかけると「即席ホカペこたつ」を作ることができます。冷えやすい足元を温めることができますよ。
電源サイトを予約しよう
ホットカーペットを使うには電気が必要です。電源設備のついたAC電源サイトのあるキャンプ場を探しましょう。最近は電源サイトのあるキャンプ場が多いので見つけるのは難しくありません。電源のないサイトよりも多少割高になることが多いです。
使う前に気をつけよう
ホットカーペットを使う場合には注意したほうがよいポイントがいくつかあります。
1.アンペア数の確認
事前に電源サイトのアンペア数を確認しておきましょう。多くの場合10アンペアから20アンペアの間のようです。ホットカーペットの消費電力は6アンペアから8アンペアなのでたいてい大丈夫ということになりますが、他の電気機器を一緒に使う場合はブレーカーが落ちることもあるので注意が必要です。
2.屋外用電源コードを使用する
サイトの電源からホットカーペットへつなぐコードは、雨などが降っても大丈夫なように屋外でも使用できるタイプにしましょう。
また電源からカーペットまでは距離がある場合がほとんどなので、長めのコードを用意しておくと安心です。10メートル前後あれば、まずどこのサイトでも大丈夫でしょう。
3.コードやジョイント部分の水濡れに注意
屋内用コードやコード同士の接合部分は水濡れしないように気をつけましょう。水に濡れるとショートして危険です。雨が降ることもあるので屋外で接合せず、テント内に引き込んでから接合します。S字フックなどで接合部を地面から上げておくのもひとつの方法ですがお子さんがいたずらしないように気をつけてください。
4.低温やけどに気をつけて
家で使っているときと同様、つけっぱなしで寝ることでの低温やけどには注意しましょう。特に赤ちゃんや小さなお子さんは皮膚も弱く大人よりも低温やけどの可能性が高まります。また、ホットカーペットとシュラフの間に挟まれることで体温が上がりすぎてしまうこともありますので充分気をつけてあげてください。
ホットカーペットのサイズ
ホットカーペットのサイズは、2畳用は寸法が175cm×175cmと正方形、3畳用になると195cm×235cmと長方形になります。通販では、2畳用で5,000円前後で買えるものが売れ筋です。ニトリでは5,990円(税込)で販売されています(2016年10月現在)。270cm四方のテントならどちらも敷くことができます。
敷く順番は?
ホットカーペットを使用する場合、どのような順番でマット類を敷くのか悩むことも多いようです。以下のような順番で敷いておくと、暖かくてデコボコも気にならず、ホットカーペットも傷みにくくなります。
(下から)
グランドシート
テント
インナーマット
銀マット
ホットカーペット
ホットカーペットカバー
ホットカーペットの下に銀マットを敷くのがポイントです。カーペットの上のカバーはシュラフがあれば不要という人もいますが、小さいお子さんがいる場合はシュラフからはみ出すことも多いので、ホットカーペットカバーをしておいたほうが安心です。
レンタルがあるキャンプ場も
電源サイトがあってファミリーが多いキャンプ場では、ホットカーペットをレンタルしているところも意外と多いです。だいたい1,000円前後で借りられます。暖かそうだけど荷物がかさばるから嫌だなという方は、レンタル品の中にホットカーペットがないか確認してみるとよいでしょう。その際は、屋外用電源コードやカーペットカバーなどの付属品も一緒に借りられるかどうか、必ず確認しておいてくださいね。
ホットカーペットがあれば、寒い夜のテントでも暖かくのんびり過ごすことができます。寒い中でも外でしっかり遊んで、夜は暖かいテントの中で寝る、そんなキャンプなら子ども達も大満足なのではないでしょうか。秋冬のキャンプを快適に過ごすひとつの手段として検討の価値ありですね!
2人の男子の母。キャンプでは調理担当です。設営と火起こしは主人の担当なのでよくわかりません(!)好物は焚き火とビールとお風呂。日帰り温泉が近いかどうかでキャンプ場を選ぶタイプです。神奈川・山梨によく出没します。今は子連れのどたばたキャンプですが、子どもが大きくなったら夫婦でおしゃキャンしたいので情報収集に努めています。