街から離れているバーベキューやキャンプをする場所の天気は、海や山が近いことが多いので、変わりやすいものです。天気予報を細かくチェックして対応するのもよいですが、せっかくなら身近にある自然現象から天気を事前に予想したり発見しながらアウトドアライフを楽しんでみませんか?
日本では、偏西風によって、おおむね上空の空気が西から東に流れているため、天気は西から東へ変化していきます。西の天気が崩れている場合は次第に東も崩れていくということですね!そのことを念頭におきながら空を観察してみます。
雲の目安
笠雲
高い山の山頂に傘のようにかかる雲を笠雲(かさぐも)といいますが、これが現れると気圧の谷が接近している目安になります。天気が変わる前兆で雨のきざしとします。
積乱雲
上空の雲が不安定な時に現れる入道雲(積乱雲)は、夕立ちで終わる場合もありますが、落雷や突風などをともない大雨の場合もありますので、近づいてくる前に帰り支度をはじめておきましょう。
雷は、積乱雲が成長していくときに雲の中で水蒸気が水の粒子になり、これが凍ることで雲の中で大小のつぶがこすれあい、静電気が発生し発電することが発生原因の一つとされています。
雷は、積乱雲が成長していくときに雲の中で水蒸気が水の粒子になり、これが凍ることで発電されることから起こります。雷は周囲に比べて高いものに落ちます。背の高い樹木は雷が落ちやすいため、近くにいると即撃雷を受けてしまう可能性があります。樹木から2メートルは離れるようにしましょう。
まだ雨も降っていないのに、雷だけ落ちる場合もあります。積乱雲が出たらすみやかに片付けていったほうが無難です。
飛行機雲
飛行機が通ったときにできる飛行機雲がしばらく残る場合は、湿った空気の低気圧が近づいていることになります。上空の大気が水分を多く含んでいる状態だと、飛行機雲が長く残りやすいからです。
高層雲(おぼろ雲)
灰色や薄い灰色の空になってきたら、低気圧が近づいている証拠です。雨の前触れです。
きれいな夕焼け
西に沈んでいく太陽の光がきれいに赤く見えていたら、低い位置になる太陽の光から大気を通って赤い光だけが届いていることになります。これは西の空に雲がなく空気が澄んでいるということですので、明日は晴れるだろうと予測できます。日本の天気は西側から伝わりますの逆に西が雨ならば、東も雨になっていくと予測できます。
西の空がいつもより赤くきれいな場合は、太陽が沈む地平線までの西の空に雲がない証拠です。明日は晴れるだろうと予測できます。
松ぼっくりの松かさ
湿気が多くなると、松ぼっくりの松かさは閉じる習性があります。乾燥すると松かさは開きますので晴れるだろうと予測できます。
ツバメが低く飛ぶと雨になる
ツバメのエサになる昆虫は、天気が悪くなると地上を低く飛ぶので、昆虫を狙うツバメも空中を低く飛びます。このためツバメが低く飛ぶと雨になるといいます。
以上、簡単にまとめてみました。
ぜひ周囲の見て天気を予想してみてください!
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