肌のバリア機能は大事!冬のアウトドアで『乾燥』に負けない肌作り

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冬のアウトドアでは、寒さだけではなく空気の乾燥による影響で、肌のカサカサ・・・ゴワゴワ・・・ピリピリ・・・が気になり、肌のかゆみや、ひび割れなど、肌のトラブルでお悩みの方が多い季節ですね。

寒さをしのぐための対策は万全でも、肌への対策はわりと後回しになりがちです。

肌は常に無防備です。そのままの状態で、カラカラに乾燥した室外へ飛び出すのはちょっと待って!!

乾燥が肌へ与えるダメージは、けっこう大きいのです。

肌へのダメージが蓄積すると、肌のバリア機能が低下してしまいます。

今回は、肌のバリア機能の大切な役割と、そのバリア機能の低下を防ぐための日々できるケアなどをご紹介いたします。

 

肌のバリア機能って?

肌を守ってくれる機能のこと。それは、冬の乾燥した季節になるとよくある、外部の刺激による肌のカサカサ、ゴワゴワ、ピリピリが起こらないよう、ガードしてくれる肌表面の角質層のことです。

その角質層は潤いを蓄える役割があり、乾燥から守ってくれているのです。

しかし、その角質層はわずか0.02mmという薄さ! そこに水分を蓄えていられるようにするには、角質層が元気な状態でなくてはいけません。

そして肌には約4〜6週間のサイクルで、ターンオーバーという新しい肌、角質層を作り出す機能が備わっています(体の部位によってサイクルは異なります)

ターンオーバーのサイクルが乱れると、角質層に隙間ができて外部からの刺激の影響を受けやすく、薄い角質層に蓄えている水分が蒸発しやすく、潤いも失われてしまいます。

もし、肌がカサカサ、ゴワゴワ、ピリピリ・・・などと感じたら肌のバリア機能が低下しているサインです。

 

バリア機能を低下させる原因は?

「乾燥した空気にさらす」

何も対策をしない無防備な状態の肌を、空気中の湿度が30%以下の乾燥した空気にさらすと、肌に蓄えられている水分が一気に蒸発し、バリア機能が低下します。

乾燥は、冬の外気だけではなく、エアコンやヒーターなどの暖房器具による空気の乾燥もありますので、室内だからと安心はできません。

「紫外線を浴びる」

冬は、夏ほどの紫外線量はありませんが、紫外線はたっぷりと降り注いでいます。

シミ・そばかすの原因となるUVBは、夏の約5分の1にまで減るのに対し、シワ・たるみの原因となるUVAは、夏の約2分の1くらいとなり、冬だからといって極端に減少するわけでもありません。

この紫外線を浴びることによって、肌の一番表面にある角質層はダイレクトにダメージを受ける為、肌のバリア機能の低下につながってしまいます。

「ビタミン不足」

ビタミン類は、肌へさまざまな良い働きをしてくれる大切な栄養素です。

ビタミンが不足すると、ターンオーバーが乱れやすくなってしまいます。

特にビタミンA、ビタミンB群、ビタミンEを摂取するよう心掛けてみて下さい。

~ ビタミンA ~

肌のターンオーバーを正常に保つ働きがあります。

●多く含まれる食材・・・ウナギ、アナゴ、鶏レバー、豚レバー、タマゴ、乳製品、ホウレンソウ、カボチャ、ニンジン、緑茶、ワカメ、のり等

~ ビタミンB群 ~

ビタミンB群の中でも「B1」「B2」「B6」は、肌のバリア機能を維持する効果の高いものと言われています。

肌のターンオーバーを活発にする働きがあるとともに、肌の乾燥による炎症をしずめてくれる作用もあるそうです。

●多く含まれる食材・・・「B1」⇒ 豚肉、牡蠣、うなぎ、大豆、たらこ等  「B2」⇒ レバー、キノコ類、乳製品、タマゴ、納豆等 「B6」⇒ マグロ、サンマ、レバー、ホウレンソウ、小松菜、ニンジン、ニラ等

~ ビタミンE ~

肌のバリア機能を高める働きがあります。それだけではなく、血行促進や老化を防ぐ抗酸化作用が高く、美肌効果にも期待が出来そうです。

●多く含まれる食材・・・アユ、ウナギ、アボカド、モロヘイヤ、アーモンドなどのナッツ類等

 

「間違ったスキンケア方法」

By: Pseph

毎日のスキンケアでもバリア機能を低下させてしまう恐れがあります。本来スキンケアは、お肌を守るために行うケアなのですが、ちょっと間違うだけでも逆に痛めてしまう事もあります。

例えば洗顔に関しては、汚れを落とそうと必要以上の強い力でゴシゴシと洗ってしまったり、強い洗浄力のクレンジング料や洗顔料を使用することで肌に刺激を与え、肌の表面を傷つけてしまい、結果バリア機能の低下につながってしまうことがよくあるそうです。

そして、洗顔後の化粧水や乳液などの量も関係してきます。化粧水が少なすぎると、肌へじゅうぶんな水分がいきわたりませんし、乳液などの保湿するためのものが多すぎると、油分過多でニキビなどの肌トラブルが起きてしまったりする可能性がありますので、自分の肌に合ったスキンケア商品と、量を使用する必要があります。

「間違った入浴方法」

上記の洗顔同様、必要以上の強い力でゴシゴシと洗うと肌へ負担をかけてしまいます。

さらに浴用タオル(ナイロンの身体を洗うタオル)の硬いものは、余計に肌への負担と刺激が強まりますので、肌のバリア機能が低下する恐れがあります。洗い方をソフトにしたり、洗浄力が弱めで潤い成分の入ったボディーソープを選ぶなど、気を付ける必要があります。

そして浴槽のお湯の温度にも注意してください。温度が42℃以上の高温のお湯は、肌に必要な脂質を落としてしまいバリア機能の低下につながります。

お風呂上がりにバスタオルで身体を拭く際も、ゴシゴシと拭いてしまうと摩擦で肌に負担がかかり、肌のバリア機能が低下してしまいがちなので、バスタオルを肌の上からトントンと叩くように拭くと、肌への負担も軽減できますよ!

「加齢」

加齢によるバリア機能の低下は、自然現象のため進行を抑えることはなかなか出来ません。

個人差はありますが、年齢と共に、肌に蓄えている水分量や、保湿を保つ天然保湿因子、細胞間脂質など減少していきます。それによってバリア機能が低下するため、若い時よりも念入りにそれらを補う必要があります。

 

肌のバリア機能を高め、乾燥に負けない肌作り

日々の生活で改善できることから始めてみましょう。改善することにより肌のバリア機能を高めることが可能です。

洗顔・・・肌への負担を軽くするよう、洗い過ぎ、洗い方に気を付けてみましょう。洗い過ぎや、ゴシゴシと力を入れた洗浄は、かえって肌の必要な潤いまで洗い流してしまうので気を付けましょう。

洗い方については、洗顔料をきめ細かいホイップ上になるまで泡立て、泡のクッションで顔全体を包み込むよう優しく洗います。それだけでじゅうぶんに肌の汚れは落ちます。きめ細かい泡を簡単につくるには、洗顔ネットを使うと便利ですよ!

もともと肌がデリケートでいつでも乾燥しがちの方は、低刺激の洗顔料を使ってみてください。

◎入浴・・・洗顔同様、洗いすぎと洗い方に気を付けてみましょう。よく泡立て、ゴシゴシと強くこすらずに洗うようにしてみて下さい。浴用タオルを、柔らかめで泡立ちが良いものにすると、肌への負担が軽減されます。さらに、潤いを補ってくれるような入浴剤をお風呂に入れてケアするのもGOODです。

保水、保湿ケア・・・洗顔後や入浴後には、水分が蒸発しやすい状態になっています。洗顔、入浴の後には欠かさず化粧水などで肌に水分の補給をしてください。少量ではあまり効果がないのでなるべく多めの水分を補いましょう。そして、その上から油分のある乳液やクリームなどで、肌の水分を逃がさないよう閉じ込めましょう。ワセリンを薄く塗布するのも効果的です。ただワセリンの場合は塗り過ぎるとベタつき感があるので、薄めに伸ばすようにしましょう。このケアをするうえでも、ゴシゴシと力を入れないよう、気を付けてくださいね。

◎紫外線対策・・・夏に使った残り物の日焼け止めでも構いません。外出前に、日焼け止めを塗って紫外線をブロックしましょう。日焼け止めも一度に多く塗り過ぎず、薄く延ばす程度で大丈夫です。ただ1度塗っても数時間で効果が薄れてきますので、アウトドア先での塗り直しも必要です。日焼け止めは、肌への負担となるため、就寝前に洗顔でキチンと落とすようにしましょう。

◎日常生活・・・普段の生活の中にも、肌のバリア機能の低下を招いてしまう原因が潜んでいます。栄養の偏った食事、ストレス、運動不足、睡眠不足、喫煙などがあげられます。肌の上からのスキンケアだけでは、バリア機能を高めることはなかなかできません。バランスの取れた食事に、適度な運動をして身体を動かすと共に、ストレス発散をしましょう。運動した日の夜は、身体が適度に疲れているため、グッスリと質の良い睡眠が取れるでしょう。

 

最後に

いかがでしたか?私たちの肌を、日々の乾燥から守ってくれているバリア機能は、強くたくましい存在でもあり、しかしデリケートなものでもあります。

常に外気にさらされる環境のアウトドアでは、普段の生活以上に、肌を健やかに保ち、バリア機能を高めておくよう心がけが必要ですね!

肌の乾燥によるカサカサ、ゴワゴワ、ピリピリを気にすることなく、冬のアウトドアを楽しみましょう!

 

参考
肌が生まれ変わる6週間|ハイチオール【エスエス製薬】
肌あれの症状・原因|くすりと健康の情報局
紫外線の基礎知識|KOSEの紫外線(UV)ケア|株式会社コーセー

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