いよいよ夏本番!アウトドアが盛んになる季節到来です。キャンプ、釣り、海水浴、登山・・・などなど楽しい事が目白押し!
しかしUV(紫外線)が最も強くなるのも6月から8月。それと共に必要なのがUV対策です。年々気温が上昇してきており、それに伴いUV量も増えているという現状で、今では昔と違い、老若男女問わずUV対策が必須!と言われています。だからといって、ずっと日陰に引きこもっていたのでは、せっかくのアウトドア先でも楽しさ半減ですよね。
そこでUVによる体へのダメージを最小限におさえる、さまざまな方法をご紹介いたします。
そもそも「UV」とは?
UVとは紫外線の事をさし、英語でいう「UltraViolet 」の略です。
目には見えませんが、太陽の光の一種で、大きくはUV-A、UV-B、UV-Cの3種類に分かれます。
そのうちUV-AとUV-Bは、サンサンと地上に降り注いでいるのです。(ちなみにUV-Cは成層圏(オゾン層)を抜ける前に大気に吸収されるため、地表にまでは到達しません。)
このUV-AとUV-Bが体への悪影響をもたらします。
皮膚への影響としてよく知られているのが
・日焼け
・シミ
・シワ
・そばかす
・皮膚がん
などです。
そして目に対する影響としては
・白内障
・紫外線角膜炎
・翼状片(黒目の部分に、白目の表面を覆っている結膜という組織が、目頭の方から黒目に入り込んでくる病気)
などがあります。
少しずつ蓄積され発症するものがほとんどなので、あとで後悔しないようこまめなUV対策は必要ですね。
そしてこのUVは、夏場だけにとどまらず1年中降り注いでいるため、冬場でも油断せずにUV対策を心掛けましょう。
誰でも出来る!簡単!!5つのUV対策
それでは、具体的にどのような対策をすれば良いのでしょうか?
ここではだれでもできる簡単な5つの方法をご紹介します。
・日焼け止め
・衣類
・サングラス
・場所
・アフターケア
日焼け止め
一番ポピュラーなUV対策が日焼け止めですね。ドラッグストアや、ホームセンターでも手軽に購入できますが、種類が多くて選ぶのに悩むことはありませんか?
選ぶポイントとしては、日焼け止めのパッケージに記されている「SPF」の数値が高いことと、「PA」の「+」マークが多いほど紫外線防止効果が高いほど紫外線防止効果が高いことです。この2点をよく確認しましょう。
「SPF」・・・UV-Bに対する防御力を意味します。急性的な日焼けなど、短時間で肌に炎症や赤みをもたらす症状を防ぐ効果で「1~50+」までの数値で表しています。(50+が最も効果があります。)
「PA」・・・UV-Aの防御力を意味します。長時間かけ体に蓄積されシワやシミなどの原因を防御する効果を、「+」マークの個数によって4段階で表しています。(+は最大4個)
ただ、「塗れば安心!」というわけではなく、汗や摩擦などで、せっかく塗った日焼け止めが落ちてきますので、こまめな塗り直しましょう。そして日焼け止めは、メイク同様に肌への負担もありますので、その日のうちに洗顔料などで綺麗に洗い落としましょう。
肌のデリケートな小さなお子様には、「お子様専用」の日焼け止めを選んであげましょう。
衣類
長袖、長ズボンを着用していれば安心なのですが、より効果を上げるためには、一般的には黒などの暗い色を選ぶのが良いといわれています。
ただ、全身黒ずくめだと見た目で暑さが増しますよね・・・でも現在は、UV加工を施してある衣類が数多く販売されていますので、白っぽい色でもじゅうぶんUV防止効果があります。選ぶ色の幅が広がれば、UV対策も楽しくなりますね。
サングラス
冒頭でもお伝えしましたが、目からもUVは吸収されます。急性的な症状として目が乾いたり、充血したりしますが、目薬などで一時的にはよくなります。しかしその繰り返しで蓄積されていったダメージは目の病気を引き起こしたりしますので、注意が必要です。
サングラスも衣類と同様に、UV加工が施されているものが多いので「UVカット率」の高いものを選び、目を保護しましょう。
そしてサングラスの隙間からもUVは入り込んできますので、なるべくふちが大きめの物を選びましょう。
場所
UVの影響は上から!と思っていませんか?実は空から降り注いだUVは、地面に反射して下からも襲ってきます。場所によって反射するUV量も変わります。
UVの反射率が最も高いのは雪上で、そのあとに砂浜、水面、アスファルトなどが続きます。具体的な反射率は、気象庁によれば次の通りです。
・雪上・・・80%
・砂浜・・・10~25%
・水面・・・10~20%
・アスファルト・・・10%
・草地、土・・・10%以下
よくスキーやスノボーへ行くと、たった数時間で顔など肌の露出した部分が黒く日に焼けていることがありますよね。それは上からの紫外線と、下からの雪に反射した紫外線を浴びるからです。しかも標高が高ければ高いほど、UVは強くなりますので、標高の高い場所でのアウトドアは、より念入りな対策が必要です。
キャンプや休憩で、とどまる場所を選ぶ際は、比較的反射率が低いとされている芝生などの草の生えた場所を選ぶと良いでしょう。
アフターケア
どんなにキッチリ対策をしたつもりでも、完ぺきというわけにはいきません。UVで、多少でもダメージを負った体のケアも忘れずにしましょう。
ヒリヒリするほど焼けてしまった場合は、火傷と同じで、日焼け箇所に保冷材や濡らしたタオルなどをあて、ほてりと痛みを鎮めましょう。その後は、体の外側からと内側から、失った水分とビタミンCを、化粧水やビタミン剤などで補給してあげるといいですね。特にビタミンCは、シミのもとになるメラニンの生成を抑えてくれる効果が高いみたいですね。
そしてUVを浴びると体の疲労度も増します。その日はたっぷり睡眠をとって、疲れを癒してくださいね。
終わりに
UV対策についてご理解いただけましたか?
正しい知識と対策さえ知っていれば、これからのアウトドアシーズンを、家から出るのをためらっていたり、外出しても日陰だけを探して疲れてしまうなんて事は少なくなりますよ。
面倒なUV対策も、ちょっとオシャレを意識すると楽しくなるかもしれませんね。
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【趣味】・登山 ・旅 ・日本酒 ・夫婦で晩酌 ・愛犬「山葵」と戯れる ・自然に触れる
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