寒くなる季節にキャンプをするときなど、アウターが必要になってきますよね。そこで今回は、キャンプから登山まで使える機能性抜群のアウターをご紹介していきたいと思います。アウター選びに悩んでいる人は、ぜひご参考にしてくださいね。
重要なのは「防水性・防風性・透湿性」に優れているアウター
アウター選びに重要なのは、「防水性・防風性・透湿性」です。どんな場面に、この機能が発揮されるのかお伝えします。
防水性がとても重要!
雨が降ってきたとき、防水性のあるアウターであれば水を中に通すことがありませんので、心配はありません。ですが、水を通してしまう素材であればどんどん内側に染み込み、身体にまで到達してしまいます。水は空気の約25倍もの熱伝導率をもっておりますので、外気温が低いときに身体が濡れた状態になると、外気温がダイレクトに身体に伝わり、身体はどんどん寒くなってしまいます。ひどい場合であれば低体温症を引き起こしてしまう可能性が考えられます。
また、キャンプでテントやタープを立てているときに、突然雨が降ってきてしまっても、防水性のあるアウターであれば登山や作業を続けることができますが、防水性の無いアウターは、そうはいかなくなります。特に山の天候はとても変わりやすいので、登山をしている時に、雨が降ってきても防水性のあるアウターであれば、そのまま登山を続けることができますが、防水性の無いアウターだと、登山を中断しなければいけなくなります。
防風性は大事!風を甘く見てはいけない
強い風がふいているとき、防風性のアウターであれば、風を通すことがないので、身体が冷える心配がありません。逆に風を通してしまう素材であれば、体感温度がグッと下がってしまいます。
なぜ風がふくことで、体感温度が下がるのかというと、人間の身体の表面には、暖かい空気の層があります。風がふいていなければ、この空気の層はそのままで暖かさを保つことができます。ですが、風がふいてしまうと、空気の層が風によって飛ばされてしまうので、体温を保つことができず、どんどん下がってしまいます。
キャンプをしているときに、風が出てきてしまうことは、よくありますよね。夏などの気温が高い季節だと、心地良い風になるのですが、寒い季節にキャンプをしている時は、風が出てきただけで、凍えるくらい寒くなってしまいます。
汗を外に逃がす透湿性が大事!
透湿性というのはどういう機能かと言いますと、アウター内でかいた汗などをしっかりと外に逃がしてくれる機能です。あまりこの機能はいらないんじゃないかと思う人も多いですが、とても大事な役割をしてくれます。
キャンプで作業をしているときや登山をしているとき、汗をかきますよね。そんなときこの透湿性がないと、汗冷えの原因になります。身体の肌表面に、汗がついてしまうと、作業が終わった後や、登山休憩のときなど、身体を動かすことをしなくなったときに汗冷えが引き起こります。先ほどお伝えした防水性と、同じことが言えますが、肌表面に水や汗がついている状態は、ダイレクトに外気温を体に伝えてしまいます。
透湿性の良いアウターであれば、汗をかいてもしっかりと外に逃がしてくれるので、汗冷えを引き起こしてしまうこともなくなります。
防水性・防風性・透湿性が優れているアウターは?
では実際にどんなアウターが良いのか、分からない人も多いと思います。今回は、おすすめの3着ご紹介していきます。
THE NORTH FACE:マウンテンジャケット
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THE NORTH FACEの定番とも言える、マウンテンジャケットです。このアウターは、中間着をしっかり着込んでも、ごわつかなく動きやすいのが特徴です。キャンプでも登山でも活用することができるアウターと言えます。ベンチレーション機能もついておりますので、暑くなってきたら、チャックを空けて風通しを良くしたりすることもできるんですよ。長年使い続けても飽きることのない、シンプルなデザインが人気となっております。
patagonia:トリオレット・ジャケット
3層構造のポリエステル製ゴアテックス ファブリクスを採用しております。ヘルメット着用して、登山ができるデザインになっております。胸元にあるポケットは、水の侵入を防ぐコーティング加工が施されているのがポイントです。全天候型なので、いかなる天候でも使うことができる、機能性に優れたアウターです。シンプルなデザインだけど、機能性が優れており人気の高いアウターの一つです。
MOUNTAIN HARD WEAR:ウインターコヒージョンジャケットV.2
このアウターは、秋から冬の登山やウィンタースポーツにも活用することができる汎用性の高いアウターです。取り外しができるパウダーガードがついておりますので、必要なければ取り外すことができます。防水透湿テクノロジーとして、ドライQコアを採用しております。これは、マウンテンハードウエアブランド独自の防水透湿テクノロジーです。キャンプから冬山まで使えるのが嬉しいですね。
アウターの洗濯も必要!
素材自体の機能性は、すぐには劣化しません。ですが使い続けていくうちに、アウターの表面に汚れが付着していきます。この汚れを取り除かないと、防水性・防風性・透湿性のパフォーマンスを低下させてしまいますよ。汚れがついてしまうと、中の水蒸気などを発散することができなくなり、結果汗冷えを引き起こしてしまうことも、考えられます。そのため、できればアウターを使ったらその都度、洗濯をしてあげることが望ましいです。
こういった機能性の高いアウターの洗濯は・・・。と躊躇してしまう人も多いですが、実はとても簡単に行うことができます。一般家庭で使っている洗濯洗剤は、生地にダメージを与えてしまうことが考えられますので、専用の洗剤で、洗濯をしていきましょう。このときに注意することが、絶対に脱水をしないことです。初心者にありがちなミスなので気をつけましょう。洗濯機にかけてもいいのか、手洗いなのか洗濯表示を確認しましょう。
おすすめは「GRANGER'S」の洗剤です。これを使えば問題なし!と言われているくらい有名な洗剤で、patagonia社なども推奨しており、GORE-TEX社も公認しているのです。
おわりに
今回はアウターについての機能性や、キャンプや登山でも使えるアウターをご紹介しました。さまざまなブランドからアウターが発売されておりますので、ご参考にしてご自身にピッタリなアウターを選んでくださいね。
自然をこよなく愛するアウトドアライター。テント泊が大好きで、テントを張れる場所であればどこでもテント泊します。わいわいキャンプも好きだけど、少人数のしっぽりキャンプも好き。培った経験をもとに、使っているギアや読者様のタメになる情報を発信していきます。
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