焼岳(2455m)は北アルプスで唯一の活火山です。現在も噴煙を上げ、噴火警戒レベル1(活火山であることに留意する)ですが平静が保たれています。
焼岳は北峰と南峰の2つのピークがあります。北峰はほとんどの山岳ガイドや山岳地図では標高2393mと表記されていますが実際の標高は2444.3m(国土地理院火山基本図)です。
南峰は標高2455.4mで北峰とほとんど差がありません。
しかし南峰は崩落など危険なため立ち入り禁止で入山できません。
登山ルートは5本あり、いずれも初級から上級者まで楽しめるルートです。
*新中の湯ルート 最も人気の高い初級者コースです。国道158号線の中の湯温泉が登山口です。
*上高地ルート 上高地田代橋付近の登山口から新中尾峠を経て北峰に向かう。
*中尾温泉ルート 岐阜県側の中尾温泉から新中尾峠を経て北峰に向かう。
*北アルプス縦走路 西穂高岳から西穂山荘、新中尾峠を縦走して北峰に向かう。
*中の湯ルート 釜トンネル入り口中の湯バス停付近が登山口、現在使用されていない。
今回紹介するルートは登りを新中の湯ルートで、下りは上高地ルートで下り、上高地バスターミナルに至るルートです。
このルートも人気が高く、シーズンにはかなり混雑します。
ルート
登り:3時間15分
釜トンネル入り口中の湯バス停~(30分)~中の湯温泉旅館~(12分)~新中の湯登山口
(1655m)~(1時間20分)~中の湯新道分岐~(1時間10分)~焼岳北峰
下り:2時間30分
焼岳北峰~(30分)~中尾峠・展望台~(10分)~焼岳小屋(2090m)~(1時間)~峠沢~(15分)~上高地焼岳登山口~(6分)~田代橋~(20分)~上高地バスターミナル
アクセス
行き:
電車の場合 JR松本駅から松本電鉄上高地線新島々駅下車、上高地行き路線バスにて中の湯バス停下車
車の場合 長野県側沢渡駐車場(2000台有料)、岐阜県側平湯駐車場(850台有料)でシャトルバスに乗り換え、それぞれ中の湯バス停下車
又は新中の湯登山口駐車場(20台)に駐車
帰り:
上高地バスターミナルより、新島々駅方面、沢渡行き、平湯行きシャトルバスを使用する(中の湯バス停下車可能)
山小屋情報
焼岳小屋:
25名(最大40名) 営業期間6月下旬~10月末日
オススメの季節とその情報
北アルプスではどこも7月中旬から9月上旬までが夏山のベストシーズンですが焼岳は北アルプスで1.2位を争う紅葉の名所でもあります。
真っ赤なナナカマドや黄色のダケカンバなど感動的な眺望が楽しめます。時期としては9月下旬から10月中旬ごろです。
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1 件の口コミ
ajさん [
]焼岳に登ったことがありますが、岩ばかりのゴツゴツした山でした。