大雪山とは、単独の峰の名前ではなく、標高1000mの高台にある火山群の総称です。北海道最高峰の旭岳(2291m)、北鎮岳(2230m)、緑岳(2019m)、黒岳(1984m)など複数の峰が、過去の大噴火後にできたカルデラのお鉢平周囲に存在しています。
登山ルートは旭岳、黒岳、緑岳などにありますが、黒岳からお鉢平を巡って旭岳、あるいはその逆のルートが人気です。これら登山ルートで1000m台地に上がると、さほど起伏のない高台の登山道が続き、周囲にはお花畑が雄大に展開します。
ハイキング気分で、チングルマ、エゾコザクラ、コマクサなどの大パノラマを楽しめるでしょう。
しかし北海道の山は本州に比べ、標高はプラス1000m(標高2000mであれば3000m)の環境と思わなければなりません。天候の急変、気温の変化に対応できる装備が必要です。
大雪山は中心部から、二ペソツ山(2013m)、白雲岳(1187m)、石狩岳(1967m)などの東大雪。さらには「大雪の奥座敷」と言われるトムラウシ山(2141m)などへ、峰続きで縦走することもでき、多くの山へ足を伸ばすことが可能です。
コースタイム
黒岳からお鉢平を巡って、北海道最高峰の旭岳を経て姿見ロープウェイを目指す縦走ルートが一般的です。大雪山が広大な高台であることを実感し、その中にあるいくつかの峰を通ります。
行動時間:6時間10分
黒岳ロープウェイ終着点 ~(60分)~ 黒岳 ~(30分)~ 黒岳石室 ~(60分)~ 御鉢平展望台 ~(80分)~ 間宮岳 ~(50分)~ 旭岳 ~(90分)~ 姿見ロープウェイ
アクセス
行き:
旭川駅から、バスで層雲峡温泉下車。
帰り:
勇駒別温泉から旭川までバス。
山小屋情報
黒岳山頂からすぐに石室があります。夏場のみ管理人が常駐し、シュラフ、食料品の販売をしています。
有料で宿泊可能。旭岳もロープウェイ終点からすぐに石室がありますが、こちらは常に無人です。
オススメの季節とその理由
6,7月が最もおすすめです。縦走ルートのところどころにチングルマ、コマクサなど高山植物が咲き乱れます。
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1 件の口コミ
匿名さん [
]遭難事件がちょくちょく起こる。登山計画はちゃんと立てましょう