言うまでもありませんが、家で寝るのとキャンプで寝るのとでは、環境が全く違います。普段からなかなか寝つけない方などは環境が少し変わっただけで寝れなくなることもあるでしょう。特にキャンプでは外界との遮断レベルが低く、また季節ごとの温度の影響も受けやすいです。
とはいえ、やっぱりキャンプでも安眠したいと思うは当然のことです。安眠のためのポイントをいくつかご紹介します。
寒さの防ぎ方
眠れない理由が温度であることは多く、大半は「寒さ」が原因です。冬はもちろん、春・秋も夜間は気温の低下が著しく、経験上、夏であっても明け方の冷え込みは想像を超えることが多いと感じます。
By: ume-y
まずは寝袋を見直す、という手があります。寝袋には設定温度があり、より寒さに対応したもののほうが当然温かいです。ですがこれですと、夏場は暑くて逆に眠りづらくなります。
そこで、寒さ対策として、私は寝袋の中にタオルケットや毛布を1枚入れるようにしています。これだけで温かさが全く違いますし、寒くなければ取り除けばよいだけです。特に首元までタオルケットで巻いておけば、外気が寝袋の中に侵入せず、寝袋の中はぽかぽかです。
また、寒さは足元からやってきます。厚手の靴下を着用するのも手です。ただし、緩めのものでないと、足が長時間締めつけられていては大変寝づらく、安眠を妨害します。靴下ではなく、バスタオルなどを足元に巻いて寝ても、足元の冷えを防いでくれます。
枕の選び方
枕が変わると眠れない、という話はよく聞きます。寝袋で寝る場合、枕を使用しないことも多いはずですが、あえて枕を持ち込んでみるのもかなり有効です。寝やすさがまるで違います。
いつも使用している枕がベストなのかもしれませんが、別の枕でも、断然寝やすくなります。
また、わざわざ枕を用意しなくても、寝袋を入れてる袋に使用済みの衣服などを入れて高さを調節し、簡易枕にすることもできます。荷物も増えなくてよいのでおすすめです。
地面は平らになっているか
テントを立てるときにより平らな地面を選ぶことは大変重要です。いざ寝るときになって、背中にゴツゴツとした違和感があっては安眠どころではありません。
By: MIKI Yoshihito
テントを立てるときに、「このくらいのデコボコは、まあいいか」などと妥協して設置してしまうと、寝るときになって後悔することになります。そのときになってテントを移動する、ということはほぼ不可能です。
また、地面が少し傾いている場合もあります。テントを立てるときは気づきにくいですが、寝てみると違和感を感じることがあります。
テントを立てるときは妥協せず、デコボコがない、平らで寝やすそうな場所を見つけましょう。
心地よい睡眠を確保するためのグッズ
安眠を手助けしてくれるグッズも数多く存在します。
たとえば下に敷くマット。空気を入れるタイプなどはキャンプとは思えない寝心地です。準備に多少時間や手間がかかることがありますが、その価値は十分にあります。
また、ウレタンマットなどでも地面からの冷気を防ぐことが可能です。お値段もリーズナブルですし、軽くて荷物になりません。
さらに、簡易ベッドなどがあれば地面との接地そのものがなくなります。夏は涼しく冬は温か。多少荷物は増えてしまいますが、とても快適です。
キャンプでぐっすり寝ることが出来ると、2日目も元気に楽しむことができます。逆に睡眠が足りなくなると、不快な気持ちになってしまいがちで、2日目を楽しめなくなります。キャンプの後味も悪くなりますね。
せっかくのキャンプを楽しい思い出にするためにも、快適な睡眠をとれるよう工夫してみましょう。
星空とカメラが好きな、元、天文台職員。ワイルドキャンプに憧れているのに、つい温泉付きキャンプ場を選んでしまう今日このごろ。鹿児島県を中心にキャンプをしていますが、まだまだ行ったことのない、行ってみたいキャンプ場がたくさんあります。少しずつ写真に収めながら、ぼちぼちと楽しもうと思います。
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