お肉ばかりのバーベキューからステップアップ!秋だからこそ食べたい旬の味覚さんまを焼いてみませんか?炭火で焼き上げたさんまは格別で、お肉はちょっと苦手・・という女性にもうけること間違いなし!さんまの選び方から下ごしらえ、上手に焼くポイントなどをご紹介します。
新鮮なさんまの選び方
By: Hajime NAKANO
さんまを買う際には、少しでも新鮮なものを選びたいですよね。新鮮なさんまを選ぶポイントは以下の通りです。
・背中の青、お腹の白が鮮やか
・黒目の周りが濁っていない、済んでいる
・口先が黄色い
・お腹が固い
ちょっと難しいな、という場合は、並んでいる中からとにかくキレイで輝いている1匹を選びましょう。そして、さんまといえば脂がのっているほうが美味しいとされています。脂がのっているさんまは、大型でふっくらとしているのが特徴です。
さんまの下ごしらえのポイント
次に下ごしらえです。下ごしらえはおうちで済ませてから保冷していくと段取りよく焼き始めることができます。
塩焼きの下ごしらえ
1.水洗いして、キッチンペーパーで水気をふき取ります
2.表と裏の両方に塩をふります
3.10分程度置いたあと、キッチンペーパーで水気をふき取ります
塩をふって置いておくとさんまから水気がでます。この水には臭みがありますので必ずキッチンペーパーで拭いて臭みをとっておきましょう。はらわたはとらず、切り込みも入れないで焼きます。切り込みを入れると、そこからどんどん脂が落ちてしまいます。
さんまを上手に焼くには
バーベキューでさんまを焼いてみたけど、「焦げてしまった」「皮が網にくっついてボロボロ」「上手くひっくり返せない」といったトラブルも多いようです。
脂がのっているほうがさんまは美味しいのですが、実はバーベキューで焼く場合、その脂が炭に落ちて燃え上がり、黒焦げになる原因になります。また魚の皮は網にくっつきやすく、その点も工夫が必要です。どうすればバーベキューで上手に焼けるのでしょうか?
基本は遠火の強火
魚を焼くときは遠火の強火がよいといわれます。「遠火の強火」は、魚と炎の距離を離しておくということ。網をなるべく高い位置に置いて、脂が落ちて燃え上がった炎がさんまにあたらないようにします。
炎があがってしまった場合は、うちわであおいで消しましょう。水鉄砲で消すという人もいるようです。バーベキューコンロなどで、網の高さに限界があるという場合は、さんまの真下には炭を置かずに周りに配置して焼く方法もあります。
片側がしっかり焼けるまで触らない
網はしっかり熱して、油を塗ってから、さんまを乗せます。
さんまがまだ生焼けのときにひっくり返そうとして触ると、皮が網にくっついて破れてしまいます。しっかり焼けるまで触るのは我慢しましょう。焼けたかどうかわからないときは、網を少し持ち上げて裏から確認してみてください。
網を2枚用意してはさむ
どうしても上手くひっくり返せない!という場合は、網を2枚用意してさんまをはさみ、ひっくり返すという裏技はどうでしょう?
裏返すのは1回だけです。何度もひっくり返すのは避けましょう。
ちょっと変わったさんまレシピ
塩焼き以外にバーベキューやアウトドアでできるアレンジレシピをご紹介します。
<串焼き>
鮎の塩焼きのように串を打って焼くことで、皮が網にくっつくことがなく美味しく焼けます。
<さんまのパエリア>
アウトドア料理として人気のパエリアに、さんまを丸ごと投入しちゃいましょう!初心者の方は、スーパーで売っている「パエリアの素」を使うと味付けは失敗しません。内臓を取って、ハーブソルトで味付けしてから入れると美味しくできあがります。
さんまの旬は9月から10月。意外と短いですが、暑さも和らいでアウトドアにはうってつけの季節です。ぜひ試してみてくださいね!
2人の男子の母。キャンプでは調理担当です。設営と火起こしは主人の担当なのでよくわかりません(!)好物は焚き火とビールとお風呂。日帰り温泉が近いかどうかでキャンプ場を選ぶタイプです。神奈川・山梨によく出没します。今は子連れのどたばたキャンプですが、子どもが大きくなったら夫婦でおしゃキャンしたいので情報収集に努めています。