酒は飲んでも飲まれるな、とはよく言ったもので。人間、楽しいイベントでは、つい飲みすぎてしまうものです。披露宴、誕生日、忘年会・・・そしてキャンプやバーベキュー。せっかくの楽しいキャンプがお酒で台無し、なんてことになりたくありませんね。次も行きたいと思えるキャンプにするため、楽しくお酒をたしなみ、悪酔いを防ぐ方法をご紹介します。
悪酔い危険指数に注意
最も酔ってしまう飲み方はどんな飲み方でしょう。それは「短期間で多量のアルコールを摂取し、しかもそれを長間続ける」ことではないでしょうか。
By: Tatsuo Yamashita
早速ですが、これを悪酔い危険指数と定義することにします。
式にしてみましょう。
「悪酔い危険指数=アルコール濃度(%)×お酒の総量(ml)÷飲酒時間(h)」
濃度の高いお酒を大量に、短時間に飲めば悪酔いしてしまう。という意味です(そりゃそうですよね)。悪酔い危険指数は数値が大きいほど悪酔いしてしまうことになります。
この式をもとに、悪酔いせずにキャンプを楽しむ方法を考えてみましょう。
方法1 飲酒時間(h)を長くする
この式によれば、飲酒時間は長いほうが悪酔い危険指数は下がります。ですが、たくさん飲め、という意味ではありません。アルコール濃度(%)×お酒の総量(ml)が一定であれば、長時間かけて飲みましょう、という意味です。極端な例ですが、同じ量のお酒を、30分で飲み干す場合と、3時間かけて飲む場合では明らかに酔い方が違います。
1時間あたりのアルコール量を減らすには、以下のような方法が考えられます
・アルコールとノンアルコール(水分)を交互に飲む
・500mlのビールは1時間かけて飲む等、ローペースを心がける
アルコールの分解には水分が必要です。飲酒の合間に水分を摂取すれば、1時間あたりのアルコール量も減らせますので効果的ですね。
方法2 アルコール濃度(%)を下げる
たとえば、発泡酒と生ビールとではアルコール濃度が違います。発泡酒のほうがやや低めです。発泡酒のつもりで生ビールを同じペースで飲み続けると、強く酔ってしまう可能性がありますのでご注意を。
方法3 お酒の総量(ml)を減らす
キャンプ場へ持ち込むアルコールの本数自体を減らすのが効果的です。最近はノンアルコールビールもおいしくなっています。また、冬場であれば甘酒などの温かいノンアルコールな飲み物も、キャンプを盛り上げてくれますよ。
方法4 薬の力も借りてみる
飲んでいる最中も注意が必要ですが、翌日の二日酔いも防ぎたいですよね。私は、飲酒時にハイチオールCを飲んで二日酔いを防いでいます。ハイチオールCは、この手のビタミン剤のなかで、私の知る限り、唯一、効用に「二日酔い」と記載されている薬です。そして実際、とても効きます。
1日6錠までが服用の上限ですので、飲酒前に2~3錠、飲酒中に2~3錠飲むようにしています。効果のある方、ない方がいらっしゃるかとは思いますので、自己責任にてお試しください。私は最初試したとき、劇的な効果にびっくりしました。
酒は飲んでも飲まれるな。楽しいお酒で楽しいキャンプを。
星空とカメラが好きな、元、天文台職員。ワイルドキャンプに憧れているのに、つい温泉付きキャンプ場を選んでしまう今日このごろ。鹿児島県を中心にキャンプをしていますが、まだまだ行ったことのない、行ってみたいキャンプ場がたくさんあります。少しずつ写真に収めながら、ぼちぼちと楽しもうと思います。