バーベキューにおすすめの牛肉の部位は？ハラミ・カルビ・ロースの違い

バーベキューで押さえておきたい食材といえば、なんといっても牛肉！

大きな体から取る牛のお肉は、部位によって味わいや適した調理法もさまざま。今回は代表的な肉の種類と、その特徴やバーベキューでの適性をご紹介します！

バーベキューに適した牛肉を選ぶ2つのポイント

はじめに、バーベキューに適した牛肉の選び方を把握しておきましょう。ポイントはたった2つです！

1. 厚さ

スーパーでよく見かける牛肉は、薄くカットされた焼肉用のものが多いですが、炭火で焼くバーベキューは火加減が難しく、薄切りの牛肉はすぐ焦げてしまうケースが多いです。

ある程度の厚さがある牛肉のほうが、のんびり焼きながら食べられるのでオススメです。

2. 脂の少なさ

バーベキューでは、脂の少ない外国産の牛肉がおすすめです。全体的に脂の多い国産牛肉は、焼くとたくさんの脂が炭に落ちて大炎上、網に乗っていた食材がみんな丸こげ……なんてことも。外国産なら、その心配もありません。また網や鉄板が汚れすぎるのも防げます。

牛肉の部位別バーベキュー適性とオススメ調理法！

ここからは部位ごとにバーベキューに向いているのかどうか、またオススメの切り方・焼き方についてお伝えします！

肩ロース

脂（霜降り）が適度に入っていて、旨みが濃い部位。薄切りにして焼肉やすき焼きに使うことが多いです。焼肉風にさっと焼けば、バーベキューでも使えます！

リブロース

脂が多く、柔らかい部位。ステーキやすき焼き、しゃぶしゃぶなど幅広く使われます。厚めにカットして焼くアメリカンバーベキューには欠かせません。バーベキューにぴったりの牛肉です！

サーロイン

牛肉の中でも最上級の部位。ただ脂が多いため、網焼きでは上手に焼けないことも。鉄板やバーナー、フライパンでステーキとして仕上げるのがおすすめです。

ヒレ

1頭からわずかしか取れない希少部位。柔らかくて脂も筋も少なく、女性でも食べやすいです。ただ焼きすぎると固くなるため、カットのしかたや焼き加減に注意が必要。火加減の調整が難しいバーベキューでは、上級者向けの部位です。

バラ（カルビ）

焼肉でカルビとして大人気のバラ。脂と赤身のバランスが良く、濃厚な味わいが特徴です。焼きすぎると脂が落ちて焦げてしまい、カリカリパサパサになってしまうので注意！

モモ

脂が少なくヘルシーなぶん、ちょっと固めの部位です。外モモはカレーなどの煮込み料理に、内モモはローストビーフなどによく使われます。バーベキューで調理するのは難しく上級者向け。ホイルに包んだ塊肉を1時間以上焼いて、シュラスコ風に仕上げるのがオススメ。

ハラミ

横隔膜の筋肉。分類は内臓ですが、食感は赤身肉に近く、ローカロリーでヘルシーなのが特徴です。バーベキューでは少し厚めにカットし、タレであらかじめ下味を付けて網で焼くのがおすすめ。ただ焦がさないように注意しましょう！

タン

牛の舌。舌の付け根のタン元は柔らかく、タン先は固いですが煮込むと味わい深くなります。バーベキューで使う場合は、薄切りまたは少し厚めに切ったタン元を網で焼くのがおすすめです。

以上、代表的な部位について、特徴やバーベキューでの適性をご紹介しました。

買出し前にそれぞれの部位の特徴をチェックしておけば、より充実したバーベキューになること間違いなし。お肉を焼きながら「この部位はヘルシーだよ！」なんてうんちくを語るのも一興ですね。

アイキャッチ出典: birgerking