楽しみにしていたキャンプなのに、いざ出かけてみたらすることが特になくて退屈だった、逆に、やりたいことを詰め込みすぎてなんだか疲れてしまった、なんてことがありませんか。なにごともそうですが、事前の計画はとても大切です。
そんな、キャンプのタイムスケジュールを立てる基本ルールとコツをご紹介します。
基本ルール1 やりたいことの開始時間と終了時間を決める
キャンプでやりたいことそれぞれの開始時間と終了時間は、必ず決めておきましょう。やりたいことを列挙するだけでは不十分です。特に、終了時間を設定するということがとても重要となります。あとの予定がいつのまにかズレ込んでしまった、という事態を防ぐためです。
仮に時間オーバーしたとしても、時間をあらかじめきめておけば、どの程度オーバーしているのかがわかり、あとのスケジュールの時間調整を簡単にすることができます。
By: Koji Horaguchi
基本ルール2 立てた計画はプリントアウトして配布
ばかばかしいと思われるかもしれませんが、計画はプリントアウトして持参しましょう。プリントアウトしておくことで、一緒にキャンプをする仲間たちにも示すことができます。
自分だけがわかっていればいい、もしくは口頭で伝えておけばいい、と思われるかもしれません。ですが、やりたいことを可視化しておくことで、参加するみんながこのキャンプのすごし方の想像ができ、そして共有できます。そこから出てくるアイデアもあるかもしれません。
予定の詰め込みすぎなどもこの時点で発覚しますから、そのときはプリントアウトした紙をもとにみんなで修正してしまいましょう。この作業は意外と盛り上がります。
コツ1 集合時間と解散時間
まずは集合時間と解散時間を決めましょう。1泊2日のスケジュールであれば、1日目は11時ごろに集合、2日目は12時ごろに解散、くらいが健全でしょうか。
社会人の方が土日を利用してキャンプをする場合、2日目の解散時間をあまり遅くしすぎると翌日からの仕事に影響が出ます。解散時間は余裕をもって早目の時間に設定しておきましょう。
コツ2 詰め込みすぎず、1つのやりたいことを2段階にわけてみる
キャンプで昼間にやりたいことは、必然的に13時から16時ごろの間になることが多いでしょう。キャンプのゴールデンタイムですね。コツは、いくつもやりたいことを詰め込みすぎないことです。黙々と時間を気にして作業をこなすだけになってしまうと楽しくありません。
また、1つのイベントを2段階に分けて入れ込むと、時間設定の精度があがり、スムーズにことが進みます。
たとえば、やりたいことが「段ボールで燻製を作る」であった場合。この1つのイベントを2つに分けてみます。
前半は段ボールで作成して素材をセッティングする時間、後半は燻製を開始して終了する時間です。どちらも開始時間と終了時間を決めておきます。ひとまとめにしていた場合より1段階タスク化され、必要な時間がわかりやすくなります。
By: naka hide
作業にどれだけ時間がかかるかわからないから決められない、とあきらめず、目安でよいので決めましょう。そうすることで、現時点で予定より早いのか遅いのかもわかり、スケジュールが大きく狂うことがなくなります。
後半の燻製を開始している間はほかのことができるかもしれません。ぼちぼちバーベキューの準備をしておく、とか、焚き火を初めて飲み始める、程度がちょうどよいのではないでしょうか。
コツ3 就寝時間も決めてしまう
夜遊びは、明け方までしてしまうと翌日の撤収がつらいです。さらに運転にも危険が伴います。常識的な時間に就寝するように心がけましょう。そのためには、寝る時間も事前に設定しておくべきです。お酒が入ってしまうと、時間の感覚がなくなってしまうこともありますので、私はかならず就寝時間を設定しています。
コツ4 撤収後の時間も楽しむ
2日目の撤収は、片づけ終わって帰るまでの間が1時間程度残るのがベストです。1時間程度残すようにしておけば、仮に撤収に思いのほか手間取って時間がかかったときも、解散時間には影響は出ないでしょう。
また、撤収後にキャンプの余韻に浸りながらコーヒーでもゆっくり飲むのもまた楽しいものです。バタバタと慌てて撤収して楽しい思い出を悪いイメージで上塗りしてしまわないようにしましょう。
By: Go Imai
最後に。このタイムスケジュールは進化します。スケジュール作成→みんなでスケジュールを検討→実行→かかった時間などをまたタイムスケジュールにフィードバック→次回のキャンプのときにはこれをもとにタイムスケジュールを作る→さらに精度があがる。
精度があがれば効率よくバタバタしない予定が立てられるようになります。新しくやりたいことが出てきても、スケジュールの組み替えなんてもう自由自在です。いいことづくめのタイムスケジュール作成、ぜひご活用ください。
星空とカメラが好きな、元、天文台職員。ワイルドキャンプに憧れているのに、つい温泉付きキャンプ場を選んでしまう今日このごろ。鹿児島県を中心にキャンプをしていますが、まだまだ行ったことのない、行ってみたいキャンプ場がたくさんあります。少しずつ写真に収めながら、ぼちぼちと楽しもうと思います。
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