キャンプに出掛けるとき、車に荷物をどう積むかはなかなか頭を悩ませる問題です。なにも考えずに積んでしまうと入りきらなくなったり、また走行中に荷物が動いてしまったりすることもあります。
より多く機能的に、美しく積むためのコツをいくつかご紹介します。
最も大事なポイントは、隙間を作らないこと
極端な話、とりあえずなにも考えずに荷物を次々に車に放り込んでみてもなんとかなるかもしれません。ですがそれだと大事な荷物が入りきらなかったりする可能性もあります。
車に荷物を積むにあたり、もっとも大事なポイントは、「隙間を作らない」ということです。
無駄な隙間はをなくすことで積載量を増やすことができます。また運転中に荷物が動いてしまうという原因がなくなります。カーブのたびにガチャガチャと荷物が音を立てて動いては、到着するまでに気が滅入ってしまいますよね。
なにに入れて積むか
隙間をなくすために、荷物をなにに入れるのか、を考えてみましょう。テントやタープなど、大物はそのままだとして、そのほかの小物をどうするかがポイントになってきます。
入れ物は、ハードケースとソフトケースに分けてみます。ハードとはプラスチック製のコンテナやクーラーボックスなど、ソフトとはリュックやバッグ、巾着袋やビニール袋などのことです。
By: Tatsuo Yamashita
コンテナはわざわざキャンプ用のものでなくても、衣類を入れるような一般的なコンテナケースで十分です。容量も大きいですし、価格も安く、そして透明なのでなにが入っているのかも一目瞭然。このなかには、調理器具などの、そのままではきれいに積みにくいものをまとめて入れておくとよいでしょう。
いろんな隙間に詰めてみる
基本戦略は、「大物を積む」→「ハードケースを積む」→「ソフトケースを積む」という流れになります。ハードケースを積んだあと、形が変形できるソフトケースを隙間に詰めていくわけです。
ソフトケースが隙間を消していき、荷物が動いてしまうことを防ぐクッションにもなってくれます。この基本戦略だけでだいぶ美しく、効率よく荷物を積むことができます。
ハードケースのなかも要チェックです。隙間はありませんか? もしあるようであれば、ビニール袋や巾着袋を詰めてみたり、また形のいびつな小型バーナーなどを隙間に合わせて入れてみたりしてもよいでしょう。クーラーボックスのなかなども、うまくすると小物を隙間に詰めることができるかもしれません。
また、巻いてある寝袋のなかも活用可能です。大事なお酒の瓶などはここでもよいでしょう。そのほかにもよく見ると、活用できそうな隙間がたくさん出てくるはずです。
キャンプに出発前の一仕事がうまういくことで、楽しいキャンプが幕を開けます。すっきりと荷物を積み込んで、気持ちよく出かけましょう。
星空とカメラが好きな、元、天文台職員。ワイルドキャンプに憧れているのに、つい温泉付きキャンプ場を選んでしまう今日このごろ。鹿児島県を中心にキャンプをしていますが、まだまだ行ったことのない、行ってみたいキャンプ場がたくさんあります。少しずつ写真に収めながら、ぼちぼちと楽しもうと思います。
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