初めてすることはなんでも緊張するものです。なにが起こるかわからない、なにを準備すればいいのかわからない。いや、なにがわからないかがわからない。初めてのキャンプもおそらく同じではないでしょうか。
そんな最初のハードルを少しでも低くするため、初キャンプで最初に決めなければならないこと3つを、見える化してみます。この3つについて選択すれば、あとはキャンプに出かけるだけです。
その1 キャンプ場を決める
最初はなるべく安全性の高いキャンプ場を選択したほうが気が楽です。具体的には、人里離れている、携帯が圏外、などは避けた方がよいでしょう。ある程度整備されていて、管理人さんもいるようなところが安心です。
ただし、それだけで選ぶと楽しくありません。安全なだけで、キャンプがイメージさせるアウトドア感がないからです。
そこで、キャンプ場を選ぶときには、1つだけこだわりを入れてみましょう。キャンプをしたいと思ったからには、なにかしらイメージするキャンプ像があるはずですので、たとえば、川のそばのキャンプ場がいい、森のなかでキャンプがしたい、などのシチュエーションで選ぶのがよいでしょう。
私はスナフキンのように森でキャンプしてみたかったので、初めてのキャンプは迷わず森のキャンプ場を選びました。思い描くイメージに近いものを選択するのは、楽しむためにとても大事です。
その2 宿泊形態を決める
キャンプ場に泊まる方法としては、テント、コテージやロッジなど、複数の選択肢があります。最初のキャンプで選択すべき宿泊形態はどれでしょうか。
小さな子供連れでもない限り、私はテントを選択することをおすすめします。理由は単純で、一番キャンプ感が強いからです。
テントの準備も大変だし、設置の仕方もわからない、と思われるかもしれませんが、ご安心ください。キャンプ場にはテントはテントでも、常設テントというものがあります。
By: iwks
常設テントとは、キャンプ場にあらかじめ設置してあるテントのことです。当然、こちらがテントを持ち込む必要はありません。お手軽にテントを楽しむことができます。
その3 持っていく食べ物を決める
まず最初に、バーベキューをしない、焚き火をしない、という選択肢はありません。絶対しましょう。楽しいですから。
管理されているキャンプ場では、バーベキューセットを貸し出してくれるところも多いですので、まずはバーベキューセットを借りてしまいましょう。食材も用意してくれるのであればそれを利用してもよいでしょう。
By: Ari Helminen
さて、食材は自分たちで用意する、という場合は、どこに気をつければよいでしょうか。
経験上、肉などはたくさん買いすぎてしまいがちで、余ってしまうことが多いです。ですので、余ると困る生鮮食品は少なめ、お菓子など保存のきくものはやや多め、がおすすめです。
お酒は、これをキャンプで飲んでみたい、というインスピレーションで選んでみましょう。ビールのCMではよくアウトドアっぽい映像が組み合わされますが、そのCMのイメージで銘柄を選ぶのも楽しいでしょう。ウィスキーなど強めのお酒を織り交ぜると、水などで割って飲むわけですから、持ち込むアルコール量が少なくて済みます。
ちなみに私の初キャンプのときはどうだったかというと、前述のとおりスナフキンをイメージしていたので、「焚き火」と「串に刺した魚を焼く」という行為は絶対したいという思いがありました。そのキャンプ場は直火NGでしたので、とても小さな焚き火台だけは購入し、焚き火に挑戦しました。
そしてどうしても魚を串に刺して焼いてみたかったので近くの川で釣りに挑戦しましたが、1匹も釣れず、最寄のスーパーで魚を買うというスナフキンとはかけ離れた手段に出ました。ですが魚を串に刺して焼くという行為が達成できたので大満足のキャンプでした。
借りれるものは借りてしまおう
キャンプ場でレンタルできるものは意外とたくさんあります。寝袋・毛布・バーベキュー・薪などなど。最初のキャンプは惜しまずこれらを利用してしまいましょう。今後も使うかどうかわからないものをわざわざ購入するのはもったいないです。キャンプをしてみて、これを買いたい、と思ったものだけ次回までに購入すればよいと思います。残りはまたレンタルで。
私は焚き火台を購入しましたが、今思えばバーベキュー台などを借りて焚き火をしてもよかった気がします。実際、知識と経験のないまま購入した焚き火台はあまりに小さくて、次のキャンプ前に大きいサイズを買い直すこととなりました。
さあどうでしょう。これで初キャンプのハードルはだいぶ下がったのではないでしょうか。あまり不安に考えず、初めてのキャンプを楽しみましょう。
星空とカメラが好きな、元、天文台職員。ワイルドキャンプに憧れているのに、つい温泉付きキャンプ場を選んでしまう今日このごろ。鹿児島県を中心にキャンプをしていますが、まだまだ行ったことのない、行ってみたいキャンプ場がたくさんあります。少しずつ写真に収めながら、ぼちぼちと楽しもうと思います。
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