最近グランピング人気も相まって、とんがり屋根のテントが注目を集めています。このとんがり屋根、いわゆるティピーテントは一般的なドームテントと比べてどのような特徴があるのでしょうか?今回はティピーテントの魅力と、オススメしたいティピーテントブランドをご紹介します。
ティピーテントとは
By: Northern Lights Graffiti Crew
ティピーテントとは、ネイティブアメリカンが住んでいた住居をイメージして作られた、尖った屋根が特徴のテントです。通常、1本のメインポールで幕体を吊り上げる設営方法ですので、モノポールテントとも呼ばれています。昨今のグランピング人気も相まって、近年急激に人気を伸ばしてきています。
ティピーテントの特徴とは
ティピーテントの大きな特徴といえば設営のしやすさが挙げられるでしょう。先ほどお伝えした通り、ティピーテントは1本のポールで支えます。幕帯を広げテント内の中心にポールを立てて周りをペグダウンすれば設営完了です。ドームテントと比べると、およそ半分の時間で設営を終えることができますよ。
もう一つ大きな特徴がありまして、中で焚き火ができるという点です。機密性が低いため裾から頂点のベンチレーター(排気口)に空気が流れていきますので、煙による一酸化炭素中毒のリスクが少なくなるのです。ただし、大きな炎が上がる焚き火の仕方ではテント自体が燃えてしまいますので、火気の取り扱いは十分な注意が必要です。
白熊が目印の北欧ティピー
代表的なティピーテントを幾つかご紹介しましょう。まずはじめにご紹介するのは、白熊がトレードマークの『NORDISK』です。NORDISKは北欧デンマークのアウトドアブランドで、風合いの良い真っ白な幕体が世界中のファンに愛されています。テントの生地はポリエステルとコットンの混合繊維で作られており、仮に焚き火の火の粉がテントに付いても燃え広がる心配はありません。ただし、白ですのでススの黒い汚れが気になる方はテント内での火気仕様を控えたほうが良いでしょう。
ラインナップとして円錐型の『アルへイム』とベル型の『アスガルド』がモノポールの代表作です。いずれもおしゃれキャンパーに愛されている名品ですよ。
国内の代表的ティピー“ピルツ”
こちらは日本のメーカー・キャンパルジャパンが生産販売している『ピルツ』というティピーテントです。ピルツという名前になったのは2009年。しかし、その前身となるテントが誕生したのは昭和12年で、実に80年の歴史のあるテントなのです。
ピルツの魅力として、ブラウンやベージュを基調としたアースカラーがキャンプサイトに映えるという点が挙げられます。特にテントの屋根が赤やブラウンの帽子をかぶったように見えることから可愛いと評判の様ですよ。
また他のティピーと異なり、入口部分にひさしが付いています。これで雨の日でも出入りに困ることはないでしょう。
お求めやすい廉価ティピーも
NORDISKやキャンパルジャパン、他にも北欧のテンティピといったメーカーがありますが、一般的なドームテントと比べると若干お値段が高めです。ですから初心者だと手が出しづらいかもしれません。ところが、ティピーテントの中にもリーズナブルでおしゃれなものが出てきています。
例えば、ドッペルギャンガー。手が出しやすい価格で商品を提供してくれるドッペルギャンガーのティピーテントは、人数やカラーが選べる6種類で展開しています。そして、海外ブランドやキャンパルジャパンですと10万前後するお値段も、ドッペルギャンガーであれば8人寝られるビッグサイズのテントでも2万円台で購入することができます。
こちらを導入として使うのも良いかもしれませんね。
設営のしやすさ以外にも昨日やデザインが優れたティピーテント。ぜひこの機会に取り入れてみてはいかがでしょうか。
毎月1度はキャンプに出掛ける2児のパパ。子供を連れて行き自然に触れる教育を実践しようと試みるも、結局一番はしゃいでるのは自分という本末転倒を繰り返しています。座右の銘は“一流の遊びが出来なければ、一流の仕事はできない”。
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