子どもと一緒にキャンプを楽しみたい!と思っている人が多い中、何を持っていったらいいのか、どんな緊急事態が予想されるのか分からない…と悩む人も多いと思います。
そこで今回は、キャンプ用品以外で、子連れキャンプのときに必ず持っていったほうが良いものをご紹介したいと思います。
万が一のための「保険証」
キャンプ場でこどもが体調を崩した場合に備えて、必ず保険証を持っていきましょう。
なお「保険証のコピーを持っていってる」という話をたまに聞きますが、コピーでは保険外診療=診療費が全額自己負担になるので注意してください。事後申請で保険外費用は取り戻せますが、かなり面倒です。
キャンプへ行くときは必ず、全員ぶんの保険証(原本)を用意しておきましょう。
念のため「薬」もあると安心
いきなりお腹が痛くなったり熱が出たりしたとき、それらを抑える薬があると便利です。頭痛、腹痛、発熱など、よく起こり得る症状の薬は用意しておきましょう。
ただし、薬はあくまで応急用です。こどもが体調を崩した場合は、すぐ近くの病院・クリニックへ連れていってあげてください。
そのため。キャンプ場の近くの医療機関の場所も、事前に調べておきましょう。休みの日に行くときは、医療機関が空いているか、休日診療医はどこかなどの情報も要チェックです。
また先に挙げた保険証はもちろん、お薬手帳も忘れないようにしましょう。
「タオル」は余分に持っていく
遊んでいて泥がついたり、食事中にはしゃいでこぼしてしまったり、野外での活動となるキャンプでは、ふだんより汚れてしまうケースが多いです。そのため、タオルを気持ち余分に持っていくのがおすすめです。
「着替え」も余分に
子どもは楽しくなると、ずっと動き回って、たくさん汗をかきます。家の中なら、すぐお風呂へ入って汗冷えしないように対策することもできますが、キャンプ中はそうもいきません。
そこで着替えを余分に用意しておきましょう。夏の暑い日でも、汗をかいたままの服を着ていると、汗冷えを起こしてしまう恐れがあります。汗をかいたらすぐ着替えられるようにしておくことが大切です。冬もいきなり冷え込む恐れがあるため、重ね着して防寒できるよう、着替えは多めに持っていきましょう。
いろいろ便利な「袋」も多めに
汗をかいた衣類を片づけたり、ごみを入れたり、袋はいろいろな用途で使えて便利です。そのため、特に使う予定がなくても、多めに持っていくのをおすすめします。スーパーの袋などで大丈夫です。
天気が変わりやすい場所では「雨具」も忘れずに
キャンプ場によっては、天気が変わりやすい所もあります。そのため雨具も忘れないようにしましょう。
雨具は、カッパやレインウェアが良いです。傘は手が塞がるのでおすすめできません。
特にレインウェアは、防水性にも透湿性にも優れ、けっこうな雨でも染み込んでくることがありません。高機能なためカッパより値段はかなり張りますが、日常生活でも使えるので、1着だけでも持っておくことをおすすめします。
「飲料水」を用意しよう
キャンプ中に子どもが水分補給するためです。
子どもは遊んでいると、水分摂取を忘れてしまいがちになります。なので、脱水を起こさないよう、定期的に水分補給させてあげることが大事です。
ちなみに、汗をかくと体内の塩分も一緒に排出されてしまうので、併せて塩分も取るようにしましょう。
水分補給として一度に大量の水を摂取すると、かえって体内の電解質バランスを崩して体調不良を引き起こしてしまいます。飲む量は、かいた汗の量を目安にし、汗で失われる塩分(ナトリウム)もきちんと補給しましょう。
熱中症予防の水分補給として、日本体育協会では、0.1~0.2%の食塩(ナトリウム40~80mg/100ml )と糖質を含んだ飲料を推奨しています。特に1時間以上運動をする時は4~8%の糖質を含んだものを摂取しましょう。
引用:大塚製薬 公式HP
夏は「虫除け対策グッズ」も
代表的なアイテムが「虫除けスプレー」です。ただ、中には子どもが使用できない製品もあるので、注意してください。
おすすめは「たかくら新産業 アウトドアボディスプレー」。天然成分100%で作られているため、デリケートな赤ちゃんから使える、こどもに優しいアイテムです。
子どもの「お気に入りのアイテム」もお忘れなく
大きい子なら大丈夫でしょうが、まだ小さい子どもと一緒にキャンプへ行く場合、いつもご自宅で使っているお気に入りのアイテムも一緒に持っていきましょう。ぬいぐるみ、タオル、おもちゃなど、お気に入りであれば、なんでもかまいません。
キャンプへ行くと、いつもと違う環境で過ごすことになるため、不安を覚える子どももいます。そんな時、お気に入りのアイテムがあると安心できるケースが多いです。
実際、筆者も小さい子どもと一緒にキャンプで寝床に入ったとき、環境が変わったせいか最初はかなり泣いていましたが、お気に入りの毛布を渡すと安心してぐっすり寝てくれました。
おわりに
子どもとのキャンプは、慣れるまで不安がたくさん出てくると思います。必要なものをしっかりチェックして対策を整え、お子さんと思い出に残る楽しいキャンプを満喫してください!
自然をこよなく愛するアウトドアライター。テント泊が大好きで、テントを張れる場所であればどこでもテント泊します。わいわいキャンプも好きだけど、少人数のしっぽりキャンプも好き。培った経験をもとに、使っているギアや読者様のタメになる情報を発信していきます。