いよいよ空気も少しずつ暖かくなってきて、待ちに待ったキャンプシーズンが近づいてきました!と、同時に本格的に花粉が飛ぶ季節となりました・・・アウトドアしたくてウズウズしながらも花粉症に悩まされているキャンパーも多いはず(私もその一人です)。アウトドアで有効な花粉症対策がないものか、調べてみました。
基本はマスクとメガネ
花粉症対策の基本といえば、マスクとメガネで体内に花粉を入れないことです。アウトドア向けのマスクやメガネが発売されているのはご存知ですか?
●mont-bell(モンベル) WIC クール フィールドマスク
モンベルの「クールフィールドマスク」は、通気性にすぐれた生地を使用しているため、通常のマスクより呼吸がしやすいのが特徴。アウトドアで身体を動かすシーンでもしっかり通気してくれます。普通のマスクより見た目もちょっとアウトドアっぽいかも?!
●NAROO MASK (ナルーマスク) X5s
スポーツ時につける専用のマスクのブランドがナルーマスク。ランニングやサイクリング用に購入する人が多いですが、呼吸しやすくフィット感に優れておりアウトドアにもおすすめ。洗って使えるのもポイント。カラーバリエーションも豊富でおしゃれです。
●モンベル シールドグラス
モンベルからは、花粉症対策用のメガネも発売されています。目の周りを覆うため花粉だけでなく、風の強い日に舞い上がる土ぼこりや粉塵を避けるにも最適です。
洋服の素材に気をつけて、テントに花粉を持ち込まない
ナイロンやポリエステルなどのつるつるした素材のアウターを着て、テントに入る前には花粉をはたいて落とすと、夜眠るときに症状がでにくくなります。ウールやフリースは花粉を吸着しやすいのでNG。防花粉加工のアウターを選ぶとより効果が高いでしょう。
●Columbia (コロンビア)タグリッジジャケット
Columbiaのタグリッジジャケットは、花粉付着抑制機能により、生地内への花粉の浸入や付着を防いでくれます。軽くて撥水性もあり、小雨程度ならOKで、アウトドアにぴったりです。
●SPALDING ナイロンジャケット ウィンドブレーカー
スポルディングのウインドブレーカーも防花粉加工。裏メッシュで暖かい日もはおれます。リーズナブルな価格で、アウトドアでも気軽に着れますね。
帽子をかぶって髪の毛につく花粉をシャットアウト
花粉は髪の毛にもたくさんくっつきます。気軽にお風呂やシャワーに入れないこともあるアウトドアでは、髪の毛に花粉がつかないようにすることも重要。ウェアと同じく、つるつるした素材を選びましょう。
●花粉ガード生地&UVキャスケット
花粉ガード機能付き生地を使用したキャスケット。UV対策もばっちりで、サイズ調整機能を利用して少しきつくすれば、アクティブなアウトドアの際も落ちにくく快適です。
マスクなしで過ごしたい人のための花粉症対策グッズ
せっかくのアウトドアだから、マスクなしで開放的に過ごしたいという方もいらっしゃるかもしれません。そんな方に紹介したいのがマスクいらずの商品です。
●イハダアレルスクリーン
資生堂の「IHADA(イハダ)」シリーズから出ているイハダアレルスクリーンは、シューと顔に吹きかけるだけで花粉をブロックしてくれるという商品。メイクの上からでもオッケーです。
●ノーズマスクピット
ノーズマスクピットは、鼻に差し込むタイプの見えないマスクです。マスクの呼吸が苦しい感じが苦手・・・という方やマスクはお化粧が崩れちゃうという方でも、これならOKですね!
花粉が比較的少ない場所や時間帯
では最後に、「そもそも花粉が少ない場所へ行ってキャンプすればいいのでは?」ということで、花粉が比較的少ない場所をご紹介します。
日本の避粉地、北海道と沖縄
日本の「避暑地」ならぬ「避粉地」は北海道と沖縄。北海道と沖縄には杉やひのきといった花粉症の元になる木自体が少ないため、花粉が飛びません。
時期によっては、まだ花粉が飛び始めてない東北地方へ出かけるという方法もあります。また、八丈島や小笠原諸島といった海に囲まれた島も花粉は飛んでいません。とはいえ、遠くにキャンプに行くのはなかなか難しいのが実際のところです。
逆に花粉が多い場所はどこ?
キャンプ場の多い奥多摩周辺や丹沢、山梨県は杉やヒノキが非常に多く花粉のメッカとされています。関東地方は他の地方に比べて全体的に花粉の飛散量が多いです。
あえての山や森の中
杉やヒノキは標高1000m以下に植えられているという特徴があり、それ以上の標高であれば、花粉は少ないといえます。標高が低くても、杉やヒノキのない広葉樹林の中に入ってしまえば、花粉を避けやすいそう。またアスファルトより土のほうが地表に落ちた花粉が舞い上がりにくく、実は自然の多いところへ行ったほうが花粉症が軽く済むように感じるという人もいます。
花粉症シーズンには、標高の高いキャンプ場へ行くのも一つの方法です(防寒対策を忘れずに!)。
海や川の近くは少ないらしい
また、海辺や川の近くは飛んできた花粉が水の中に落ちるため舞い上がりにくく、花粉量が少ない傾向にあります。海から吹いてくる風には花粉が含まれていないので、海辺のキャンプ場はラクに過ごせるかもしれませんね。
以上、いろいろな花粉症対策をご紹介しました。花粉症持ちのキャンパーの中では、アウトドアに行くと症状が軽くなるという意見も多数見られます。何かに熱中しているときは意外と症状が出ないもの。空気のきれいなところで楽しく過ごしていたら、いつもは辛い症状も忘れられるのかもしれませんね。
2人の男子の母。キャンプでは調理担当です。設営と火起こしは主人の担当なのでよくわかりません(!)好物は焚き火とビールとお風呂。日帰り温泉が近いかどうかでキャンプ場を選ぶタイプです。神奈川・山梨によく出没します。今は子連れのどたばたキャンプですが、子どもが大きくなったら夫婦でおしゃキャンしたいので情報収集に努めています。
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