今回は、キャンプで1泊するために最低限必要な道具をご紹介します。ただ、本当に最低限なので、その次に紹介するプラスαの道具も、必要に応じてプラスしてくださいね。
最低限必要な道具
(1)テント:就寝時・休憩時に使用
絶対に必要なのが「テント」です(テントを使わないスタイルもありますが、ここでは省きます)。これがないと就寝場所を確保できません。
ただ、テントだけあれば快適に眠れるかというと、そうもいきません。むしろほとんどの方は体が痛くなると思います。
その問題を解消してくれるのが、次の紹介する「寝袋」です。
(2)寝袋:体が冷えるのを防止
テントで布団のかわりになるのが、寝袋(シュラフ)。猛暑日などは必要ない場合もありますが、ほとんどのキャンプで必須です。特に春や秋のキャンプ、朝晩の気温差が大きい時間帯には、体を冷やさないために欠かせません。
寝袋には、化繊タイプとダウンタイプがあります。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
化繊タイプ | 価格が安い・水に強い・自宅で洗濯可 | 重くかさばる |
ダウンタイプ | 寝心地が良い・軽い・コンパクトに収納可 | 価格が高い・水に弱い・洗濯が難しい |
使うシーンによって、選び方は変わります。冬山縦走登山をするような人はダウンタイプが必須ですが、夏にキャンプ場でテント泊をするくらいなら、化繊タイプでも問題ありません。買う前に使用感を確認したい方は、アウトドアのレンタルを利用して、気になる寝袋を試してみるのも一手です。
(3)マット:底冷えを防いでくれる
テントはすぐ下が地面なので、何も敷かずに寝ると底冷えします(寝袋を使っていても)。最初は気にならなくても、徐々に体が冷えていきます。
そこで用意するのが「マット」です。ホームセンターなどで売られている銀マットでかまいません。
ただ、薄ければ薄いほど地面の固さを感じやすいので、できれば8~15mmぐらいのものを選びましょう。それでも体が痛いときは、2枚重ねにするのがオススメです。予算がある人は、空気を入れて膨らませるエアーマットを検討してもいいでしょう。
(4)「グランドシート」:ブルーシートで代用も可能
グランドシートは、地面とテントの間に敷くシートです。
なくてもテントは設営できますが、テントの底が擦れて汚れたり、ダメージを受けたりしてしまいます。そのため、できるだけグランドシートの使用をおすすめします。
持ってない人は、レジャーシートやブルーシートでも代用できます。テントの底の広さより少し大きいサイズを用意してください。
ただし、機能性や耐久性はグランドシートより劣るので、長期で使うことを考えるのであれば、グランドシートの方がいいです。
(5)ヘッドライト:夜間の必需品
キャンプの夜、トイレに行くときや軽作業で必要になるのが「ヘッドライト」です。ゴムバンドのついた頭に装着させられるライトを指します。
ランタンでもいいのですが、トイレへ行ったとき「置く場所がない」なんてことにもなりかねません。一方、ヘッドライトは頭に装着するので、両手はフリーなので便利です。
プラスαで必要な道具
ここからは、プラスαで必要な道具をご紹介します。
(1)チェア・テーブル
チェアとテーブルがなくてもキャンプはできます。ですが、あるとより過ごしやすくなるので、余裕があればぜひ持っていきましょう。
インターネットやホームセンターで売っている安いアイテムでも十分ですが、アウトドアブランドが展開している製品は、収納性に優れていたり耐久性があったりと機能性バツグン。そのぶん値段も高いですが、長く使えるので、コスパ的にはむしろ良いことも。予算に合わせて選んでみてください。
(2)バーベキューコンロ・焚き火台
キャンプといえばBBQ!という方も多いでしょう。そこで必要になるのが「バーベキューコンロ」もしくは「焚き火台」です。中にはバーベキューも焚き火もできる両用タイプの道具もあります。
BBQしかやらない人はバーベキューコンロ、焚き火もやりたい人はBBQもできる焚き火台を選ぶといいでしょう。
ちなみに、現在ほとんどのキャンプ場は直火NG(地面にそのまま薪や炭を置いて火をおこしてはいけない)です。焚き火を楽しむには、焚き火台が必要になります。
(3)調理道具
キャンプ料理を作りたい!という方は、調理道具を持って行きましょう!
キャンプ用に揃えてもいいですが、そこまで凝らなければ、自宅で使っているフライパンや包丁などでも十分です。筆者も最初のうちは、家で使っている調理道具を持って行ってました。
キャンプ用の調理ギアは、値段が張るものも多いです。最初は家の道具を持っていき、やがて「ここはもっと便利にしたい」と思ったら、該当する専用の道具を揃えるようにしましょう。そうすれば、無駄な出費もしないで済みます。
(4)ランタン
キャンプサイトにランタンがあると、雰囲気もグッと一気にキャンプらしくなります!
ランタンの点火方法は、液体燃料・ガス・電気などがあります。初心者でも使いやすいのは、ガスランタン・LEDランタンの2つ。使用手順が短く簡単です。
最近は、LEDランタンでも液体燃料ランタンのようなオレンジ色の明かりのものが登場してきました。いろいろなランタンを見て、自分の好みのランタンを見つけてくださいね!
(5)クーラーボックス
食材や飲料を冷やしておくのに必要なのがクーラーボックスです。ご自身で料理をしたり、お酒を持っていきたい方は、忘れないようにしましょう。
おわりに
必要最小限の道具で楽しむスタイル、家で過ごすようなスタイルなど、キャンプスタイルは人によってさまざま。当然、楽しみ方によって必要な道具は変わります。
ぜひあなたにピッタリなキャンプスタイルを見つけて、思いっきり楽しんでくださいね!
自然をこよなく愛するアウトドアライター。テント泊が大好きで、テントを張れる場所であればどこでもテント泊します。わいわいキャンプも好きだけど、少人数のしっぽりキャンプも好き。培った経験をもとに、使っているギアや読者様のタメになる情報を発信していきます。
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