知っておこう!山で遭遇しやすい有毒生物たち

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自然と触れ合う機会が多くなる、アウトドアシーズン。特に「山」は、綺麗な空気をいっぱい吸い込んで、いろいろな植物を見たり、昆虫を採取したり、大人も子供も伸び伸びと楽しめる、人気の高いアウトドアフィールドのひとつですね。

特に夏場だと、軽装でキャンプや山歩きを楽しむ方を多く目にします。軽装で動きが軽快!草をかき分け、木登り、山登り・・・

「ちょっと待って!!」

そんな楽しい山でも、危険はいっぱい潜んでいます。

自然の中で遊ぶ前に、自然の良さだけではなく、怖さも知っておきましょう。そうすれば、山は最高の遊び場となりますよ。

今回は、山で遭遇しやすい有毒生物を、いくつかご紹介します。参考にしてみて下さいね!

※ 本記事には、クモなどの虫の写真が掲載されています。苦手な方はご注意ください。

 

植物類

うるし

Naomi Matsudairaさん(@naomimatsudaira)がシェアした投稿 -

触るとかぶれる木として知られている漆は、全国の野山に自生しているため、山歩きなどしていると、遭遇する可能性の高い木です。

若葉の新緑や、秋の紅葉が美しく、ついつい触れてしまう・・・なんてことのないよう、注意が必要です。

うるしの樹液には「ウルシオール」という、強いかぶれを引き起こす可能性のある成分が含まれています。木だけではなく、葉にも含まれています。また、樹液は浸透力が強く、皮膚につくと10分くらいで浸透してしまうので、洗っても落ちにくいです。もし付着したら、水が近くにあれば、すぐに洗い流しましょう。症状が改善しない場合は、専門医を受診してください。

予防対策としては、なるべく肌が露出しないよう、長袖長ズボンを着用しましょう。

もしくは、ワセリンなどの油分の多いクリームなどを塗って肌を保護しましょう。ワセリンは、ドラッグストアなどで安価で購入できます。予め、トラベルケースなど小さな容器に入れて持ち歩くと便利かもしれませんね。

 

 

トリカブト

Jiroさん(@jirom02)がシェアした投稿 -

有毒植物として認知度が高いトリカブトですが、名前は知っていても、見ても分からない方が多いようです。

トリカブトは全国の山地に生息する多年草で、秋には美しい紫色の花をつける、約1m程の高さの植物です。

葉、茎、根、全てが有毒です。アコニチンという毒成分があり、舌のしびれや嘔吐、下痢、けいれんなどの症状を呈します。最悪、呼吸不全によって死に至ることも。葉を1gを摂取しただけで重篤な中毒症状が出たという報告もあります。

花をつける前の葉は、天ぷらやお浸しなどにすると美味しい、セリやニリンソウと似ているため、間違って口にする事故が多いそうです。もし食べてしまった際は、命に係わるほどの中毒症状が発症します。解毒剤がないといわれていますので、安易な判断での摂取は絶対にしないよう気を付けましょう。

 

ヨウシュヤマゴボウ

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道端や荒れ地など、多くの場所に生息しているヨウシュヤマゴボウは、名前だけ聞くと、漬物のヤマゴボウを連想される方もいるかもしれませんね。確かにゴボウに似ている太い根が出来ますが、「フィトラッカトキシン」という毒成分があり、全草(植物全体)が猛毒で、山菜のヤマゴボウとは全くの別物です。

誤食すると、腹痛、嘔吐、下痢、けいれんなどを起こし、死に至る可能性もあるといわれています。

秋に実る、綺麗な赤紫色の実も、見た目は美味しそうですが、毒が含まれているため口にするのは厳禁です。肌への刺激もあるため、果汁が皮膚にふれないよう気を付けましょう。

 

トウダイグサ

しもむら みゆきさん(@miyuki_o1o1)がシェアした投稿 -

陽当たりの良い、道端や野原などに生息するトウダイグサ。見た目は、シャンデリアを下から見たような、不思議且つ可愛らしい植物ですね。放射状に広がる小枝の先に花が付きます。花の後は、まるで鈴が垂れ下がっているような可愛い実がなります。

ちぎると出てくる白い液体は、触るとかぶれる恐れがある有毒なものです。この可愛らしい姿に、思いわず摘みたくなってしまいますが、ただ眺めるだけにしておきましょう。

 

ウラシマソウ

seasonalwindsさん(@4seasonal_winds)がシェアした投稿 -

この独特な姿が印象的なウラシマソウは、森林や海岸、河川近くの林に多く見られます。まるで、浦島太郎が釣り糸を垂らしているように見えることから、この名がついたといわれています。

サトイモ科ということもあり、地中にイモができます。これを見た目で食べれると判断し、誤食してしまう人が多いようですが、有毒のため食べれません。サポニンなどの毒成分があり、食べると口の中に焼けるような痛み(灼熱感)を生じたり、嘔吐、胃腸障害などを引き起こすので、採取しないよう気を付けましょう。

 

ウマノアシガタ

Reiko Matsudaさん(@reiko.okusan)がシェアした投稿 -

黄色い可愛らしい花をさかせるウマノアシガタは、日当たりの良い山野に多く生息します。

花びらには光沢があり、とても有毒にはみえませんが、全草にプロトアネモニンという刺激のある有毒成分があります。

汁液に触れると赤く腫れ、炎症を起こし、誤食すると、下痢や嘔吐、などの中毒症状を発症しますので、注意が必要です。

 

キノコ類

@ ymk.tmktがシェアした投稿 -

山を散策中にキノコを目にすると、テンションあがりますよね!ふと「このキノコ食べれるのかな??」と考える方も多いのではないでしょうか?

キノコは夏から秋にかけて、山や草地など多くの場所で目にすることができます。見た目は可愛く、美味しそうでも採取しないようにしましょう。

キノコの種類は数多く、食用のキノコと色や形がよく似たものも多く存在するため、素人での判別は難しいとされています。キノコに詳しく、キノコ狩りのプロといわれている人でも、食中毒に見舞われる事例があるくらいです。

キノコに対する正しい知識を持ち合わせていない限り、野生のキノコは食べないよう、そして他の人にあげないようにしましょう。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/kinoko/index.html

 

虫類

セアカゴケグモ

tsugupon teacherさん(@tsugupon_teacher)がシェアした投稿 -

ちょっと前に、ニュースなどで話題になった外来生物のセアカゴケグモ。

名前の通り、背中の赤い筋が特徴的で、毒性の強い雌の体長は約1cmほどです。比較的暖かい場所の物陰や隙間に潜んでいることが多く、日本では44都道府県で確認されています。

噛まれることによって、痛みや熱感、かゆみ、リンパ節が腫れるなどの症状が出ます。時には筋肉に麻痺がでるなどの重症例もあります。

噛まれた際は、水や石鹸で洗い流し、医療機関を受診しましょう。

 

イラガの幼虫

岡崎ファームさん(@okazaki_farm)がシェアした投稿 -

このイラガの幼虫は、人が好むポピュラーな樹木につきやすいようです。たとえば、桜の木や梅の木、柳、柿の木、リンゴの木、楓、ケヤキ、栗木などです。幼虫が出てくるのは7月から10月あたりなので、まさにアウトドアシーズン真っ盛りですね!

見ての通り、全身トゲで覆われており、そのトゲに触れるとビリビリと電気が走ったかのような強い痛みに襲われ、皮膚が赤く炎症を起こします。

もし触れてしまった時は、早めに皮膚科で診てもらいましょう。

 

マダニ

ひーさん(@jiuzi.s)がシェアした投稿 -

マダニはよく犬につきやすいと言われていますが、実は人間にも寄生します。

山林や草むらなどに多く生息するマダニは、近くを通りかかった動物や人間に寄生します。

吸血前のマダニは、小さく平たいので、体に付着しても気づきにくいのですが、吸血するときに、マダニの口から麻酔物質を含む唾液を出すため、噛まれても気づかないことがほとんどだそうです。

吸血した後のマダニは、黒く丸い実のような体になり、その体長は、およそ10mm~20mmほどになると言われています。その時に無理に取ろうとすると、マダニの頭の一部が皮膚の中に残ってしまうことがあるので、自分では処置せず医療機関を受診するようにしましょう。

マダニの寄生を予防するには、肌を露出させない服装や、虫よけ剤を用いるなどの対策が有効です。

 

山ビル

grandchariot24_505さん(@tsutomu_aihara_19740923)がシェアした投稿 -

ヤマビルは、主に山林の湿気の多い場所を好んで生息しており、苔のある渓流などの水辺にも多く見られます。

人や動物の気配を、振動や熱、二酸化炭素などによって察知し、身体を伸ばし動物につき吸血します。

吸血時に噛まれても、ヤマビルは麻酔成分を唾液から出すため、あまり痛みを感じません。そのため噛まれているのに気づかないことが多いようです。そして噛まれた箇所は、出血が止まりにくく、傷口の治りも遅いので、噛まれないよう肌の露出は控えるなどして、気を付けましょう。

また、肌についてしまった場合は、濃度の濃い食塩水か、アルコール、メントール系のローションなどをかけると落ちるので、携帯用のスプレーボトルなどに入れて持ち歩くのもよいでしょう。

 

オオスズメバチ

Mitsugu Okamuroさん(@mitsugu_okamuro)がシェアした投稿 -

世界最大のスズメバチとされるオオスズメバチは、毒量も多く、最も危険なハチとして有名ですね!

山里に多く生息しており、樹木の根元付近に巣を作っていることが多いため、山歩きをしている時などの被害は多く見受けられるようでうです。

刺されると、痛みやかゆみ、蕁麻疹のほか、下痢や頭痛、嘔吐の症状がでる事もあります。さらに重度の症状として、意識障害や痙攣、最悪ショック死に至ることもあるそうです。

数匹のオオスズメバチを見かけたら、近くに巣がある可能性があるため、刺激をしないよう、静かにその場を離れましょう。

強い香りのする香水や整髪料、そして黒色や濃い色は刺激を促してしまうため、身に着けないよう、予め注意が必要です。

刺されてしまった場合は、流水で洗ったあと毒を絞り出します。その際にポイズンリムーバーがあると便利ですよ。そして、なるべく早めに医療機関で診てもらう事をおすすめします。

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最後に

いかがでしたか?この他にも多くの有毒生物は存在しますが、今回は、わりと目にする機会が多いものをピックアップしてご紹介させていただきました。

たとえ小さな有毒生物でも、命に係わるほどの、毒性物質をもっているものもありますので、決して侮ってはいけませんね。

せっかくの楽しいアウトドアも、被害によってつらい思い出にならないよう、正しい知識をみにつけましょう。そして事前の準備によって防げることも多いので、しっかりと対策をし、楽しい思い出作りをしましょう。

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