アウトドアでのマダニ予防と対策!『ティックツイスター』携帯のススメ

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花や新緑が美しい季節には、登山やピクニック、自然散策など自然の中に足を運びたくなりますよね。

「足元の草もまだそんなに伸びていないし大丈夫!」なんて、素肌を露出した服装で出かけたり、草の上に大の字に寝てみたり、気持ちが良くてもちょっと待って!!

この季節はマダニが活発に動き始める時期でもあります。見た目はごく小さな体でも、マダニはとても怖い生物なのはご存知ですか?

今回は、マダニについて気を付けたい事や、実際に噛まれた時に役に立つアイテム「ティックツイスター」をご紹介いたしますので、これから自然の中へ出かける予定のある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

 

マダニはこんな生き物!

画像:KINCHOHP/ウルトラ害虫大百科より

ダニには多くの種類が生息し、私たちの身近に必ずいる!といっても過言ではありません。その多くは屋内で、ベッドや布団、枕などの寝具やカーペット、畳、家具、そして食品など、一年を通して身の回りに多く存在する【屋内塵性ダニ類】で肉眼ではあまり見えないほど小さなダニです。

その他、屋外で注意をしなければならないダニがいます。暖かい季節になると活発になる【マダニ】です。

マダニは屋内にいるダニと同じ仲間ですが、【屋内塵性ダニ類】とは大きく特徴が違い、肉眼でも確認できるほどの大型で、成虫になると3mm~10mmほどの大きさになり、動物の血液を餌としている吸血ダニです。

マダニは3月頃から増加し始め、11月ごろまで活発な活動を繰り返します。主に森林やそのまわり、河原などに多く生息しており、最近では住宅街の中の公園や自宅の庭など身近な場所にも存在するようになりました。

マダニは草などの植物に付着し、動物が通るのを待ち構えています。もちろん人間も対象です。マダニの存在に気付かずそばを通りかかると、体や衣類に乗り移り、口器を皮膚に刺し血を吸います。吸血の量によってマダニの体全体が膨らんできます。マダニの体は吸血でパンパンになると、球状になり脚ではあるけないほどになります。それまで動物の皮膚に吸着し、その後は自然に動物の体から落ちます。

動物の身体から離れると、数百から数千個ものマダニの卵が孵化し、幼虫 → 若虫 → 成虫へと脱皮をしながら成長します。幼虫~成虫の、どの段階でも動物へ乗り移り吸血をします。

マダニに噛まれたら?

マダニが皮膚に付着していたら、慌てて払いのけず、噛まれているかを確認をしましょう。

前述のように、マダニに噛まれている状態ならマダニの口器は皮膚の中まで入っていて、無理に引っ張ったりすることでマダニの一部が皮膚の中に残ってしまいます。もし、引っ張ってマダニが皮膚内に残らず取れた!と思っても、医療機関で検査するとマダニの一部が残っていることがほとんどです。その場合、皮膚内に残ったマダニの一部を切除する手術をしなくてはならないケースが多いようです。まずは、自己判断で取ろうとせず、そのままの状態で皮膚科などの医療機関で受診しましょう。

しかし、噛まれていることが分かった時点でなかなかすぐに医療機関に行けない場合、マダニを何時間もそのままの状態にしておくことが難しいですよね!そのような状況の時に役立つアイテムが、【ティックツイスター】です。

 

ティックツイスターとは?

画像:セレンティHPより/ティックツイスター

『ティック』=マダニ、『ツイスター』=ねじること。その名の通り、マダニをねじりながら皮膚内に入ったマダニの口器まで取り除く器具なのです。

このティックツイスターは、フランスの獣医師によって開発された、スティック状のマダニ取り専用のアイテムです。獣医師が開発したからといって、使用対象は動物だけではありません。もちろん、人間にも使用することが出来ます。

マダニの怖さを知っている獣医師だからこそ、マダニを潰さずに、そして皮膚内にマダニの一部を残さないよう考えられて作られました。画期的で、かつクルクルまわすだけの簡単操作のマダニ取りスティックです。

なぜクルクルまわすのか?と疑問に思いますよね!前述のように、マダニの口器は、後ろ向きのトゲが返しの役割をしており、一度皮膚内に入ると簡単には抜けない仕組みになっているからです。マダニの体を引っ張ると、返しのトゲが抵抗になりなかなか抜けません。しかし、クルクルと回すことで抵抗が少なくなり抜けやすくなるのです。

マダニの大きさによって使い分けられる大小2個セットで、カラビナ状のケース付きです。軽量かつコンパクトなので、お手持ちのバッグやザックに取り付けられ、ポーチなどに入れて携帯してもかさばらないのは嬉しいですね!

 

マダニに噛まれないための対策は?

ティックツイスターは、あくまでも噛まれた時の一つの手段です。ティックツイスターがあるからといって安心せず、マダニに噛まれないよう注意することが基本中の基本です。

ではどのような対策があるのでしょうか?

・山や草むらなど自然の中に出かける際は、肌の露出を避け、長袖長ズボンを着用しましょう。

・マダニが付着したらすぐに分かりやすい、明るい色目の衣類を着用すると良いでしょう。

・首にはタオルやスカーフなどを巻くかかけるかして肌を隠しましょう。

・手首や足首など、衣類の裾からマダニの侵入を防ぎましょう。

・マダニの好まない成分が入った虫よけ剤を活用しましょう。

・マダニの付着しにくい織の細かい繊維の衣類を着用しましょう。

そして、外出先から帰宅し家に入る前に、体やカバン類、帽子などにマダニが付いていないか確認し、衣類を一通り叩いてから家に入りましょう。さらに、帰宅後には必ずお風呂に入り、マダニが皮膚についていないか再び確認しましょう。

※~ペットの場合~※

ペットの場合も人間と同じように、外出後には全身をくまなく確認してあげましょう。

しかし、毛で覆われている部分や、目や口の周りは発見しづらく、見逃してしまう事もあるため、定期的にペット専用の予防薬を活用し、シャンプーなどでマダニが寄り付きにくくなるようケアしましょう。

見つけた場合は、動物病院で処置をしてもらうか、ティックツイスターを利用しましょう。

 

おしまいに

今回は、アウトドアでよくある害虫被害「マダニ」の怖さと対策などについてお伝えいたしました。

この季節はアウトドアだけではなく、「一歩外に出ればマダニに遭遇する」くらいの気持ちで注意をしたほうが良さそうですね!

マダニの生態や、マダニに噛まれない予防策、そしてマダニに噛まれた時の対処法を知っておくことで、いざという時に慌てふためくことなく、正しい処置をする事ができます。

楽しいアウトドア時間を過ごすためにも、マダニの危険性を覚えておきましょう!

 

 

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