【ヤマブキの下処理&レシピ】あく抜きの方法と簡単レシピを紹介

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山や丘陵地、河原の近くなど、いたるところで目にすることのできるフキ。初夏から秋口にかけてと比較的長い期間、採集が可能なので、アウトドアではかなり重宝する山菜です。
見分け方も簡単なので、初心者の方でも迷わずに採集できるのもうれしいところですよね。

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そこで今回はフキのあく抜き方法と簡単レシピについてご紹介します。この方法であく抜きをしたフキを使っていろんなアウトドアクッキングを楽しんでください。

あく抜きって必要なの?

煮ても焼いてもおいしくて、様々な料理に活用できるフキですが、あく抜きなんてちょっと面倒…という方もいらっしゃるかもしれません。
キャンプなどのアウトドアでは、あく抜きをしないでそのまま調理するという方も多いと思いますが、ちょっとひと手間かけるだけで、格段においしく食べられるとしたらどうでしょうか。
せっかく食べるなら、おいしい方がいいですよね。このちょっとした方法を知っておくだけで、あなたに対するみんなの見る目が変わること間違いなしです!

フキの効能

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調理に入る前に、ちょっとだけフキの効能についてお話ししておきましょう。
フキには「フキノール酸」「フキノリド」という独自の栄養素が多く含まれています。フキノール酸は、ポリフェノールの一種で、抗酸化作用があり、活性酸素の発生や酸化力を抑え、免疫力を高めたり、動脈硬化やがんの発生を防ぐ働きがあります。
フキノリドは、消化液の分泌を促進し、消化を助け、胃や腸の働きを整えてくれます。
他にもビタミンB2やカリウム、カルシウム、リン、マグネシウムなどを含み、おいしいだけじゃなく体にもうれしい食材です。

下ごしらえ(あく抜き)の方法

用意するもの

フキ食べる分
適量
フライパンにたっぷり

1.まずはフキの葉を取ります。簡単な作業なので子供たちにやらせてもいいでしょう。
「みんな、集合~!」と号令をかけて子供たちに葉っぱだけをむしり取るように言うと、結構喜んでやります。

2.フキをゆでる際にはなるべく大きなフライパンなどを使います。深い鍋があればそれを使用してもいいのですが、フライパンの方が扱いやすいです。私はキャンプに行くときには、大きなフライパンを持って行きます。これ一つでいろいろと使えますので、小さなものをあれこれ持って行くよりも便利ですし、荷物もかえって少なくて済みます。

3.次に、フキをフライパンに収まるサイズに切ります。なるべくギリギリのサイズに切るのがポイントです。(なるべく長めの方が、この後の皮むきの作業が楽です。)

4.切ったらまな板の上に置き、あら塩で板ずりをします。

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全体に塩が回るようにしっかり板ずりをしてください。この時にしっかりと板ずりをしておくとあとからの色がきれいに仕上がります。

5.フライパンにたっぷりのお湯を沸かし、塩がついたままのふきをフライパンに入れ、約5分ゆでます。

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サイズを合わせて切ってあるので、端が出ることなくゆでることができます。

6.ゆであがったら水に取り、皮をむきます。

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まずは端からぐるっと一周3~5㎝くらい皮をむきます。その後、皮の端を持って一気に引くと、スッときれいにむけます。全部むいたら適当な大きさに切って水にさらします。

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ここまでできたら、あとは調理をするだけです。しっかりとあく抜きと下ごしらえができているので、さっと炒めるだけでもおいしく食べることができます。
続いて、簡単にサッと作れて美味しいレシピのご紹介です。

【簡単レシピ】フキと豚肉のピリ辛炒め

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フキと豚肉を炒めるだけのとっても簡単なレシピです。
フキは上記の手順であく抜きと下ごしらえのすんだものを使います。

用意するもの

フキ適量
豚肉(こまぎれ、バラでもOK)適量
醤油大さじ1
少々
みりん小さじ1
鷹の爪2本
ごま油適量

1.フライパンにごま油を入れ、鷹の爪を炒めます。

2.豚肉を入れ、炒めます。

3.豚肉に火が通ったらフキを入れ、全体に油が回ったところで調味料を入れます。

4.お皿に盛りつけて出来上がり。

今回はフキのシャキシャキ感を味わいたかったのでさっと炒める程度ですが、やわらかめの方が好きな方は調味料を入れるときに水を加え、少し煮込んでから水分がなくなるまでしっかりを炒めるとやわらかくなります。

豚肉は焼きそばに入れる肉の残りとかでも十分なので、フキが採集できたらその時に、その場にあるもので簡単に作れるレシピです。
採れたてをその場ですぐにあく抜きから下ごしらえまでしておけば、他にもいろいろな料理に応用が可能です。

栄養価も高く胃腸を整える働きもあるので、今年のキャンプではぜひフキを使ったメニューにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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