小さなこどもを連れてキャンプに行く場合、最も大事なことはリスクマネジメント。
普段の生活でも、こどもが危ない目に遭わないか親御さんが注意を払う必要がありますが、自然を相手にするキャンプではなおさらリスクマネジメントに力を注ぐ必要があります。
By: naka hide
今回は気をつけるべき最低限5つのポイントについて、お伝えできればと思います。
ポイント1 キャンプ場はあまり人里離れた場所を選ばない
こどもに怪我などあったときに、あまりに山奥のキャンプ場などでは移動に時間がかかってしまいます。また、そもそもこどもが怖がってキャンプを楽しめない、ということもあるでしょう。なるべく人里離れたキャンプ場は選ばず、少なくとも携帯電話はつながる場所を選びましょう。できれば夜間も管理人さんがいるキャンプ場が安心です。
ポイント2 休日当番医を探しておく
キャンプは土日祝日などに行うことが多いと思います。そうなると、その日に診療している医療機関は圧倒的に少ないわけです。
また、なにか起こってから病院を探すのはとても危険です。時間もかかってしまいますし、そもそも探し当てられない可能性もあります。
市区町村のホームページにはたいてい休日当番医が掲載されているか、掲載先へのリンクが貼ってあります。事前に医療機関の場所を把握し、電話番号を控えておきましょう。
By: Yuya Tamai
また普段から、こどもの保険証・お薬手帳などを小さな専用ポーチなどに一式入れておくようにすると便利です。うちの子も出掛けた先で体調を崩し、休日当番医にかかったときに便利でした。
お薬手帳がポーチに入っていれば、服薬履歴をお医者さんに確認していただいたうえで処方してもらえるので安心ですし、保険証があれば普段かかっていない病院で診療を受けても、全額負担をしなくて済みます。
保険証がなくて全額負担しても、後日保険証を改めて持参すれば保険適用分を返金してもらえるのですが・・・これはけっこう面倒です。
ポイント3 夜間は厚着 夏は着替えを多めに
これは体調管理についてです。夜間は、冬はもちろん、夏でも寒いことがあります。ただでさえ普段と違う環境にさらされるなか、寒さで体調を崩してしまうことも考えられます。寒さ対策に厚めの暖かい服を用意しましょう。
夏は逆に着替えを多めにし、汗をかいたらすぐに着替えるようにしましょう。前述したとおり、夏でも夜間は冷えます。汗をかいたまま体温が冷えると体調を崩してしまいますので要注意です。
ポイント4 親はお酒を飲みすぎない
By: Tatsuo Yamashita
お酒はほどほどにしましょう。なにかあったときに素早く冷静な対応ができなくなります。酔って目を離したすきにこどもがいなくなっていた、なんて事態も起こり得ます(実際、聞いたことがあります)
そのため、できれば両親のどちらかは飲まないのが理想です。仮にお飲むとしても、ノンアルコールにしておきましょう。
ポイント5 小学校低学年以下は、海川キャンプはできれば避けようNG
こどもを自然に触れ合わせることが、こども連れキャンプの大きな目的の一つであるとは思います。
ですが、こどもが小さい頃(小学校低学年など)は、水が絡む場所(海や川の近く)でのキャンプは、できれば避けたほうがよいと思います(あくまで個人的な意見です)
過去の事故事例などを拝見しますと、水難事故は親御さんがちょっと目を離した隙などに発生しているケースも多いからです。
こどもが少し大きくなってからでも自然教育は十分間に合いますので、小さいうちは水辺のないところでのキャンプが安全でよいのではないかと思います。
*
以上、最低限の5つポイントを挙げてみました。
リスクマネジメントで大事なのは想像力です。もしかしたらこんなこともあるかも・・・という気持ちを忘れず、大切なこどもを守りましょう。
星空とカメラが好きな、元、天文台職員。ワイルドキャンプに憧れているのに、つい温泉付きキャンプ場を選んでしまう今日このごろ。鹿児島県を中心にキャンプをしていますが、まだまだ行ったことのない、行ってみたいキャンプ場がたくさんあります。少しずつ写真に収めながら、ぼちぼちと楽しもうと思います。
関連する記事
-
【パパママ必見!】子供を主役にするファミリーキャンプ
(評価数:0件) -
【親子キャンプで得られるもの】キャンプでお手伝い力アップ
(評価数:0件) -
子どもにもできるアウトドアでの役割分担
(評価数:0件)