焚火を楽しみながら学んでみよう!火の大切さと魅力

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日に日に秋めいて朝晩の気温がヒンヤリとしてきましたね。

そんな秋の夜を楽しむには、焚火がピッタリ! ただただ炎を見つめているだけでも楽しい焚火ですが、「火」について考えながら焚火をしてみると、火に対しての興味がわき、より火が身近で興味深いものになるかもしれません。

ぜひ焚火を通して火の大切さと魅力を考えてみませんか?お子様がいるご家庭は特に、「火」に対して一緒に学ぶ良い機会かもしれませんよ!

 

なぜ「火」を知ることが大切なの?

現代では、スイッチひとつで暗い場所を明るく照らし、寒い時は暖房器具で暖かくなり、そして美味しい食事を作る事ができますね。大人にとっても子供にとっても安全であり、なおかつとても便利な世の中になりました。それも電気製品の著しい進化により、「火」⇒「熱」⇒「電気」というように火の役割のだいたいが電気でまかなえるようになったことが大きいと言えます。

仮に災害などで停電が起こり、電気が使えなくなったらどうでしょう?照明、暖房、調理、入浴などの日常生活は、火を頼って生活をしなければなりません。

しかし、火を扱う事から遠ざかっている現代では、火が生活にとってどれだけ大切な物か、そして危険な物かを学ぶ機会が減ってきている事実があります。火は生活をしていくうえでとても大切であり、水と同様に無くてはならない重要なものということを、改めて知ることが大切なことではないでしょうか。

 

火から学ぶこと

・生きる事

火起こしから始まり、起こした火から暖を取り、お米を炊くなどの調理、暗い場所を照らすなど、焚火によって火の扱いを体験することで、生活が火によって支えられていることの大切さを理解し、生活する上での生きる力を育てると言われています。さらに、便利なだけではなく、扱い方によってはものすごく危険なもので、場合によっては生きるためのものが、火によって命を落とすこともあるということを知り、火を安全に扱う方法を学ぶことが大切です。

日常では当たり前に使っている電気やガスのありがたさが、より理解することが出来ますね。

 

・災害時への備え

災害によって、実際に電気やガスが使えなかった場合、火の大切さと扱い方を知っていることが大きな強みとなります。

今では各地各所に避難場所を設けられますが、そこまでたどり着けないなどの理由で避難場所を利用できないケースがあります。そういった場合、ライフラインの復旧、もしくは救助が来るまでの間、自分達の力で生きていかなければなりません。

そこで火の知識があれば、照明、調理、暖をとる(寒い時)などが可能ですので、いざという時のために火の知識は役に立ちます。

過酷な状況下では、救助隊に居場所を知らせるための狼煙の役目や、危険動物から身を守るためにも役立つとされています。

 

火の力

・癒し効果

焚火を眺めていると、炎の美しさに見とれたり、だんだんとリラックスをしてきて気持ちがおちついてくる、なんて経験をした人も多いのではないでしょうか?

それは、炎の動きがもたらすリズムに秘密があるそうです。

不規則にゆらゆら動いているように見える炎は、川のせせらぎや、心地よいそよ風などの自然現象にみられる「1/fゆらぎ」というリズムを刻んでいるといわれています。実は人間も同じ鼓動を刻んでいることから、「1/fゆらぎ」のリズムは人間にとって心地よいリラクゼーション効果の高いものとして注目を集めているのです。

長時間でも炎を眺めていられるのは、そのような癒し効果があるからなんですね!

・灯り

暗い場所を明るく灯してくれる生活に重要な灯り。今やスイッチを押すと一瞬で周りを明るく灯すことの出来る照明器具が主流となりましたが、昔は火を起こしてその明るさを利用し照明代わりにしていました。

今はLEDなど、かなり明るい光量の照明器具がありますが、炎の照明はリラックス効果があるため見ていて癒されますね。

今では、炎が揺れているように見せる照明器具が販売されているくらいです。

・調理

住宅ではオール電化が進み、調理も電気で行う事が多くなってきたため、火で調理をする家庭が減少傾向にあります。火で調理をするガスコンロでも、調理をする際は多くの便利な機能がついていますね。

しかし、起こした火だけで調理するとなると大変な作業です。まずは料理の出来に大きく影響する火加減や、沸騰して吹きこぼれたら自動で消化する吹きこぼれ感知機能などありません。

しかし、焚火で調理するとなぜ美味しいのでしょうか?それは火力の強さで素材に火を通すと共に、煙でいぶされた香ばしい香りにより実際に起こした火で調理する料理は、より美味しく感じられるはずです。

・暖を取る

火といえば「熱い」イメージですね。その通り寒い時に暖を取る方法としても火が用いられてきました。

今でも寒い地方では薪ストーブが大活躍しています。それくらい火の勢いは強く、部屋や体を温めるには時間を要しません。

・コミュニケーション

火を見ているとなぜか心まで温かくなるのを感じた事はありませんか?火を中心に置き、人が集まりコミュニケーションを取る場所に火は向いている傾向にあるようですよ。

キャンプファイヤーやバーベキューなど、みんな笑顔いっぱいで楽しく過ごせるのは火の魔法のおかげなのかもしれませんね!

・達成感

火を起こすと言っても簡単な事ではありません。今のように、ライターや着火剤など火おこしが簡単にできる便利グッズなど無い時代は、石などで火の粉を飛ばし、その小さな火の赤ちゃんを少しずつ育て、大きな火に育てていくのです。

火が大きくなり、消える心配がないくらいにまで大きく育ったときには、大きな達成感が感じられ、自信につながります。

 

焚火をするにあたって

焚火を通して火を学ぶ際には、マナーを守ったうえで行いましょう。

・焚火シートの使用

焚火による熱が地面に伝わり、草木などの植物を痛めてしまう可能性があるため、直火が可能な場所以外では焚火台の下に焚火シートを敷きましょう。

・勝手に木を切らない

薪として木が必要な場合、生きている木を切り傷つけるような行為はNGです。落ちていて、なおかつ乾燥している木を利用するようにしましょう。キャンプ場など施設利用している場合は、落ちている木であっても、念のためスタッフに利用して良いかの確認をすると良いでしょう。

・炭の処分

真っ白な灰になったら焚火が完全に終わったサインです。ちなみに、炭化した黒い炭は放置しても自然に帰る事は無いため、ただのゴミと化してしまいます。キャンプ場などで炭の捨て場があるか確認しましょう。もしない場合は火消ツボなどに入れ、持ち帰るなど正しく処分を処分しましょう。

・ヤケドや火災事故には気を付ける

周りに燃えやすいものを置いたり、着用している衣類の袖口などに火が燃え移るようなことがないよう気を付けましょう。

火を扱う前に必ず水や濡れ雑巾、ミニ消火器など準備してから行いましょう。

・子供がいる場合

火を扱う際は、必ず大人と一緒に行うようにしましょう。

火のついた木を振り回すなど、いたずらや危ない行為は絶対にしないようにしましょう。

・衣類の工夫

焚火の火の粉で火傷から身を守るため、できるだけ肌の露出が少ない長袖と長ズボンで行うようにしましょう。

さらに、難燃性の素材で出来ているものを着用するとなお安心ですね。ナイロンなどの合成繊維は火の粉だけでも溶けてしまい、衣類に穴が開きヤケドをする危険性もあります。

そして、動いた際に焚火台やまわりのものにひっかからないよう、体に合った動きやすい服装をおすすめします。

 

おしまいに

キャンプなどレジャーであるアウトドアから、学べることはたくさんあります。今回は、キャンプと言えば焚火!ということから「火」についての学びをおススメいたしました。

火を自分で扱うことによって、火の力や魅力、大切さなどが身に染みて感じられ、今までより焚火が好きになるかもしれませんよ!

そして火を扱うときに周囲への配慮や、自然の保護についても同時に学ぶことができ、考える力をは育むことが出来ますので、ぜひ大人も子供も一緒に焚火で学びながら、秋の夜長を楽しみましょう!

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