この記事では、キャンプ中のカップル・夫婦喧嘩の原因をご紹介します。せっかく楽しみにしていたキャンプ。いざ当日になると、どうしてもカップルや夫婦で喧嘩してしまう…。「毎度喧嘩するのは私だけ!?」そう不安を抱えている人も多いでしょう。今回は、カップルや夫婦でキャンプをするときの喧嘩原因になるものを詳しくご紹介します。あまりいないと思われるのですが、キャンプで喧嘩をしてしまう夫婦やカップルは実際多いんですよ。「あるある!私の家もそう!」そう共感することが多いのでは?ぜひお読みください。
①キャンプへのこだわりがお互いに強い
お互いがアウトドア好きの場合に多い喧嘩の原因が、“こだわりが強い”ことが考えられます。例えば、女性の方は“インスタ映えするようなキャンプが好き”、一方で男性の方は“ガチなサバイバルキャンプが好き”とでは、キャンプギアを購入するところから、当日の設営まで全くお互いに共感することができず、「これはここに置いた方が良い!」「このギアは必要ない!」など喧嘩に発展してしまいます。
お互いがキャンプ好きだからこそ喧嘩にはなるのですが、毎回喧嘩しているとどちらも疲れてしまいますよね。喧嘩を未然に防ぐ方法としては、毎回のキャンプを片方の好きなようにすることが大切です。
1回目のキャンプは女性が好きな「インスタ映えするようなキャンプをする」、2回目は男性の好きな「サバイバルキャンプをする」というように順番に行なうことで、自分の好きなキャンプをやりつつ、自分ではやらないキャンプも体験できるので、一石二鳥に!
「こういうキャンプじゃなきゃ行かない」と言われてしまえばそれで終わってしまいますが、キャンプ好きだからこそお互いのキャンプスタイルを尊重してあげることが、楽しくキャンプができる秘訣なのではないでしょうか。
②キャンプの準備をダラダラ行なう
キャンプへ行く準備をするときに、片方がテキパキ準備しているのに対して、もう片方がダラダラ準備している…そうなると、「キャンプ行きたくないの?(怒)」という気持ちになってしまい、イライラ。そして喧嘩に発展する…ということが多いです。
この喧嘩を防ぐには、2通りのパターンがあります。それは、
①片方が全部準備を行なう
②一緒に協力して準備を行なう
上記になります。片方が準備を行なうことについては、「ダラダラ準備するのを見るとイラついてしまうから、それなら自分が全部準備する」という意見、一緒に協力して準備することについては、「2人でキャンプへ行くと決めた以上、2人で協力して準備をする」という意見、どちらの方法になるかはパートナーの性格にもよります。
片方が「キャンプなどアウトドアがあまり好きではなく、乗り気ではない場合」は①、「お互いがキャンプが好きだけど準備は毎回どちらかが行なっている場合」は②という方が多いですよ。
確かにアウトドアが苦手な方にとって、アウトドアに行く準備も苦痛と感じてしまう人もいるかもしれません。乗り気じゃないキャンプについてきてくれるのなら、準備から何から何まで自分が行なう方が喧嘩にならずに済みます。
また、お互いがキャンプ好きでも“キャンプ準備からワクワク楽しい!”という人と、“キャンプの準備がめんどくさい”と感じる人、それぞれ一定数います。この場合は、お互いがキャンプ好きということなので、準備から一緒に協力して行なうことが望ましいですよね。
準備をめんどうと感じている人をテキパキ動かすには、「当日のキャンプ行くの楽しみだね!○○は持って行った方が良いかな?」など、会話をしながら準備をすると、最初はダラダラ準備している人でも、当日のキャンプを想像すると楽しくなり、徐々に準備のスピードが上がるようになることが多いですよ。
③キャンプ場でテント設営を手伝ってくれない
キャンプ場に到着して、「さぁテントを設営しよう!」となったときに、片方が全然手伝ってくれないというパターンが多く、「なんで手伝ってくれないの!?」と喧嘩に繋がることが多いようです。
確かにテントの設営って大きなテントになればなるほど設営に時間がかかってしまいますよね。設営する人からすると、「2人で協力したら、短い時間で設営できるのに!」と思いますよね。しかもテントを設営しようとしたときに、パートナーがイスに座ってのんびりしていたら、「手伝ってよ!」とイライラしてしまいますよね。
そんなときは、
①相手のペースに合わせてゆっくり設営する
②自分1人で設営する
2通りのパターンで喧嘩を未然に防ぎましょう。どうしてもテントが大きくて、1人では設営できないようなものなら、「1人では設営するのが難しい…○○が手伝ってくれたら簡単に設営できるから、手伝ってもらえないかな?」と協力を仰ぎ、相手のペースに合わせて設営しましょう。間違っても、「遅い!」「そこもうちょっと引っ張って!」など文句を言うような口調にならないように気を付けてくださいね。
パートナーがキャンプに全然乗り気じゃなく連れてきたのであれば、できるかぎりのことは1人で行なう方が喧嘩にならずに済みます。テントがかなり大きい場合を除いて、2人用のテントであれば、1人でも設営は可能です。
この場合は「パートナーが手伝ってくれる」という期待をすると、手伝ってくれなかったときに落胆してしまいますし、どんどんイライラしてしまいます。そうではなく、「キャンプについてきてくれたから、自分がやるね!」と言って設営時などテキパキ動いてみましょう。そうすると逆に、「何か手伝えることはある?」と協力してくれることがありますよ。
④大事なアウトドアギアを忘れる
暗くなってきたころに、「そろそろランタンを使うか!」となって、ランタンを用意しようとしたときに、「あれ?ない!」「持ってこなかったの!」とキャンプで使う大事なギアを忘れてしまったことで、お互いにイライラして喧嘩してしまうことが多いようです。
「しょうがない…何か代用できるものを」となるパターンはほんの一握り。ほとんどが「準備した人が悪い!」と決めつけてしまい、どちらかのせいにして喧嘩に発展してしまいます。
忘れ物をしてしまったときは、“代用できるものはないのか”ということを、2人で考えるようにすると喧嘩にならずに済みますよ。また、ランタンを忘れてしまったときの代用としては、ローソクやヘッドライトがおすすめです。ヘッドライトにいたっては、ペットボトルなどを上に置くと光が乱反射してより明るくなりますよ。ペットボトルに入っている飲料によって、いろいろなカラーのライトになります。そういうことを楽しめるようになるのがベストですね。
忘れ物をしないようにするには、アウトドアギアのチェックリストなどを作って、チェックしながら準備すると忘れ物をせずにすみますよ。忘れ物が多い方は、チェックリストを作って活用してくださいね。
⑤片方が完璧を求める
キャンプのときに喧嘩になる理由として、片方が完璧を求めすぎることがあります。たとえば、テントを設営するときに、少しの歪みや緩みが気になる人と、多少であれば気にならない人がいます。筆者が見たことあるキャンパーの中には、完璧を求めて3時間かけてタープを設営した人がいました。
ソロキャンプの場合はいくら時間をかけて自分が納得できるように設営するのも文句は言われませんが、パートナーがいるとそうではありませんよね。時間をかけて丁寧にやるのも分かりますが、パートナーとの時間も大切です。「何時間かけて設営してるの?」「全然かまってくれないから楽しくない!」そう思わせてしまうかも。
キャンプ中、さまざまなことを完璧にこなしたい気持ちも分かりますが、パートナーと一緒にキャンプをするときは、多少の妥協をする必要があります。自分が納得できるキャンプを求める人は、ソロキャンプのときだけにした方が良いときもありますよ。
⑥周囲の騒音にイライラ
キャンプ中、喧嘩の原因が自分たちだけではないことがあります。それは、周囲の騒音問題。いくら自分たちが過ごしやすい環境を作ったとしても、周りにいる人がドンチャン騒ぎして迷惑行為をしていたら、それでイライラしてしまいますよね。「ちょっとうるさいって注意してきてよ!」なんてことにも。
また注意しに行ってトラブルに巻き込まれても困りますよね。そんなときは、キャンプ場の口コミをよく見てキャンプ場を決めることです。キャンプ場の口コミには、「人が少なくのんびり過ごせる」「若い世代の人が多い」などヒントになる口コミがありますよ。口コミを検索するときは「Google MAP」がおすすめです。いろいろなキャンプ場の口コミを見て、自分たちにピッタリなキャンプ場を見つけてくださいね。
また、花火可能なキャンプ場の場合、キャンプシーズンは小さい子ども連れの人が多く、夜になると打ち上げ花火や手持ち花火などを行なう人が多いです。「子どもが手持ち花火を他のキャンパーのテントにつけてしまい焦がしてトラブルになった」ということも中にはあります。そういうトラブルに巻き込まれないようにするためには、キャンプ場選びもポイントになるでしょう。
⑦キャンプ料理が美味しくない
これは少数パターンですが、「キャンプ料理が美味しくない!」ということが喧嘩に繋がったカップルや夫婦がいます。自分が作った料理を「美味しくない!」と言われると、「なら食べなくていいよ!」となってしまいますよね。ですが、料理を作ったときの状況を聞いてみると、「調味料などを目分量で入れた」ということが多いのです。
料理を毎日している人は、「これくらい入れると大体こんな味になる」というのは分かりますが、普段料理していない人が目分量で料理することは禁物です。キャンプ料理を美味しく作りたい場合は、レシピ通りの調味料を入れるようにしましょう。
大さじスプーンなど、持って行くのはめんどうかもしれませんが、「大さじ・小さじ」がセットになっているスプーンもあります。最近では百均で可愛いスプーンセットが販売されているので、キャンプ料理用に購入してもいいかもしれません。
またパートナーに対して「作ってくれるのは嬉しいけれど、味が濃かったり薄かったりして、キャンプ料理が美味しくない…」と感じている人は、「大さじ・小さじスプーン」を渡して「調味料計るスプーンないよね?作りやすいように買ってきたよ!」と渡してあげましょう。そうすると、「せっかく買ってくれたスプーンは使わないと!」という気持ちになり、レシピ通りの調味料を入れてくれるようになるでしょう。
⑧洗い物を片方にまかせっきり
喧嘩の原因として多いのが、洗い物をまかせっきりにすること。ほとんどの女性が怒る原因ですよ。男性陣はパートナーに洗い物をまかせっきりにしていませんか?キャンプ料理を2人で美味しく食べたあとは、できるかぎり2人で洗い物を行ないましょう。
ダッチオーブンなどを使用すると、洗うのが大変ですし、シーズニングまで行なわなければいけません。毎回喧嘩になる方は、洗うのが大変なものは男性、食器や箸などは女性が担当するなど、分担することが大切ですよ。
せっかくの楽しいキャンプなので、喧嘩をせずにお互いを思いやって行動するようにしましょう!
⑨手伝わないのに文句を言われる
男性が怒る原因で多いのが、手伝わないのに文句を言われるです。キャンプのとき、女性の方が手伝わないのに文句を言ってくることにイライラしてしまい、喧嘩してしまうことが多いようですよ。女性は男性が1人で頑張って準備してくれている場合は、文句を言わずに見守ることが大切ですよ。
たとえば、「ペグを打ち忘れている」という場合は教えてあげてもいいかもしれませんが、男性は「準備をしている=工程を考えている」ことがほとんどなので、準備が終わるまでは口出しせずに、「何か手伝えることはある?」など聞いてみるといいでしょう。
お互いに準備を分担している場合は、多少の意見はお互いに言っていいと思います。しかし、そうではない場合はパートナーの準備が終わるまで見守りましょう。
⑩趣味に没頭!相手にしてくれない
これは女性が怒ることが多い原因。男性からすると、キャンプ場の近くに釣り堀があったり、ハイキングや野鳥観察ができたりなど、自分の趣味ができる環境だと、どうしても趣味を優先してしまいがちに。これに対して女性が「せっかくキャンプに来たのに相手にしてくれない。つまらない!」と怒ってしまいます。
この場合は、パートナーをその趣味に引き込めるなら引き込みましょう!パートナーの分の竿を用意するなど、パートナーも一緒に楽しめるように準備をすることが大切です。ですが、どうしても1人で趣味に没頭したい場合は、2人でキャンプするとき以外に、趣味を楽しむようにしましょう。
そのキャンプ場じゃなければ、自分の趣味ができないとき、2人だけでキャンプをするのではなく友人を誘ってパートナーが退屈しない環境を作ってあげることが重要ですよ。また、パートナーが自分の趣味を分かってくれている場合も、それに甘えすぎないようにしてくださいね。
おわりに
今回はキャンプのときに、カップルや夫婦で喧嘩になる原因を10個お伝えしました。「よくある!」と共感する人も多いのではないでしょうか。せっかくキャンプに行くのであれば、最後まで喧嘩せずに楽しみたいところ。お互いに相手を思いやることで、喧嘩を防ぐことができますよ。ご紹介した原因の喧嘩にならないように、お互いに気を付けるところは気を付けて、最後までキャンプを楽しんでくださいね。
自然をこよなく愛するアウトドアライター。テント泊が大好きで、テントを張れる場所であればどこでもテント泊します。わいわいキャンプも好きだけど、少人数のしっぽりキャンプも好き。培った経験をもとに、使っているギアや読者様のタメになる情報を発信していきます。
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