秋は過ごしやすい気候ですが、陽が隠れると急に寒さを感じることがありますよね。特に野外で過ごすキャンプでは、よりそう感じます。
ちょっとした冷えでも、そのままにしておくと後々に体全体が冷えたり、肩こりや疲労感が出たりと、体へ悪影響を及ぼしかねません。
かといって、ダウンジャケットやストーブのような真冬の防寒アイテムをあれこれ持って行くと、荷物がかさばって大変です。
そこで、身の回りにあるような小物を使ったプチ冷え対策を紹介します!
リストバンド
スポーツ選手がよく手首に付けているリストバンド。通常は額の汗をぬぐうためのアイテムですが、実はちょっとした寒さ対策にもなります。
手首の内側は、皮膚が薄く太い血管が通っています。そのため、外気でここの血液が冷やされると、それが全身を巡り、体が冷えてしまいます。
そのため、リストバンドで手首の血管を外気から保護するだけで、血液の保温につながりますよ。
また、秋はちょっと体を動かすと汗ばむ季節。暑い時は通常の汗拭きとしても使えて便利ですよ。
フェイスタオル
フェイスタオルは、吸水性はもちろんのこと、パイル地が作る空気のクッションのおかげで保温性が抜群!その特徴を活かして、マフラー代わりになります。
首にタオルを巻くと、首元から侵入してくる冷気をブロックできます。さらに体温を逃がさないようにすることも可能です。
暑い時には汗拭きにもなるので、キャンプには1枚余分に持って行くことをオススメします。
軍手
指先が冷えると、寒さをより強く感じたり、手がかじかんで指を動かしにくくなったりしますよね。
体の末端である指先は、体の中で特に冷えやすい部位のひとつです。そうなる前に手袋などで保温しましょう。
テントの設営など野外作業の多いキャンプでは、ワーキンググローブは必要不可欠なアイテムです。機能性に優れたグローブや、革手袋でも良いのですが、できれば軍手を1組、準備しましょう。
軍手は綿の糸を編み込んで作られています。この糸と糸の間にある隙間が保温効果を発揮し、冷えやすい指先を保護してくれます。
レインウェア(ウィンドブレーカー)
雨は降らない! との予報でも、レインウェア、もしくはウインドブレーカーは準備しておきましょう。冷たい外気や風が衣類に入らないよう防いでくれ、体温が保たれるので体はホカホカです!
ただ、汗をかくと、汗が冷えて逆に体を冷やしてしまう恐れがあるので、注意が必要です。適宜ファスナーを開けて通気を行うか、透湿性のある素材の製品を選ぶと良いでしょう。
そして荷物がかさばらないよう、ポケッタブルのものだと尚GOODです!
ニット帽
頭は体の中で、最も体温を逃がしやすい部位といわれています。そのため、帽子などをかぶって頭を保温することで、全身の冷えを抑制できます。
薄手のニット帽やフリース素材など伸縮性のあるものは、耳までスッポリ覆えるタイプのものが多いですね。耳も皮膚が薄く冷えやすいため、一緒に保温するとより保温効果が増します。
素材は、軽くてかさばらずに済むフリースがオススメです!
ハンドクリーム
手袋はちょっと……という方は、ハンドクリームを試してみて下さい。手に塗ると、ハンドクリームの油分が手全体に薄い膜を作り、外気をブロックしてくれます。
ただ、秋に現れるスズメバチは植物などの甘い香りを好む傾向があり、ハンドクリームの香りで寄ってくる恐れがあるので、気を付けてください。キャンプ場などで使う場合は、無香料の製品を選ぶと良いでしょう。
靴下(ハイソックス)
足首の動きやすさや、脱ぎ履きのしやすさなどのメリットから、スニーカーソックスを履く人も多いと思います。
ただ、足首も体の中で皮膚の薄い部位のため、露出していると体を冷やす恐れがあります。ぜひ予備の靴下として、足首が隠れる丈のものを持っておきましょう。
キャンプでは、夕飯や焚火の時間など体の動きが止まっている間は、体温がどんどん下がります。特に陽が隠れる時間帯は地面が冷えるため、その冷えが足元から伝わり、体全体を冷やしてしまいます。足首の露出をなくすだけで、全身の温かさが格段に違うのを実感できるでしょう。
ハイソックスは、ふくらはぎまで温かく、ズボンの裾から入り込む冷気をブロックできるので、オススメですよ!
おしまいに
プチ冷え対策は、身の回りのものでじゅうぶん対策が可能です! ちょっと涼しいかな? と思った段階で対策すると、肩こりや風邪予防になり、体への負担を軽減することもできますよ。
荷物も体も心も軽くなるプチ冷え対策で、秋キャンプを楽しみましょう!
【仕事】・フリーライター
【趣味】・登山 ・旅 ・日本酒 ・夫婦で晩酌 ・愛犬「山葵」と戯れる ・自然に触れる
【好きな言葉】・「日々是好日」 ・「Hot & Cool」
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