人間は天候を制御できません。できるのは予測することと、それに順応することだけです。どんなに日ごろの行いが良くても雨が降るときは降ります。雨を予測し、むしろ雨を楽しむくらいの気持ちが雨キャンプを楽しいものに変えてくれます。
そんな雨キャンプを楽しむアイデア2つと、気をつけるべきことをご紹介します。
アイデア1 安全地帯を作ってみる
By: hoge asdf[/caption]
まずは雨を避けるなにかが必要です。タープがあればタープを、なければブルーシートでもいいので屋根のように張って、雨に濡れない空間を作りましょう。この作業だけでもなかなか楽しく、達成感があります。
その下で、焚き火台やバーベキューを楽しんでみましょう。雨音の聞こえるなか、自分たちで作った安全地帯でする焚き火は格別です。
さらにテントもその下に収めれば、テントへの出入りのときに濡れなくてすみますし、なんだか基地を作ったみたいで盛り上がります。
ただ、タープやブルーシートは斜めに張ってください。真んなかが凹んだ状態で雨が降り続けると、やがてその中央に雨水が溜まってしまいます。最悪、タープが崩壊しずぶ濡れになりますので要注意です。
アイデア2 テント内を楽しむ
晴れた日は、どうしてもテントのなかで過ごす時間が短くなります。天気がよければ、せっかくのアウトドアですから、外で過ごす時間が長くなるのは当然ですね。必然的に、テントは寝るときだけ利用することになります。キャンプといえばテント、と言っても過言ではありません。なのに利用時間が少ないのはもったいないですね。
そこで、雨の日のキャンプはむしろテントを存分に楽しんでみましょう。
By: hoge asdf
友達とお酒を飲みながら語りあうのもよいでしょう。屋外でたき火を囲んで話をするのも楽しいですが、テント内だとまた違った雰囲気で、話に花が咲くものです。
テント内に吊るしたランタンの明かりで本を読んでみる、というのも、とても贅沢な過ごし方ではないでしょうか。流行のおしゃれ女子キャンプでは、晴れててもキャンプで読書をする、という方も多いそうです。
ちなみに、人間はテントなどの狭い空間を本能的に好むのだそうです。母親の胎内の思い出すから、という説が有力なんだそうですが、たしかにテントのような狭い空間は落ち着きますよね。
風と雷には気をつける
雨を楽しむためにも、雨によるアクシデントは避けなければいけません。まずはテントを立てる位置。天候が悪い日は風も強くなりがちです。風を避けるような障害物がある場所にテントを立てるのもひとつの手です。
反則技ですが、ほかに利用者さんがいないときに、私は炊事場内にテントを張ったことがあります。そのような臨機応変もまた一興。ただし、あとで怒られないように事前に管理人さんの許可は得ましょう。
By: Kevin Bowman
そして雷。雷雨予報のときにはキャンプは中止すべきですが、急に天候が悪化することもあります。遠くで雷が鳴り始めた時点で、できればキャンプ中止、むずかしいときは、せめてコテージ等に変更しましょう。落雷は本当に危険です。
夜になってからコテージ等に変更することは困難なので、やはり日中のうちに天気情報を入手しておき、早目の決断をすることが大事です。今はスマホもありますから、情報の入手は昔に比べれば比較的簡単でしょう。私は気象庁のHPと、ウェザーニュースの2つを確認するようにしています。
むき出しの自然と向き合うキャンプ。避けられる危険は避け、自然の気まぐれにうまく対応して、楽しい雨キャンプにしましょう。
星空とカメラが好きな、元、天文台職員。ワイルドキャンプに憧れているのに、つい温泉付きキャンプ場を選んでしまう今日このごろ。鹿児島県を中心にキャンプをしていますが、まだまだ行ったことのない、行ってみたいキャンプ場がたくさんあります。少しずつ写真に収めながら、ぼちぼちと楽しもうと思います。
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