日が沈むころに、キャンプをしている人たちは、次々にランタンをつけていきますよね。LEDランタンでは表現できない魅力を、ガソリンランタンは演出してくれます。そこで今回は、ガソリンランタンの魅力について、お伝えしていこうと思います。
暗い場所をふんわりと明るく照らしてくれる
日が沈むころになると、料理をしたり何か作業をしていても、手元が暗くて効率が悪くなりますよね。そんなときに、ガソリンランタンは活躍してくれます。LEDランタンでも明るく手元を照らしてくれますが、ガソリンランタンはふんわりとした優しい灯りを放ってくれるので、心地よく作業を続けることができます。ガソリンランタンの中でも、灯りの強いものから弱いものまで様々ありますし、ほとんどが灯りの強さを調節することができます。
作業をするときには強く明るい灯りを放ち、料理を食べるときや友人たちと団らんするときは、弱く優しい灯りを使うなど、いろいろなシーンで適した灯りを使うことができるのがポイントです。
他のランタンでは表現できない優しい空間を作り上げてくれる
ガソリンランタンの最大の魅力としては、他のLEDランタンやガスランタンなどでは、表現できないふんわりと優しい灯りを出せることです。キャンプシーンにおいて、ガソリンランタンは必需品!と言われているくらい、愛用者が多いのがガソリンランタンです。実際にキャンプをしていて思うのですが、ガソリンランタンを使ってキャンプをしているときは、その優しい灯りに包まれながら夜を過ごすので、心地良く幸せな気持ちになります。
夜遅くにふんわりと優しいあかりに包まれながら、友人たちと話しながらお酒を飲むことで、楽しいひとときを過ごすことができます。
寒い季節でも心強い!
ガスランタンに比べると、ガソリンランタンは、寒さに強いです。使うガスの種類にもよりますが、寒冷地では火力が不安定になりがちです。それに比べるとガソリンランタンは寒冷地でも問題なく使うことができます。寒冷地でも寒さに負けない、明るい灯りを求めているのであれば、ガソリンランタンがおすすめですよ。ガソリンランタンは、ホワイトガソリンの使用が適しています。それ以外のガソリンを使用しても使えることは使えますが、ジェネレーターが詰まったりと、故障の原因にもなりますので、長く使い続けたい人は、きちんとホワイトガソリンを使うことをおすすめします。
ガソリンランタンのデメリットはあるの?
ガソリンランタンの魅力をお伝えしましたが、デメリットが気になる人もいると思いますので、お伝えします。まず一つ目は、ガソリンランタンはつけるまでに少し準備が必要なんです。LEDランタンと違って、スイッチ一つでつくものではないので、しっかりとした下準備が必要なんですよ。
二つ目は、一度消してしまうと、つけるまでに少し時間がかかることです。キャンプ中に一度消すということはあまりありませんが、燃料切れで消えてしまう可能性があります。そうなったときは、熱くなっているランタンを一度冷まし燃料を入れて、ポンピングし点火する必要があります。なので、十分な量の燃料を入れておかないと、こういったケースになってしまう可能性があります。
ガソリンランタンはメンテナンスも大事!
ガソリンランタンを使う上で、デメリットはメンテナンスをしなければいけないことです。ガソリンランタンは、シーズンが終わって使わなくなったときに、メンテナンスをしないと、タンク内が錆びたり、部品の一部が腐食してしまう可能性が考えられます。ランタンを購入したばっかりのユーザーに多いと言われておりますので、ガソリンランタンを購入した場合は、メンテナンスも含めてガソリンランタンを使いこなしちゃいましょう。
メンテナンスの方法
実際にどんなメンテナンスが必要なのか、気になる人も多いと思いますので、ガソリンランタンのメンテナンス方法をご紹介していきます。
①ガソリンランタンを使うシーズンが終わったときは、タンク内のホワイトガソリンをすべて抜く。
②スーパーレンチというアイテムを使って、ポンプノブを外しましょう。
③チェックバルブレンチというアイテムを使って、チェックバルブとエアシステムも外していきます。
④ポンプカップ部分は、ゴム製になっておりますので、リュブリカントという専用の潤滑油を塗ってあげましょう。
※そうすることで、滑りやすくなりスムーズなポンピングができるようになります。
⑤長年使い続けている人は、ジェネレーターをお手入れしていきます。
⑥ジェネレーターはガソリンを気化させる重要なパーツです。分解すると、筒、バネ、針の3つで組み合わさっているのが分かるかと思います。
⑦長く使っていると、この部分に「すす」がたまり、灯りが安定しなくなります。灯りが安定しなくなってしまったときは、ジェネレーターの交換をしていきましょう。
※ジェネレーターの交換は少し難しいので、ご自身でできないと感じたら、ショップに持っていき、やってもらうのをおすすめします。
⑧黒くなってしまったガラス部分などを、水にぬらして絞った布で、拭いてあげましょう。
⑨今までの工程を逆戻りしていきましょう。これでメンテナンスの完成です。
ジェネレーターを詰まらせないようにするには、ホワイトガソリンを使うことが一番です。他の燃料を使ってしまうと、最初は問題ないように使えますが、次第にジェネレーターが詰まってしまって、交換しなければいけなくなります。そうなると出費にもなりますし手間にもなります。なので、少しでも長持ちさせたいと思っている人は、ホワイトガソリンを使いましょう。
おわりに
キャンプシーンにおいて必需品と呼ばれているガソリンランタンの魅力や、メンテナンス方法をご紹介しました。他のランタンに比べると、メンテナンスなど少し手間がかかってしまいますが、ガソリンランタンが放つ灯りは、とても心地よい雰囲気を作り出してくれます。なので、メンテナンスを含めたガソリンランタンの魅力を感じてほしいと思います。ぜひガソリンランタンを使って、心地良く幸せなひとときを過ごしてくださいね。
自然をこよなく愛するアウトドアライター。テント泊が大好きで、テントを張れる場所であればどこでもテント泊します。わいわいキャンプも好きだけど、少人数のしっぽりキャンプも好き。培った経験をもとに、使っているギアや読者様のタメになる情報を発信していきます。
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