一度使うとその便利さからキャンプに欠かせなくなるグランドシート。ですが、新しく買うとお金もかかるため、ブルーシートなどで代用している方も多いのではないでしょうか。
今回はグランドシートとブルーシートは何が違うのか? 互いのメリット・デメリットを見ていきたいと思います。お読みいただいた後で「グランドシートを買いたい!」と思った方へ向けて、おすすめ商品もご紹介します!
グランドシートとは? 使うメリットは何?
グランドシートとは、名前(ground sheet)のとおり地面に置くシートのことで、テントの下に敷いて使います。
グランドシートを使うメリットは、大きく次の3点が挙げられます。
1:テントの底に傷がつきにくい
2:地面からの底冷えを防いでくれる
3:テントの浸水を防ぐ
テントの底に傷がつきにくい
グランドシートは、テントの底が地面と擦れて傷つくのを防いでくれます。
地面には石や砂利があるため、そのままテントを立てると、底がすぐダメになってしまいます。またテントはお値段が張るので「傷ついたから買い換えよう!」とはいきません。
地面からの底冷えを防いでくれる
春夏ならそこまで気になりませんが、秋冬キャンプの場合、地面からの底冷えで眠れないなど寒さが問題になります。
グランドシートを敷いておくと、底冷えが緩和されるので、寒さを和らげることができます。使うのと使わないのでは体感気温にかなり差が出るので、寒い季節のキャンプには必須のアイテムといえます。
テントの浸水を防ぐ
キャンプ中に雨に降られ、テント内まで雨水が入ってきて参ったという経験はありませんか? グランドシートを使うと、こうした浸水を防ぐことができます。グランドシートは、地面から来る水や湿気をシャットアウトしてくれる役割を持っています。
グランドシートとブルーシートは、何が違うのか?
グランドシートはとても便利なアイテムですが、わりと高価なため、ブルーシートなどで代用している方も多いと思います。
ブルーシートとグランドシートを比較すると、次のようにまとめられます。
比較項目 | グランドシート | ブルーシート |
---|---|---|
値段 | × | ◎ |
強度 | ◎ | × |
防水 | ◎ | △ |
持ち運び | ◎ | × |
コスパ | ◎ | × |
ブルーシートは、値段が安く、ある程度の防水性を備えているので、代用品として使えないことはありません。ただ、グランドシートと比べると、どうしても性能面で劣ってしまいます。
まず強度。グランドシートはとても頑丈ですが、ブルーシートはそこまで耐久力がありません。そのためテントが傷つきやすいです。何度か使うと防水加工(ラミネート)が剥がれてしまい、防水性も落ちてきます。またブルーシートはごわごわしているため、小さく畳めないという収納面でのネックも。
そのため、総合的なコストパフォーマンスはグランドシートのほうが良いと言えます。
おすすめのグランドシート!
ここまでお読みいただき「グランドシートにちょっと興味でてきた」「自分も買ってみたい!」と思った方へ、ここでおすすめのグランドシート5点をご紹介します!
スノーピーク ランドロックグランドシート
材質は210Dポリエステルオックスで、防水性を高めるPU(ポリウレタン)コーティングが施されています。その耐水圧は1,800mmミニマム。
これは同社独自の表記で、グランドシートのどこで計測しても耐水圧1,800mmが保証されていることを意味します。決して手頃なアイテムではありませんが、今までより数段快適なキャンプが実現できること間違いなし。おすすめの一品です。
ノルディスク グランドシートレイサ6
おしゃれキャンパーの中でも人気が高いアウトドアブランド・ノルディスクのグランドシート。耐久性に優れるナイロン素材のため、テントをダメージからしっかり守ってくれます。重量が1.5kgと軽く、持ち運びも楽チン。耐水圧10,000mmとハイスペックなのも魅力的です。
コールマン マルチグランドシート
250センチ×250センチのサイズに重量800グラムと、軽くて大きいのが特徴です。テントに使われる "210D ポリエステルオックス" という素材を使用しているため、防水性が高く、乾きやすいです。
お値段は高めですが、そのぶん機能性バツグンで、一度使うと手放せなくなります。
ロゴス グランドシート
なるべくお金を抑えたい方におすすめなのが、ロゴスのグランドシート。耐久性に優れており、テントに結び付けられるので、ずれてしまう心配もありません。今までブルーシートを使っていて、グランドシートに初挑戦したいという方は、このあたりから使用感を確かめてみると良いと思います。
オクトス アンダーグランドシート
オクトスから発売されているグランドシート。日本国内で生産されています。縫い合わせの箇所にシームテープ加工が施されているため、耐久性に優れています。表裏がなく、どちら向きに敷いても効果が変わらないのも特徴です。
おわりに
グランドシートを使うと、テントの傷や底冷え、浸水などを防げるようになります。ブルーシートで代用できないこともないですが、やはりオススメなのはグランドシート。予算やキャンプスタイルに合わせて、ぜひ一つはお手元に!
自然をこよなく愛するアウトドアライター。テント泊が大好きで、テントを張れる場所であればどこでもテント泊します。わいわいキャンプも好きだけど、少人数のしっぽりキャンプも好き。培った経験をもとに、使っているギアや読者様のタメになる情報を発信していきます。
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