キャンプの醍醐味と言えば焚き火! しかし「焚き火台はかさばるから・・・」と諦めている方はいらっしゃいませんか?
実はA4ノートほどのコンパクトな焚き火台があるんです。今回はそんな焚き火台「ピコグリル」の魅力をご紹介します!
最薄焚き火台、それがピコグリル
ピコグリルはスイスのSTC社が開発した焚き火台で、もともとはオートキャンプではなくハイキング用に作られました。
そのため、持ち運びやすい軽さとコンパクトさを併せ持った焚き火台となっています。たとえば、定番の「ピコグリル398」の重量はわずか442g。キャベツ半玉分と同じほど軽いです。
使うときは広げるだけでOK。組み立て自体が簡単なので、どなたでも使いやすくなっています。また、パーツが薪を乗せるプレートと脚部の2つのみとシンプルなため、細かな部品をなくす心配もありません。
折りたたむとA4サイズの「ピコグリル398」
ピコグリルの魅力は、何と言っても折りたたんでA4サイズに収納できること。この大きさならサックに入れてハイキングしても、まったくかさばりません。
また、ピコグリル398の素材はステンレス鋼のため、強度面も心配ありません。
使いやすさもピカイチ。たとえば薪をくべるときも、40cmくらいの長さならそのままくべることができます。ピコグリルより小さな焚き火台はありますが、かなり小割りにした薪でないとくべることができません。
398の2倍サイズでも軽い「ピコグリル760」
ピコグリルには、398の2倍の大きさを誇る「ピコグリル760」もあります。
収納サイズはA3サイズと大きくなりますが、大きめのサックなら十分入ります。重さも1,300kgと、焚き火台にしてはかなり軽いです。
また、760は398より安定した作りとなっています。専用の五徳は398の場合、平行だけでしたが、760ではクロスに組むことができます。そのため鍋をおいて調理することも可能です。
(出典:Picogrill 760)
空気の流れで燃えかすが残りづらい
ピコグリルの魅力は軽いだけではありません。焚き火の燃焼効率が良いのも特徴です。
ピコグリルは火床が "くの字" に曲がっており、これによって空気の通り道ができます。また火床自体に何本もスリットが入っており、そこからも空気が入るので効率よく酸素を取りこめます。これにより薪がしっかり燃焼するため、燃えかすが残りにくいです。
横幅に広がるピコグリルでは、薪を横に積み重ねるように組んでいきます。ほかの焚き火台は、より燃えやすいよう円錐状に組むと思いますが、ピコグリルは横向きのままでも十分に燃えてくれるので、初心者でも簡単に焚き火が楽しめます。
五徳を付ければ調理もできる
ピコグリルにはオプションで「スピット」と呼ばれる串を付けられます。これさえあれば398でも五徳のように使って鍋料理を楽しめます。
また、スピット自体を串焼きの串として使えます。薪を熾火にして川魚をスピットに刺し、表裏をこんがり焼くなんてこともできますよ。
唯一デメリットを挙げるとすると、非常に人気が高く、どこのショップでも売り切れのケースが多いこと。ただ、問い合わせると次回の入荷予定をお知らせしてくれたりするので、気になっている方は在庫があるか確認してみるとよいでしょう。
毎月1度はキャンプに出掛ける2児のパパ。子供を連れて行き自然に触れる教育を実践しようと試みるも、結局一番はしゃいでるのは自分という本末転倒を繰り返しています。座右の銘は“一流の遊びが出来なければ、一流の仕事はできない”。
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