この記事では、スノーピークが60周年記念モデルとして発売するチタンシングルマグをご紹介します。アウトドアブランドとして有名なスノーピークですが、2018年は60周年という記念すべき年を迎えます。60周年記念モデルのチタンシングルマグが4種類のデザインで発売されます。60周年という記念の年になるスノーピーク、これまでの歩みにも触れていきます。
大切な人と、素敵な時間を。60年にわたる「スノーピーク」の軌跡
2018年はスノーピークブランドが60周年という記念すべき年になります。みなさん、もともとスノーピークはどこで誕生し、どのような軌跡を歩んできたかはご存知ですか?「キャンプギアブランドとして有名なのは知っている!」という人も多いと思います。今回はスノーピークブランドが「どこで誕生したのか」「どんな思いで商品が開発されているのか」という60年前にさかのぼり、ご紹介します。
本当に欲しいものを、自分で。
スノーピークブランドの始まりは、スノーピーク創業者である山井幸雄さんが当時の登山用品に満足できず、自分で金物問屋を立ち上げたことです。山井幸雄さんは谷川岳をこよなく愛する登山家でした。当時使っていた登山ギアが使いづらく満足できなかったため、1958年に金物問屋を立ち上げます。自身の経験を活かした商品開発は、仮説と検証の繰り返しでした。
「本当に欲しいものを自分でつくる」という高い志しを持ち続けた山井幸雄さんの商品は、クオリティが高く登山家の中でも徐々に人気を集めていったのです。
1963年にスノーピークブランドの名称を商標登録、1976年には自社工場をつくりあげました。少しずつですが、ブランドとしての一歩を確実に歩んでいきます。
家族の絆を深める「キャンプ」
スノーピークはもともと、登山用品の開発から始まりましたが、今現在はキャンプギアブランドとして有名ですよね。そのキャンプギアブランドの始まりというのが、スノーピークブランドに山井幸雄さんの息子、山井太さん(現社長)が入社したことがきっかけでした。山井太さんは、「家族の絆を深めるための、豊かな時間」としてアウトドアをライフスタイルのひとつとしてキャンプを提唱します。
創業者である山井幸雄さんから受け継いだ「本当に欲しいものを自分でつくる」という信念をしっかりと受け継ぎ、今までにない新ジャンルを次々と築いていくのです。有名な新ジャンル商品といえば、「焚き火台」でしょう。地面を傷つけることなく焚き火を楽しむ商品ですが、造りがとても頑丈なので焚き火の温度にも耐えてくれますし、長年使っても壊れないほど。焚き火台としてのクオリティが高く、キャンパーの誰もが憧れるこの焚き火台は、今でも人気を衰えることを知りません。
日本にとどまることなく、世界へ
スノーピークブランドは、自然豊かな新潟県で誕生しました。初めの頃は日本の中で人気がありましたが、今ではそのクオリティの高さ、オリジナル性に惚れ込み世界中にスノーピークファンが多いんですよ。スノーピークブランドは、現状に満足することなく、常に進化をし続けています。自然に深く包まれることでより人間らしさを取り戻すこと、その喜びを一人でも多く増やすことという「人生に、野遊びを」というスローガンをかがげて、これからも最高な商品を開発・提供してくれるでしょう。
60周年記念モデル!チタンシングルマグは4種類!
スノーピークが展開する60周年記念チタンシングルマグは、発売時期が4つに分かれています。デザインと発売時期をあわせてご紹介します。
60周年記念チタンシングルマグ300 Asterrisk
2018年6月に発売予定の、「60周年記念チタンシングルマグ300 Asterrisk」です。Asterriskの特徴は、現在発売しているチタンマグと表面は同じデザインですが、裏面に60周年記念のロゴマークが印字しています。スノーピークの通常デザインと限定デザインWで味わいたい人はいかがでしょうか。
60周年記念チタンシングルマグ300 Oval
すでに2017年12月から発売しているのが「60周年記念チタンシングルマグ300 Oval」です。このチタンシングルマグにデザインされているロゴマークは、1960年時代にスノーピークブブランドの象徴として使用していたロゴマークを印字しています。レトロな雰囲気を持つチタンシングルマグは、登山好きな中年世代の人が見ると、「昔のスノーピークのデザイン」というのが分かりますよ!登山の休憩のときに、知らない人とチタンシングルマグを通して仲良くなるかもしれませんね。
60周年記念チタンシングルマグ300 Mountain
2018年2月から発売しているのが、「60周年記念チタンシングルマグ Mountain」です。このチタンマグの特徴としては、デザインにも印字している山です。スノーピークの由来でもある谷川岳をイメージされており、1980年代にスノーピークのロゴマークとして使用されていました。谷川岳のロゴマークを見て、1980年代当時の思い出を振り返る人も多いでしょう。
60周年記念チタンシングルマグ300 Letter
2018年の4月に発売予定の「60周年記念チタンシングルマグ」は、1990年代に使用していたロゴマークを印字しています。今では、キャンプギアのアウトドアブランドというと、スノーピークはパイオニアメーカーと思う人が多いと思いますが、そのパイオニアメーカーとなった年代というのが、1990年代なのです。ロゴマークは、とてもシンプルになっており、1990年代を感じさせてくれるデザインになっています。
画像出典:スノーピーク * Snow Peak
おわりに
2018年にスノーピークは60周年を迎えます。1958年に登山用品の開発から始まったスノーピーク、今ではアウトドアジャンルを広げさまざまな商品を作り出しているパイオニアメーカーとなりました。60周年記念チタンマグカップは、4種類ありそれぞれ異なるデザインに、記念デザインを集めたい!となる人もいるでしょう。とても話題になっているので、発売してすぐ売り切れてしまう可能性もありますよ。記念すべき60周年記念モデルを手に取ってみてはいかがでしょうか。
自然をこよなく愛するアウトドアライター。テント泊が大好きで、テントを張れる場所であればどこでもテント泊します。わいわいキャンプも好きだけど、少人数のしっぽりキャンプも好き。培った経験をもとに、使っているギアや読者様のタメになる情報を発信していきます。
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