皆さんは「パイルドライバー」と聞いて、どういったものを想像するでしょうか?
抱えて頭から落とすプロレス技を想像する方も多いと思いますが、キャンパーならスノーピークのパイルドライバーを思い浮かべると思います。
果たしてどのような道具なのか、ご紹介しましょう。
スノーピークの傑作「パイルドライバー」
金物の街で育んだ確かな技術に定評のあるアウトドアブランド、スノーピーク。数あるラインナップの中でも特に人気が高いのが「パイルドライバー」です。
これは早い話がランタン立てですが、一般的なランタン立てとは少し違います。
ランタン立ては通常、三脚のように脚を開いて設置しますが、パイルドライバーはコレ自体を直接地面に打ち込むと自重で地面に突き刺さっていくという、なんともワイルドな代物。これによって、三脚部分で脚を引っ掛けることもなくなりますし、省スペース化も図れます。
地面への正しい突き刺し方
そんなパイルドライバーですが、地面に刺すとき斜めに刺してしまうと、とても不恰好になってしまします。そこで、まっすぐ打ち込めるコツをご紹介したいと思います。
まず、パイルドライバーを刺す前に、立てるポイントにソリッドステーク30を打ち込みます。ソリッドステークはスノーピークを代表するペグですが、このペグでパイルドライバーを打ち込む前の下穴を掘ります。
まっすぐソリッドステークを打ち込んでそのまま引き抜いて、その穴にパイルドライバーを垂直に立てて打ち込みます。こうすることで見栄え良く立てられますよ。
ランタンスタンド以外でも使える!
パイルドライバーはもともとランタンスタンドですが、それ以外の用途にも役立ちます。
例えば、ドライネットかけ。食器乾燥用のハンギングドライネットをかける場所に困ったことありませんか? 林間サイトならまだしも、草原サイトだとなかなかポイントが見つかりません。
その点、パイルドライバーは風通しの良いポイントに好きなように吊るすことができるので重宝します。またランタンフックと併用すれば、ランタンを吊るしながら食器類の乾燥をすることができます。
とはいえ、耐荷重も3kgくらいなので、あまり重すぎるものは吊さないようにしましょう。
正しい抜き方で抜かないと曲がります
パイルドライバーを使う上で注意してほしいのが、抜く時です。
パイルドライバーは非常に頑丈にできていますが、テコの原理で曲がってしまうことがあります(写真のように・・・)。そうならないためにも、正しい抜き方を覚えておきましょう。
①まず蝶ネジを上下ともに緩め、中心のスチール棒を納めます。
②それから力を入れすぎないよう、穴を広げるような感覚でパイルドライバーを回していきます。
③刺した穴が少し広がってきたら、ドアノブを回す要領でグリグリひねって抜いてください。
初めのスチール棒を納める工程をやらないと簡単に曲がってしまうので、必ず忘れないようにしてください。
パイルドライバーはスノーピークのユーザーでなくとも使われている逸品です。2本以上持っている方もたくさんいらっしゃるくらい便利なアイテムですので、ぜひ取り入れてみてください。
毎月1度はキャンプに出掛ける2児のパパ。子供を連れて行き自然に触れる教育を実践しようと試みるも、結局一番はしゃいでるのは自分という本末転倒を繰り返しています。座右の銘は“一流の遊びが出来なければ、一流の仕事はできない”。
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