要注意!冬キャンプでの8つのNG行為

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最近では、冬のキャンプの人気が高い傾向にあります。

それは、夏などの湿気の多い季節に比べ、冬は空気が乾燥していて澄んでおり、いつもより自然の景色がクリアでキレイに見え、空気が美味しく感じる事。そして寒い中、焚火で暖を取りながら熱々のキャンプ料理をフーフーしながら食べることが楽しい!という人が増え人気の要因になっているようです。

そんな人気の冬キャンプですが、一つ間違えれば大きな事故やケガにつながることもあるんです。

今回は、せっかくの楽しい冬キャンプを悲惨な思い出にしないためにも、うっかりやってしまいがちな冬キャンプでのNG行為をいくつかご紹介いたしますのでぜひ参考にしてみて下さいね。

 

【 低温火傷に注意! 】

By: whity

寒い季節の必需品となっているカイロや湯たんぽは、手軽に暖を取れる画期的なアイテムですね。それに電源付きサイトの場合は、電気毛布や電気あんか、コタツなども使えます。火を使わないため安全で安心ですよね。しかし、火を使わないからと言って、必ずしも安全、安心とはいえません。

ヤケドは熱湯など高温で起こるだけではなく、45℃~50℃前後の低温でも起こるのです。その温度帯だと直接肌につけても熱くもなく心地よいため、そのまま長時間放置してしまいがちです。そうすると、気づかないうちに肌の奥深くまで損傷してしまうケースがよくあり、高温ヤケドよりも重症化するケースも多いようなので、注意が必要です。

就寝時などに寒いからと言って、カイロや湯たんぽを直接肌につけたまま寝ないよう気を付けましょう。電気毛布や電気あんかなども、就寝前に寝床を温めるために使い、就寝時にはスイッチをOFFにすると良いですね。

 

【 ガラスの解氷に熱湯は使用しない! 】

キャンプ場は、市街地から離れた自然の中にあることが多いですね。車などの交通量が少なく、電気やガスなどの生活熱がほとんどありません。そのため外気が低いと霜が付きやすく溶けにくい状況にあります。

キャンプ場で朝起きたら車のガラスが凍っていた!なんてことは珍しくありません。そんな時に、沸かしたての熱々のお湯をフロントガラスにかければすぐに溶けるから大丈夫!・・・なんてことは絶対にやってはいけません。熱膨張によりガラスが割れてしまうことがあり、特に小さくても傷の入ったガラスは全体に割れが広がってしまいます。

さらにワイパーを動かして霜を取ろうとすると、ワイパーのゴムを傷めてしまう可能性が高いのでおススメできません。

早急に霜を溶かしたい時は、解氷スプレーが効果的です。簡単に使用でき1本数百円程度で購入できます。

解氷スプレーと一緒に、霜を削り取るスクレイパーを併せて準備しておくと安心ですね。

霜が降りる前に、車のフロントガラスに布などで覆っておく方法もあります。

 

【 ガス缶の冷え対策! 】

OD缶やCB缶などのガスは、ガソリンや灯油より火災などのリスクが少なく、なおかつ安価で、使い勝手が良いため、キャンプ料理・ランタン・暖を取るために・・・などキャンプでは欠かせない必需品となっています。そんな頼もしく大活躍のガス缶は、気温が低いと中のガスが冷えにより火力が落ちたり、点火出来ない状態になったりと、弱点もあります。

ガスを温めることで、再度使用することが可能になりますが、そこで注意が必要しなければいけないことがあります。ストーブや焚火などに近づけてガス缶を温めないで下さい。ガス缶が熱くなりすぎると爆発する危険性があり、大惨事になることも。

ガス缶を温める際は、タオルなど保温性のあるもので包み、じっくりと温めましょう。

事前に保温用のガス缶カバーを装着しておくと、ガスの冷えを防いでくれますよ!

 

【 車のエンジンのかけっぱなしは迷惑きわまりない! 】

冬のキャンプは寝る時間も楽しみのひとつ!ただ冬キャンプが初めてのキャンパーさんは、思っていた以上の冷えに驚く人が多いと言われています。

あまりの寒さに、車のエンジンをかけ、ヒーターをつけたまま寝るキャンパーさんもいるとか。これはマナー違反行為です。

静寂なキャンプ場に車のエンジン音が響き渡り、空気の綺麗な自然の中に排気ガス臭が漂い、周囲のキャンパーさんたちとっては、たまったものじゃありません。キャンプ場にも多大な迷惑をかけてしまいます。このようなマナー違反がトラブルのもととなるケースがあるので気を付けましょう。

そうならないためにも、防寒着や防寒小物などのアイテムで、寒さ対策を万全にしておくことが大切です。

キャンプ場の規定で、車のエンジンをかけてはいけない時間帯が設けられている場合がほとんどですので、よく確認しておきましょう。

 

【 テント内でのストーブ使用は換気が重要! 】

冬キャンプでテント内の暖はストーブを使用するキャンパーさんが多いようです。ストーブがあれば、テント内もまるで自宅にいるように暖かく快適に過ごすことが出来るでしょう。

しかし、一酸化中毒にならないよう換気を忘れてはいけません。対策としては、テントのベンチレーションは常に開けておき、約1時間に1回はテントの入り口などを開け、外気を入れテント内の空気を循環させましょう。

せっかく暖まったテント内の空気は冷えてしまいますが、体温まで冷えないよう保温性の高いウェアを着用すると良いですね!

 

【 焚火の火の粉に注意! 】

揺らぐ炎を眺めながら、暖を取る焚火は、冬キャンプには絶対といっていいほどなくてはならない存在!あまりの温かさに心も表情も緩みますよね。しかし、あまりに暖かいからと言ってそばに寄りすぎるのは禁物です。

そして、夜露などの湿気や、雨や雪で濡れた衣類やギヤなどを乾かそうと、焚火のそばに置きっぱなしにすることも厳禁です。

焚火の炎は風などにより炎の向きが変わります。それによって安全と思って置いた場所でも、炎が届いて引火してしまう事もあるのです。

あまりそばに寄りすぎると、火の粉でお気に入りの衣類に穴が開いてしまったり、自分の着用している衣類や乾かしていたギヤやタオルなどに引火する恐れがあるので注意しましょう。冬は空気が乾燥していますので、引火すると燃え広がりが早く大惨事になりかねません。

前もって、難燃性の素材を使用した衣類などを着用し、対策をしておくと良いですね。ただ難燃性だからといっても燃えないわけではないので油断は禁物ですよ!

テントやタープへの引火にも注意が必要です。

 

【 冬の入浴は温度差に注意! 】

体を芯から温めるには、少し熱めのお風呂に入ることが1番ですね!キャンプ場から近い温泉や入浴施設に足を運ぶキャンパーさんも多いと思いますが、冬の入浴で気を付けたいのが、①湯冷め、②長湯、③ヒートショックです。

①湯冷め・・・入浴によって上がった体温を元に戻そうと、血管が広がったり汗をかいたりします。入浴後に暑いからと冷たい空気に体をさらしたり、汗をかいたまま放置することによって湯冷めをし、風邪をひくなど体調不良の原因となる可能性が高いです。

②長湯・・・長くお風呂に入ることによって、汗を大量にかき脱水症状になったり、肌の保湿成分がお風呂に流れ出てしまい、より肌の乾燥を促してしまいます。そして、長くお湯につかると大きく体力を消耗をし、疲労が増してしまいます。

③ヒートショック・・・急激な気温の変化で、血圧が大きく変動し、脳梗塞や心筋梗塞などの病気を発症する可能性があります。

どれも体調不良を引き起こす要因となる可能性が高いため、衣類の着脱時やタオルドライの時間を手早く行うなどの対策をすると良いですね。

 

【 キャンプ場の無断退場してはダメ! 】

あまりの夜の寒さに「キャンプは中止!」と撤収作業をし、キャンプ場へは何も告げずに勝手に帰ってしまうキャンパーさんもいるとか。

何か不都合があったり急な体調不良の場合でも、キャンプ場のスタッフに相談をし、必ず許可を得てから退場をするようにしましょう。

夜間にスタッフが常駐していないキャンプ場の場合は、緊急時の連絡先に必ず連絡をし、他のお客様の迷惑にならないようスタッフの指示に従うようにしましょう。

 

おしまいに

今回は、冬キャンプでありがちなNG行為をご紹介いたしました。頭では理解できていても、現地に付くとテンションアップで忘れてしまったり、「このくらいなら大丈夫!」と過信をして失敗してしまう事がよくあるようです。

それがたとえ大きな事故やケガにつながらなくても、周囲のキャンパーさん達やキャンプ場などに迷惑をかけてしまううえ、後味の悪い思い出になってしまってはせっかくの楽しいはずの冬キャンプが台無しですね。そうならないためにも、自分の身を守る術や道具を揃え、周囲への配慮ができる余裕をもって、冬キャンプを楽しみましょう!

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