今年は完璧!テントをカビから守るためのコツ

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「さぁ!キャンプだ!テントを張ろう!!」とウキウキでテントを出してみると、カビが生えていた・・・なんて残念な経験をしたことはありませんか?せっかく上がっていたテンションが、一気に下がってしまいますね。

テントはキャンプギアの中でも高価なものですし、さらに自分のお気に入りのテントだと余計にショックですよね。

実は、テントにカビをはやしてしまう失敗は、キャンプ初心者さんにけっこう多いようですよ!

今回は、大切なテントを永く愛用できるよう、カビを生やさないコツをお伝えいたします。

 

こんな時にカビが生える!

皆さんがよく知っているカビの原因は、【水分】ですよね。しかし、水分だけではなく、三大要素が加わってカビとなるのです。その三大要素とカビの好む条件とはどういったものでしょう?

【 湿度 】

条件・・・湿度が60%から80%と高い

【 温度 】

条件・・・20℃から30℃と中程度の温度

【 栄養源 】

種類・・・チリやホコリ、脂などの汚れの付着

以上の条件が揃うとカビが繁殖しやすくなります。

 

テントは必ず濡れるもの!

「天気の良い日だから、テントは濡れないから大丈夫!」とそのまま収納袋にしまい込んでいませんか?

実は、雨は降らなくてもテントは濡れてしまうのです。雨以外でテントを濡らしてしまう水分は、夜露や朝露、そして結露。その他、地中に含んでいる水分が、地面に上がってきてテントの底面が濡れる事も覚えておきましょう。

夜露や朝露、地面からの湿気はテントの外側を濡らしてしまいますが、結露はテントの内側までも湿らせてしまいます。結果、テントは雨が降っていなくても、生地の外側と内側の全体に湿気をもたらし濡れてしまうのです。

 

カビを生やさないための基本は【乾燥】!

カビ菌の最も好まない環境は乾燥です。これは基本中の基本!まずはテント全体をしっかりと乾かすことを徹底して行いましょう。

撤収時が【晴れ】の場合

撤収時に天気が良い時は、キャンプ場でテントの乾燥を行うと、帰宅してからがとても楽になりますので、ぜひやっていきましょう!

朝露や雨などで濡れていることが確認しやすいのは、テントの外側ですね!しかし、テントの内側も乾かすことが大きなポイントです。

テントの外側をキッチリと乾かしてから収納したはずなのに、カビが生えてしまった・・・なんて残念なことになる可能性が大きいです。

そのためには、テントを撤収する1時間から2時間前には、テントの入り口はもちろん、全てのベンチレーションを開け、テント内に風を通しましょう。できればテント近くに配置した棚や小物などのインテリア類、ギア類を外に出すか、テントから離して隙間を開け、空気が通りやすい環境にしておくと良いでしょう。

さらに時間に余裕があれば、乾いた布類などでテントの内側をサッと乾拭きをし、湿気を取り除いておくとより早く乾燥させることが出来ますよ!サーキュレーターを持っている場合、テント内で空気を循環させ乾燥させる方法もありますね!

テント内部に風を通している間に、テントの外側も天日で乾燥させます。落ち葉は払い落とし、ホコリや土などの汚れは雑巾などで取り除いておきましょう。テントだけではなく、グランドシートや、ペグやポールなどの小物類の乾燥、汚れ落としも忘れずに行ってから収納しましょう。

その他、ロープを張ったり、垣根などの上を利用するなど、テントを掛けられる場所に広げて置くのも良いでしょう。

 

撤収時が雨の場合

テントを片付ける時に天候が悪い場合は、現地での汚れ落としや乾燥は難しいですね。その場合は、テントをさっとひとまとめにして、大きめのビニール袋などに入れ、家へ持ち帰ってから乾燥させるようにしましょう。

テントが濡れたままの状態で、長時間ビニール袋に入れたままだとカビが発生してしまうため、自宅に持ち帰ったら天気の良い日に早めにテントを出し、庭やベランダなど、なるべくシワにならないよう広げられる場所で乾燥させましょう。

広いスペースが取れない場合は、テントを二つ折りに畳んだ状態で干し、数時間ごとに表面を変え、全体をくまなく乾かすと良いですね。

もしくはテントを広げられる(設営が禁止されていない)公園などがあれば、そこでテントを設営し乾かすのも良いですね!その際は公園のルールを守ったうえ、他の来園者の迷惑にならないような配慮が必要です。

 

メンテナンスが楽になる技とは!

テントをカビさせない一番の基本は【乾燥】ということを前述でお伝えしました。

しかし、テントそのものが劣化し、防水、撥水効果が落ちてしまっている場合、テントに水分が染み込んで乾燥しにくくなってしまいます。そうなると、乾燥する時間が長くなってしまったり、乾燥したつもりでも生地内にまだ水分を含んでいて、カビを生やしてしまったなんてことにもなりかねません。

そこで、定期的にテント生地のメンテナンスを行うようにしましょう。防水、撥水効果を高めるための薬剤を塗布するなどのメンテナンスは、多少の時間と手間はかかりますが、自分で行うことが出来ます。

防水、撥水機能が復活することによって、テントの使用後に水分と汚れが取れやすくなり、撤収時の時短につながります。さらにテントを長く愛用するための秘訣でもあります。

 

カビが生えてしまったら!

もし大切なテントにカビをはやしてしまったら、カビ除去スプレーや消毒用のエタノールなどを吹き付け、カビの菌を滅菌することができます。しかし残念ながら、カビが生えた後の黒色の斑点は、中性洗剤などで多少目立たなくすることは可能ですが、完全に落とすことは出来ないようです。それにテントの生地が傷んだり、防水加工のコーティング剤まで落としてしまう可能性があるので、気を付けましょう。

自分で行うには時間がない・・・テントを傷ませてしまうかも・・・など不安がある方は、プロが行うテントクリーニングに出してプロに任せましょう。しかし、プロでもカビ汚れは厄介で、完全に落とせない場合もあるので、まずはアウトドアショップやクリーニング店へ相談してみると良いですね。

 

おしまいに

そろそろ梅雨のシーズンに入ります。雨などの水分の多さと湿度の高さなどで、カビの菌がいつもより繁殖しやすい季節となります。カビを生やさないためには正しい知識と、完全乾燥、そして手間を惜しまないメンテナンスが大きなカギですね!

お気に入りのテントをカビから守り、次のキャンプも気持ちよくテントを使えるようにしましょう!

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