だんだんと日が短くなり朝晩の冷え込みが厳しくなってくると、せっかくのお休みでも外に出ず、暖かい家の中でひきこもりがち…なんてことはありませんか?
しかも、キャンプなんて寒いだけでムリムリ!という人も多いと思います。
寒いけど、いっぱい外で遊びたい!キャンプも楽しみたい!という方にオススメなのが、今回紹介する車中泊キャンプです。
車中泊にすることによって、さまざまな面での余裕が生まれ、寒い冬でもキャンプなどのアウトドアを楽しむことができるのです。
車中泊とは?
読んで字のごとく、車の中で寝泊まりをする事です。
ただ、運転席や助手席で仮眠を取るような寝泊まりでは、身体も心もリラックスできず、窮屈で逆に疲れが溜まってしまいますよね。
やっぱり車中泊するなら車内でリラックスをし、疲れを癒やせる寝泊まりができれば最高ですね!
でも車中泊するには、車に大掛かりな加工を施したり、専用のグッズなどを揃えたり、いろいろとお金がかかって大変なんじゃないの?など敷居が高いと感じている方も多いのではないでしょうか。
キャンピングカーのような高級感や心地よさには及びませんが、必要最低限のスぺースと、寝具があればOKなのです。スペースは、車内で頭からつま先まで伸ばした状態で横になれること、寝具は、家で使用していない掛け布団や毛布などでじゅうぶん!
車の構造上、凹凸があればそれを埋めるためのクッションなどがあると、より快適に寝ることができますよ!
なんで冬の車中泊キャンプがいいの?
秋冬の寒い季節のキャンプは、衣類が厚手になったり防寒グッズを準備したりなど、どうしても荷物が多くなりますよね。
キャンプとなると、テント内の暖をとるための道具がかさばりがちです。その荷物の出し入れや設営だけでも疲れてしまう・・・と、本来のテントで寝るキャンプならそう思ってしまいます。
でも、車中泊キャンプなら、予め車内に寝床をセッティングしておけば良いので、キャンプ用のテントや就寝用のギヤを持って行く必要がないため荷物も減りますし、設営の必要もなくなります。
そこで生まれる、いくつかの「余裕」。その「余裕」は冬のキャンプをさらに楽しくする、大切な要素なのです。
時間的余裕
前述のように、キャンプ場についたら就寝用のテントを張る必要がありません。
寒い季節は寝床を暖かくするために、電気毛布やホットカーペット、ストーブなどの暖を取るための道具が多くなりがちですが、このような道具も必要なくなります。
それに冬は日没時間が早いため「早く設営しなきゃ!」と気持ちが焦ってしまいますが、車中泊キャンプだとそのような心配がなくなります。
必要なものは、焚火や食を囲むためのテーブルや椅子、夜露除けのタープなど、起きている時に必要なものだけ。これなら簡単にサッと設営できますね。
設営時間がかなり短縮されますので、焦って設営する必要がなく、時間にも気持ちにも余裕が生まれます。
経済的余裕
寒い季節のキャンプは、暖を取るための小道具でかさばりがち。キャンプ専用のものを購入するとなれば、その分お金もかかるので遊ぶ予算も減ってしまいます。
やはり一番は、身体が冷えがちな夜間の就寝用の道具を充実させる予算がかさむ傾向にあるようです。
でもそれが車中泊となれば、自宅にある布団を車内にセッティングするだけ!
暖をとるための道具分の予算が軽減されるだけでも、経済的に余裕が生まれますね。
心身の余裕
上記の「時間的」と「経済的」の余裕が生まれると、必然的に心身の余裕が生まれます。
遊びにおいては、実はこの「心身の余裕」が最重要なポイントです。
心身の余裕ができると、気持ちが明るく前向きになる傾向があります。そうなると、疲れにくくなったり、楽しい事がさらに倍楽しめたり、集中力が増したりと、良いことづくめです。
逆に心身的な余裕がないと、忘れ物など、小さな失敗をいくつもしてイライラするなどストレスが溜まってしまいます。
そして少し動いただけでも疲れてしまうなど、存分に楽しめなくなってしまい、せっかくのお出かけも楽しくなくなってしまいます。
選択の幅の余裕
行楽シーズンだと道路の渋滞が目立ちます。できる事なら避けて通りたいですよね。 もしはまってしまうと、普通のキャンプの場合、前夜から出発して、途中で車中の仮眠を余儀なくされることも。この場合、身動きが出来ない車内で休むことになり、かえって疲れてしまう事もあります。
でも車中泊なら、車内で休む準備は完璧。高速のサービスエリアや道の駅など、休憩可能な場所に車を停めて、セッティングした寝床に移るだけ!これなら疲れも溜めず仮眠を取る事ができますね。
おまけに就寝時間をたっぷり取るなら、寝る前にアルコールで一杯!なんて車中での晩酌も楽しめたりしますよ。
そして、道中の景色の綺麗な場所に寄り道をするのもおススメですよ!
紅葉の綺麗な公園などで、車中で寝転びながら景色を堪能するのもとても贅沢でリラックスできる時間となります。
(ちなみに下の画像は、湖のほとりの駐車場で、紅葉に囲まれた湖を見ながら休憩をしている我が家の山葵くんです。)
最後に
冬のキャンプは寒くて大変!というより、車中泊にすることによって、楽しむ為の余裕が生み出されることがお分かりいただけましたでしょうか?
車の中はテントより狭いですが、秘密基地のようなワクワクがあり、今までにはない楽しみ方が見つけられるかもしれませんよ!
ただ、車中でも外気の冷たい空気を完全にシャットアウトできるわけではありませんので、車中泊する際は毛布やタオルなどで隙間を埋める対策をすると、より快適に寝ることができますよ。
寒さに負けず、ぜひ冬の車中泊キャンプでおおいに楽しみましょう!
【仕事】・フリーライター
【趣味】・登山 ・旅 ・日本酒 ・夫婦で晩酌 ・愛犬「山葵」と戯れる ・自然に触れる
【好きな言葉】・「日々是好日」 ・「Hot & Cool」
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