近年高まるアウトドア人気に加え、インドアだけどアウトドア風の雰囲気が楽しめるベランピングに注目が集まっています。
大自然の中で、思う存分ストレス発散をしたいところですが、猛暑やその他の情勢で、気軽に外出しにくいですよね!特に猛暑の中、小さなお子様を連れてのアウトドアの遊びはなるべく控えたいものです。
だからといって、家でじーっとしていると余計にストレスが溜まってしまいますよね。そこで、自宅で気軽にアウトドア気分を楽しめる、ベランピングを試してみませんか?
立派なキャンプ道具が必要なわけではないので、キャンプ未経験者でも手軽に楽しむことが出来ますよ!
今回は、大人も子供もじゅうぶんに楽しめる、ベランピングのコツや注意点などをお伝えいたします。
ベランピングとは
そもそもベランピングってどういうものなの?という方に簡単に説明いたします。
手ぶらで豪華、優雅なキャンプスタイルである【グランピング】は耳にしたことがあるかと思います。そのグランピングを、自宅などのベランダで楽しもう!ということからベランピングという造語が誕生したといわれています。
グランピングと同様、特別なキャンプ道具が必要というわけではなく、ベランダでリラックスでき楽しめる空間を作り、外の空気を吸いながら贅沢な時間を堪能するのが大きな目的です。
そのために、お気に入りの音楽を聴いたり、美味しい料理を食べたり、読書をしながらコーヒーを飲むなどをして、自分にとっての贅沢時間を味わうプチイベントのようなものですね。
ベランピングのメリット
自宅でアウトドア気分!
『仕事などの都合でアウトドアの遊びができない』『キャンプ道具を持っていない』『自然のある地方は遠くて・・・』など理由はさまざま。でも、自宅のベランダに出れば、そこはもうアウトドアが満喫できる空間です。
道具はあるものだけでOK!
実際にキャンプで使用するアイテムを全部出す必要はなく、そしてキャンプ未経験者の方も、キャンプ道具をあえて買い揃える必要はありません。サッと出せて片付けられるキャンプ道具、もしくは自宅にあるものは工夫次第で何でもベランピングを演出するための道具として代用できます。
設備で困らない!
トイレへ行きたい時、水が使いたくて炊事場へ行きたい時に、キャンプ場だと距離が遠くて面倒なことがよくありますよね。さらに調理の面でも、火おこしに時間がかかるなど不便なことも多々ある中、ベランピングでは自宅がキャンプ場のようなもの。設備で困るようなことはありません。
片付けがラクチン!
食事の後片付けもキャンプ場と違い、すぐにキッチンへ運び洗えます。使用したイスやテーブルなどの道具もサッと拭き掃除をして片付けられますね。キャンプと比べ、撤収作業が簡単に行えます。しかもチェックアウトなど時間の縛りがないため、出来るところまで片付ければよいので、その点でのストレスがなく、時間と心に余裕をもって楽しむことが出来ます。
これさえあれば立派なベランピング
・テーブル
自宅にあるカフェテーブルや、コタツ用のテーブルでOK!もし、ベランダには大きすぎるなどの理由から使用できるテーブルがない場合は、木箱や頑丈な段ボールなどを逆さまにし、布をかけるだけで立派なアウトドアテーブルになりますよ!おぼんでも床に直置きにすればロースタイルのテーブル代わりになります。
・イス(クッション)
折り畳みのアウトドアチェアだと雰囲気が出ます。ベランダで使えるイスがない時は、床に直接座るスタイルにしてみましょう。その場合、お尻が痛くならないようクッションを用意しましょう。
・敷物
自宅用のものを置いたり、食べ物を食べる場合は、ベランダの床と自宅用の家具が汚れないよう、敷物を用意しましょう。敷くものは普段ピクニックなどで使用しているレジャーシートで十分です!よりアウトドア感を演出したい場合は、人口芝を敷くと一気に自然の中にいるような雰囲気になり気分も高まります。
・目隠し用タープ
周りからの視線と、自宅周辺の人工物をなるべく見えないよう遮るため、目隠し用のタープやシェードを張るといいですね。日除けや虫よけ効果もあるので、夏のベランピングにはぜひ活用しましょう!
プラスαでよりオシャレに
ちょっとの工夫とアイデアで、オシャレ感がアップするアイテムもぜひ置いてみて下さい。オシャレキャンプ気分が味わえますよ!
・ランタン
メインの照明として明るめのランタンをテーブルの上かサイドに一つ、そして間接照明として複数個の小さなランタンをまわりに配置すると、そこはすでにベランダではなく、オシャレなキャンプサイト空間に早変わり!とてもムーディーな雰囲気を醸し出してくれます。今では100円ショップにランタンが販売されているので、灯りの演出に凝ってみても楽しいですね。
・ガーラント
小さな旗がいっぱいついたガーラントは、オシャレな空間のアクセントになります。キャンプ未経験などで、持っていない方は手作りで即席ガーラントはいかがですか?
不要な布を三角形や四角形などお好みの形に切り、紐に連ねて貼り付けていけば、オリジナルガーラントの出来上がりです。
布を用意できない場合は、折り紙や新聞折込のチラシでもOKです。紙をお好みの形にカットし、長く伸ばしたセロテープに連ねて貼れば、さらにお手軽に作ることが出来ます。使用後は簡単に処分できるので、後片付けも面倒にならなくていいですね!
・テーブルクロス(ランチョンマット)
テーブルの上に、サッと布を一枚かけるだけで、オシャレ度が増します。お気に入りの色や柄のテーブルクロスやランチョンマットで気持ちが盛り上がりますよ!
防水加工の施してある布や、プラスチック製のランチョンマットがあれば、食べこぼしでテーブルを汚すことがなく、テーブルクロスの汚れもわざわざ選択する必要なく濡れ布巾ですぐに落とせるため、後片付けの時短につながります。
・ウォータージャグ
自宅なので水道の設備は問題ありませんが、ちょこちょこキッチンへ行くのも面倒!という方は、ウォータージャグに水と氷を入れてテーブルわきに置いてみてはいかがでしょうか?指先を洗いたい時や、布巾を濡らしたい時など、少しだけ水が欲しい時に便利です。
さらにジャグの中に、アルコールやジュースの缶、ワインなどのビンを入れておけば、ドリンククーラーにもなり、飲み物を取りにわざわざ冷蔵庫まで行かずに済むので一石二鳥ですね!
・ミニテント
ソロキャンプ用の小さなテントや、ピクニックなどで使用しているサンシェードテントがあると、さらにキャンプ感が演出できます。テント内にクッションなどを入れ、中でお気に入りの音楽を聴きながら読書をしたりするのも優雅なひと時になります。ペグ打ちの必要ないワンタッチてんとだと設営や片付けが楽に済みます。
・ハンモック
ハンモックと言えば、アウトドアでは代表的な贅沢で優雅なアイテムですね。そのハンモックがあれば、寝そべりながら読書もOK!椅子代わりにしてもOK!もちろんうたた寝するのもOK!ハンモックで揺られながら自然の風を感じるのは気持ちよさそうですね。
吊り下げ式のハンモックは、支柱が必要なためベランダには設置が難しいようです。設置する際は自立式のハンモックをチョイスしましょう。
・植物
アウトドアといえば、木々の緑!自宅内の観葉植物やお花をベランダに出し、ランダムに配置しましょう。一気に自然に囲まれた気分になり、空気が爽やかに感じるでしょう。
ベランピングをする際の注意事項
近隣の迷惑にならないよう配慮をする
・音
楽しいと、ついつい声が大きくなったり、騒いだり、大音量で音楽を流してしまうことありますよね。近隣の方にとっては騒音でしかありません。話し声や音楽の音量に気を遣うよう気を付けましょう。
・匂い
一軒家の自宅のベランダでバーベキューなど調理を行う際は、臭いや煙が風で流れてしまいます。これも近隣住民にとっては迷惑になる可能性が大きいため、煙の出る調理は自宅内のキッチンで行うか、近隣住民へ一声かけておくなどの配慮が必要です。
・視覚
どんなにオシャレにベランダを飾っても、近隣住民や通行人が不快に感じる可能性もあります。自分が気にならなくても、なるべく周りからの視線を遮れるような工夫をすると良いですね。
・集合住宅の場合は規約を確認する
アパートやマンションなどの集合住宅では、ベランダに置いての火気の使用は禁止されているところも多いため、管理会社に問い合わせるなど規約を確認してみましょう。ベランピングを行う際は、非常時の避難経路を塞がないよう気を付けて使用しましょう。
・ケガに注意
ベランダは室内より狭い事がほとんどです。限られたスペースのため、移動する際にテーブルぶつかったり、物を落としてしまったりすることで、ケガにつながる場合もあります。
さらに集合住宅の場合は、階下に物を落としてしまう危険を伴うため、より注意が必要です。
おしまいに
今回は、手軽に非日常気分が味わえるベランピングをご紹介いたしました。
ベランピングは、優雅なグランピングのベランダバージョンのようなものですが、飾り付けやキャンプギヤなどの見た目の豪華さではなく、心が優雅で贅沢な気分に浸れれば、ベランピングは大成功といえます。手作りの飾り付けなどの準備も、家族の良い思い出になりそうですね!
【仕事】・フリーライター
【趣味】・登山 ・旅 ・日本酒 ・夫婦で晩酌 ・愛犬「山葵」と戯れる ・自然に触れる
【好きな言葉】・「日々是好日」 ・「Hot & Cool」
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