山には季節ごとにいろいろな楽しみ方があります。
春には山菜採り、夏には緑と高山植物、秋には紅葉ときのこ狩り。
そして冬は、一面の雪景色。青く晴れた空と真っ白な雪景色は別世界で、一度は冬山に訪れてみたい人も多いのではないでしょうか。
ただ、冬の登山はハードルが高いのも事実ですよね。
そこで今回は、お子様でも冬の雪山を楽しむことができる“スノーシュー”を紹介します。
スノーシューって?
スノーシューとは、日本でいう「かんじき」のこと。
ふかふかの雪の上を歩ける優れものです。
装着方法もいたって簡単にでき、自分の履いているブーツや靴にとりつけるだけ!
誰でも使いやすいので、スキーやスノーボードよりもはじめやすい真冬のアクティビティです。
斑尾高原でスノーシュー体験を
斑尾(まだらお)は標高約1,000メートル、長野県飯山市と新潟県妙高市にまたがっていて、豪雪地ならではの上質な雪が降り積もる場所。
夏もとても素敵な場所ですが、真冬はスノーシューの常設コースがいくつかあり、木々についた目印をたどって森の中を歩くことができます。
スノーシューツアーを「山の家」で実施していますので、個人で行くのは不安という方でも安心して、大自然の雪景色を楽しむことができますよ。
冬山は登山道も雪で埋まってしまうので、きちんとコースマップをもつことやコンパスで自分の位置を把握することが遭難を回避することに繋がります。少しでも不安な方は、ツアーに参加しましょう!
時季がくると、凍って雪が積もった「希望湖」の上もスノーシューで歩くことができます。
写真は2月の「希望湖」です。足首より下は埋まっていますが、スノーシューですぽそぽと楽しく歩くことができました。タイミングがあえば誰もいない湖の上に自分たちだけで過ごせることも。
幻想的な世界へ
スノーシューは誰でもできますが、これだけ雪が降り積もった森の中は、低体温症や凍傷の危険もないわけではないので、きちんと防寒をしましょう。
そして例年の雪の量ですが、どうせ行くなら遊べるくらいの雪が降ってほしいですよね。もし斑尾に訪れる場合、雪が十分にあるかなどは「山の家」に確認すると良いです。
もちろん、他の雪国の地域でもこうしたツアーを開催していることがありますので、雪の状況などは予約前に一度聞いてみることをオススメします。
真っ白な雪景色と青空のコントラストは本当に美しいものです。
今年の冬は、スノーシューで雪を楽しむことを視野に入れてみてはいかがでしょうか。
幻想的な世界がきっと待っていますよ。
アウトドアショップで働きながら、山や海、自然の中で遊ぶことを生きがいに日々を過ごす。自身の経験をもとに、おすすめのウェア情報やギア情報、遊びたくなる、旅に出たくなる情報を紹介していきたいと思います。
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