雑草のように生えてる野草・ノビルの採取方法とレシピ

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どこにでも生えてて、手軽に採取できる、そして意外と長い期間採取ができる野草がノビル。子供の頃によく採ったという方もいらっしゃるかもしれません。

私自身、子供の頃にはあまりおいしいと思ったことがなかったノビルですが、大人になってから食べてみると、予想以上においしくて、しかも酒のあてには最高だったりするんです。

そこで今回は、ノビルの採取方法と簡単レシピをご紹介します。

ノビルとは

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北海道から沖縄まで全国に自生しており、人里近くの土手や堤防の上、あぜ道などに群生しています。
日本では万葉の時代から食べられており、「古事記」や「万葉集」にも登場します。

ノビルは漢字で「野蒜」と書きます。「蒜」とはニンニクのことを指し、野に生えるニンニクという意味から「野蒜」というようになりました(ちなみにニンニクは漢字で「大蒜」と書きます)

ノビルの見つけ方・採取方法

ノビルは土手や堤防沿いなどの日当たりがよく、丈の低い草が生えている草地で簡単に見つけることが出来ます。群生していることが多いので、一か所で大量に採取することが可能です。

ノビルかどうか不安な時には、まず葉をちぎって匂いをかいでみてください。ネギのような芳香がありますので、その匂いで他の植物と区別することが出来ます。

地下には玉ねぎのような球根が出来ており、葉と共にその玉ねぎ状の球根を食用にしますが、地下5~10cmくらいの場所にあるため、引っ張ったくらいでは抜けません。スコップなどで掘り返す必要があります。

採取時期は春から初夏にかけてです。夏に花をつけるのですが、花をつけてしまうと固くなり味も落ちますので、花をつける前に採取しましょう。目安としてはゴールデンウィーク前後2週間くらいがベストシーズンです。

ノビルの下処理の仕方と食べ方

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1.採ったノビルはその場で土や泥を落としておきます。枯れた葉は取り除いておきます。
2.バケツなどに水をはってノビルを洗います。ノビルの球根の部分は玉ねぎのように皮をめくることが出来ますので、土の入り込んでいる部分は皮をむいてしまってもいいです。
3.白いヒゲ根は根元で切り落とします。

ここまで出来たら、あとは食べるだけです。

ノビルはネギやタマネギ、ニンニクなどの仲間なので、そのまま生で食べることもできます。エシャロットのように生のままで味噌をつけて食べる人もいますが、かなり辛みが強いのでかなり好き嫌いが分かれます。

火を通すことによって甘みが出ますので、サッとゆでて酢味噌和えや胡麻和えなどにするのが一般的です。その他、炒めたりみそ汁の具にしたり、てんぷら、しょうゆ漬け、味噌漬けなどいろんな調理方法で食べることが出来ます。葉の部分を刻んで薬味として麺にかけたり納豆に入れたり、またニラの代わりに餃子に入れたりしてもおいしいですよ。

ノビルのレシピ① ノビルの酢味噌和え

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ノビルと言えばやはり定番は酢味噌和えです。

用意するもの

ノビルひとつかみ
味噌大さじ1
みりん大さじ1
大さじ1~2
砂糖小さじ1

1.ノビルを熱湯でさっとゆでます。目安は30秒~1分くらい。ゆですぎると風味が飛んでしまいます。
2.ゆで上がったら冷水に取り、水気をしぼって食べやすい大きさに切っておきます。
3.味噌、みりん、酢を混ぜて酢味噌を作ります。甘めが好みの方は砂糖も入れてください。酢の量はお好みで調整をしてください。
4.2のノビルを和えたら出来上がり。

ノビルのレシピ② ノビルとオイルサーディンの炒め物

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ビールのおつまみにぴったりです。

用意するもの

ノビルひとつかみ
オイルサーディン缶1缶
オリーブオイル少々
マヨネーズ大さじ1
適量
コショウ適量
しょうゆ少々

1.ノビルは食べやすい大きさに切っておきます。
2.オイルサーディンを中のオイルごとフライパンに入れ、火にかけます。
3.オイルの量が少なければ、オリーブオイルを足してください。
4.ノビルとマヨネーズを入れて炒めます。
5.塩こしょうで味付けをし、最後にしょうゆを少々たらして風味付けをします。

そのままおつまみとして食べるのはもちろんのこと、ここにゆで上がったスパゲッティを入れるだけで、おいしいノビルパスタの出来上がりです(この時はエノキがあったのでエノキも入れてあります。)

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まとめ

今回はどこででも簡単に採取できる身近な野草・ノビルの見つけ方や下処理の仕方、簡単レシピなどをご紹介しました。
採取から下処理、調理と、食べるためには少々手間がかかりますが、野生のものをアウトドアで調理していただくのは格別です。
夏に花が咲く前までなら採取が可能ですので、他の山菜が終わってしまった時期に採れるのもうれしいところです。
初夏のキャンプでノビルを見つけたらぜひ試してみてください。

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