キャンプ場には、公式HPにも記載されていない暗黙のルールがあります。
ほとんどの人が特に意識することもなく守れているのですが、中にはそうでない人もいるのが現実。
せっかくのキャンプを安心のびのび楽しむためにも、今回はキャンプ場の暗黙のルールについてご紹介します。
なぜルールに記載されていないのか?
暗黙のルールは、暗黙ですからどこにも載っていません。なぜ守ってほしいことなのに、ホームページなどに記載されていないのでしょう?
それは、どれも当たり前のことだから(ですから、そこまで身構えて読んでいただく必要はありません)
しかし、中にはきちんと守れていない人も残念ながらいらっしゃいます。ご本人はマナーやエチケットをしっかり気をつけているつもりでも、実はそうじゃなかった、なんてケースも。
暗黙のルール① チェックイン時間を大幅に過ぎないように
まず、チェックインの時間を大幅に過ぎないよう、じゅうぶん注意しましょう。どうしても予定通りの到着が難しい場合、必ずキャンプ場へ事前に電話でその旨を連絡するのが暗黙のルールです。
お客様が予定通り到着しないと、キャンプ場のスタッフの皆さんのスケジュールが大きく狂ってしまいます。それによって、他のお客様へ迷惑がかかってしまいます。ある時間にチェックインが集中して、売店のスタッフも受付を手伝わなければいけなくなり、売店がカラになってしまった、なんてことも実際あります。
チェックイン時間に遅れてしまう場合は、必ずどれくらい遅れてしまうのかをキャンプ場へ連絡しましょう。
実は早すぎてもダメ
ただ、チェックインは早すぎてもいけません。
キャンプ場は、チェックイン時間までにお客様を迎える準備をします。そのため早く到着しても、準備が整っていなければキャンプサイトへ行けません。
「30分早く着いたのに、入れてもらえなかった」という不満を聞いたことがありますが、それは早く到着しすぎてしまったためです。
中にはスタッフのご厚意で、キャンプサイトへ通してもらえることもありますが、それはあくまで例外。スタッフの皆さんにもお仕事のスケジュールがあるので、ちょうど良い頃合いを見てチェックインしましょう。
暗黙のルール② チェックアウト時間を守る
チェックアウトの時間が大きく遅れてしまうと、次に予約しているお客様をキャンプサイトへ案内できません。チェックアウト時間は必ず守りましょう。
特に天気が怪しい日のチェックアウトは、余裕をもって行いましょう。いきなり雨が降ってきてテントの撤収に時間がかかってしまい、チェックアウト時間を過ぎてしまったという話は、意外とよく聞きます。
中には、サイトを少し長めに利用できるレイトチェックアウトを有料で行っているキャンプ場もあります。朝早い時間のチェックアウトに自信がない人は、あらかじめこちらを希望すると安心ですよ。
暗黙のルール③ 混雑している時は周りへの配慮を忘れない
区画がないキャンプ場で混雑しているとき、テントを設営する前に近くの人へ「ここにテントを張っても良いですか?」と、ひとこと聞きましょう。無言で近くに張ると、相手の方もやはり良い気はしません。
断られたらどうしよう? と思われるかもしれませんが、まず「大丈夫ですよ!」と言ってもらえるのでご安心を! 皆さんも近くに張っていいですか? と聞かれたら、快く応じてあげてくださいね。
暗黙のルール④ 夜中は静かに
いつもと違う環境でテンションが上がり、ついはしゃぎたくなることもあると思います。
昼夜を問わず騒がしいのはNGですが、夜は特に周りへの配慮が必要になります。他のお客様の迷惑となるので、静かに過ごしましょう。自分たちが楽しければ良い、ではなく、相手の立場になって考えるのが大切です。
暗黙のルール⑤ 他人のキャンプサイトに入らない
他人のキャンプサイトへ入るのは、マナー違反です。
特に区画されていないキャンプ場は要注意。どこからがキャンプサイトなのか分かりにくかったりします。この場合、サイト内の荷物に手が届く範囲には近づかないようにしましょう。
キャンプサイトは、いわば「家」です。家の中に他人が無断で入ってくるのはもちろん、いきなり近寄ってきただけでも、気分は良くないですよね。
そうならないよう、他人のキャンプサイトへは近づかないようにしましょう。人がいないサイトの近くにいると、最悪ドロボウと思われてしまうリスクもあります。
ただ、キャンプをしていると、料理のおすそ分けをもらう&あげる機会があると思います。そういうときは、ひとこと声をかけてから、キャンプサイトへ入るようにしましょう。
暗黙のルール⑥ 広場以外でボール遊びはしない
たまにキャンプサイト付近で、リフティングやキャッチボールなどのボール遊びをしている人を見かけます。
ですが、これはNG。暴投したボールが他人の焚き火台に直撃…なんて、とんでもないトラブルになりかねません。
「自分たちは失敗しないから」と思っても、周りはいつボールが飛んでくるかヒヤヒヤするもの。もしキャンプでボール遊びをしたい場合は、広場など許可されている場所で行いましょう。
おわりに
暗黙のルールは、暗黙のため、初心者の方などは知らないことも多いです。ですので、初めてキャンプへ行く人などには、ぜひ教えてあげてください。
グループの一人がルール違反してしまうと「あのグループはマナーがなっていない」というイメージを持たれてしまいます。こうなるとキャンプを楽しめなくなってしまいます。
一人ひとりがルールーを守ることで、みんなが気持ち良くキャンプ場を利用できます。ルールをしっかり守って、楽しいキャンプを!
自然をこよなく愛するアウトドアライター。テント泊が大好きで、テントを張れる場所であればどこでもテント泊します。わいわいキャンプも好きだけど、少人数のしっぽりキャンプも好き。培った経験をもとに、使っているギアや読者様のタメになる情報を発信していきます。
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