キャンプやバーベキューの際、もしもの時を想定しておけば、万が一何かが起こったとしても慌てずに対応でき大事に至ることも少なくなります。バーベキュー場やキャンプ場で多いけがの一つであるやけど。気をつけるべきポイントを紹介します。
ポイント1「着火剤の継ぎ足し(特にジェルタイプ)は危険」
便利な着火剤としてジェルタイプのものがありますが、原料は、アルコールランプと同じメチルアルコール(メタノール)です。引火点が低く、発火性も強く、揮発性が大きいので、継ぎ足すと不用意に引火する可能性があります。太陽のもとでは火が見えにくいため、より慎重に取り扱うようにしましょう。
参考:着火剤の思わぬキケン | 日本機械工業株式会社
ポイント2「熱くなった器具に気をつける」
まず、燃焼器具の使い方や扱いが不慣れな場合は、説明書を十分に読んで使うようにしましょう。また、点火時は、ライターを使用せずに、チャッカマンなど柄のあるものでつけるようにしましょう。
子どもは大人がちょっと目を離したすきに、熱くなった調理器具を触ったり、たき火に近づきすぎてしまうことがあります。また、お湯やスープ、飲み物など熱いものをひっくり返す場合などがあります。子どもがいる場合は、危険なことを伝えるとともに、目を離さないように気をつけましょう。
ポイント3「炭は火が消えたかどうかわかりにくい」
炭の場合は、ぱっと見て火が消えていると思っても、中に火種が残っていることがあります。どうしても素手で持たなくてはいけない場合は、火ばさみで砕いて確認しましょう。
ポイント4「たき火ははぜる前提で考えて」
たき火は、はぜて突然火の粉が飛んでくる場合があります。火のつき具合を見る際は不用意に顔を近づきすぎないようにしましょう。また、最近は、衣類や小物などあらゆるものが石油を原料とした化学繊維のものが多く、引火もしやすく燃えやすいものとなっています。近くに燃えるものをおいてしまうとあっという間に燃え広がってしまいますので、たき火をする時は常にバケツの水を用意しておくようにしましょう。
その他「高温になる車内での保管には注意」
夏の車内の温度は思った以上に高温になります。ダッシュボードにライターを放置すると爆発する可能性があるので、気をつけてください。また、ガスボンベの予備も取扱に気をつけましょう。
このほか、ハチなどによる虫刺されや川遊びでの事故などアウトドアで遭遇するさまざまなことに気をつけましょう。せっかくのバーベキューが台無しにならないよう、参加者の安全に配慮してバーベキューをおこなえる事前に確認しておきましょう。
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