水かけ・砂埋めはNG。BBQの炭の正しい消し方・間違った消し方

0 5
(評価数:0件)
Pocket
LINEで送る

※当サイトを経由して商品が購入・申込された場合に、売上の一部が当サイトに還元されることがあります。

2023年になり、外出する方もだいぶ戻ってきた久しぶりのGW!みんなでお肉や野菜を焼いたり、お酒を飲んだり、イベントやバーベキューを楽しんだ方も多いのではないでしょうか?

バーベキューには楽しいことがたくさん詰まっていますが、最後の片づけをしっかりしてこそ本当の意味でバーベキューを楽しんだ!といえるでしょう。
今回は炭の正しい消し方を2つ、間違った消し方を3つご紹介します。

炭の消し方?水かければよいだけでしょ?なんて気軽に思うかもしれませんが、間違った取り扱いをすると危険なのでぜひご参考にしてください。

正しい炭の消し方

炭を消すときのポイントは「安全に」「確実に」実施することです。

1.水につけて消す方法

炭を消す方法で真っ先に思いつくのは、こちらでしょう。

やり方の手順は以下の通りです。
1.大きなバケツに水を大量に入れ、この中へ炭を入れる
2.10分ほど放置する
3.炭の表面に白い灰をかぶっている部分がなくなったら、大きめの炭を一つ取り出して割ってみる
4.火が消えているのが確認できたら、片づけ完了!

です。最後の3と4が重要で、確実に火種がなくなったことを確認するのが大事です。
注意点としては、バケツに入れるとき、一度に大量の炭を入れないでください。水が急激に沸騰するため、場合によっては熱い水蒸気が大量に吹き上がることがあります。とても危険なため、必ず少しずつ入れるようにしましょう。

また、炭はしっかり水に浸しましょう(目安10分ほど)
炭の火は水をかけてもすぐには消えません。表面的に消えたように見えても、炭の中心部分の火が消えずに残っていることがあります。

水に入れてから10分ほど置いて、炭の表面に白い灰を被っている部分(=最も火力が安定している部分)がなくなったら、大きめの炭をひとつ取り出し割ってみてください。火が完全に消えていればOKです。

2.密閉して消す

火が燃えるには酸素が必要です。よって、炭を容器にいれて密閉することで安全に消すことができます。
炭を入れる容器は「火消し壺」が最も安全です。海苔やお菓子などが入った大きな缶などでも消すことはできますが、取っ手がないためうまくフタができなかったり、熱で変形し穴が空いたり、と使い勝手は微妙なところです。

火消し壺は2,000円前後で手に入れることができます。おすすめはこちら。

値段もお手頃で、たくさん炭が入ります。炭を入れて20〜30分ほど放置すれば、それで消化完了。
バケツと水だと、水を汲んだり捨てたり(特に捨てる方)が大変ですが、火消し壷ならそれもありません。

また、火の消し方とは別のメリットですが、
炭が持ち運べる容量であれば再利用することもでき、BBQ上で炭の処理エリアを探す必要もなくなるのも大きなメリット。

以上2つがポピュラーな炭の消し方です。

間違った炭の消し方

1.時間をかけて炭が燃え尽きるのを待つ

一見、正しい方法のように思えますが、

・かなり時間がかかってしまう
・燃え尽きたと思っていても、実は炭や灰に火種が残っていることがある

こと理由から、おすすめはできません。

特に注意していただきたいのが後者。
一見火が消えたと思ってうっかり捨ててしまうと、周りに多大な迷惑をかけてしまいます。

例えば、2014年にバーベキューの炭の不始末が原因で、大規模な山火事を招く事件も起きました。

兵庫県赤穂市でおととい11日(2014年5月)、東京ドーム15個分が焼ける山火事が発生した。
山陽自動車道が一部通行止めになったり、近隣住民が避難するなどの騒ぎになったが、「その原因がバーベキューだった」(司会の小倉智昭)という。

参考:兵庫・赤穂氏の山火事「バーベキューの炭」から出火!しっかり消さずに捨てた男逮捕:J-CASTテレビウォッチ
http://www.j-cast.com/tv/2014/05/13204504.html

2.土に埋める

土や砂に埋めるのも絶対にやめましょう。埋めたところで火は消えていません
確実に地中の動植物を焼くことになるだけでなく、地上の動植物も焼いてしまう恐れがあります。

また砂浜に埋められた炭によって、お子さんがやけどを負ってしまった事故も過去に起こっています。

北海道で8月、砂浜で遊んでいた小学生が、突然、足の裏をヤケドした。原因は、砂に埋められていたバーベキュー用の炭だった。

参考:BBQ“炭”でヤケド…砂に埋めて消える?|日テレNEWS24
http://www.news24.jp/articles/2017/09/01/07371385.html

さらに、炭はすぐ分解されるわけではないので、後々ごみ問題にも発展します。所定の炭捨て場に捨てられない場合は、必ず持ち帰ってください。

3.コンロに直接水をかける

これは「絶対やってはいけない方法」ではないですが、あまりおすすめはできません。

コンロに一気に水をかけると、一瞬で水蒸気が発生するからです。
この水蒸気と一緒に灰が舞い散ります。服が汚れたり、周囲の人の食事に灰がついたりと、良いことがありません。
また、コンロが急激に冷やされるため、変形してしまったり、劣化が早くなる原因にもなります。

バケツも火消し壺もなく、どうしてもこの方法で炭を消す場合は、水を少しずつかけていき、周囲の迷惑になっていないか確認しながら慎重にやりましょう。

その他:バケツも火消し壺もないとき

筆者が何も持ち合わせなかったときにたまにやる方法ですが、深いアルミプレートに水を張り、炭を少しずつ砕きながら入れるという方法もあります。やや面倒ですが確実に火が消えます。

ちなみにBBQに全く慣れていなかったときにゴミ袋に水を入れ…という方法を試したことがあるのですが、熱によってゴミ袋が一瞬で溶けて意味がなく、ただの頭の悪い失敗談となりました。

正しい炭の消し方で最後まで楽しく安全にバーベキューを楽しみましょう!

Pocket
LINEで送る

コメントリンク
トップへ