火を起こせるようになったら使ってみたいダッチオーブン。でも見た目だけで選ぶとメンテナンスが大変かも?そんなダッチオーブン初心者の方にオススメのダッチオーブンを紹介します。
ダッチオーブンの種類
ダッチオーブンには「鋳鉄」「ステンレス」「黒皮鉄板」「アルミ」の4タイプがあります。アルミはあまり見かけなくなったのですが、これは強火で使えず熱伝導率が高すぎて熱ムラがあるのが原因かもしれません。
一番ポピュラーなダッチオーブンは?
一番広く出回っている者は「鋳物」。鉄を型に流し込む製法で作られたものです。黒くて暑い鉄の鍋だから頑丈と思われがちですが、注意点がたくさんあります。
熱いうちに水をかけてはダメ!
鍋が熱いうちに冷たい水をかけると温度差で鍋が割れることがあります。汚れ物を浮かすにはお湯を用意しておく必要があります。
残り物や水を入れっぱなしにしてはダメ!
鉄だからサビるのが早い。このため作り置きはNGで、料理を移し替え洗う必要があります。夜料理した後のかたづけは体験上かなりめんどうくさいです。
使うためにはシーズニングが必要!
購入時についているワックス等を落とすために、洗ってから乾燥、油を塗り煙がでるまで焼く初期工程を3-4回行った後、油を塗って保存という大変な作業が待っています。さらに使用後も油を塗って軽くふき取る作業が必要となります。
洗剤で洗ってはダメ!
洗剤ではせっかく作った油膜のシーズニングが落ちてしまうため、使用してはいけません。きれい好きな日本人にはなかなかなじめないルールです。
金属製のタワシでコゲを落としちゃダメ!
鍋の表面の鉄に傷が入ることでサビやすくなります。必ず熱湯をいれて木や竹などでできたヘラでこそぎ落としましょう。
初心者にオススメのステンレス
ここまで注意点が多いと鋳鉄のダッチオーブンは腰が引けますよね。そんな方にオススメなのがステンレスのダッチオーブンです。
鋳鉄のダッチオーブンと比べて、
・シーズニングの必要がなく開墾してそのまま使える
・残った料理をそのまま朝までダッチオーブンに置いて朝温め直すことも可能
・洗剤で洗える
・使用後にオイル塗りは不要
と全くと言っていいほど余計な手間がかかりません。キャンプ撤収の時間を考えると間違いなくオススメです。
鋳鉄ダッチオーブンユーザーからは「熱伝導率」が低いとの指摘を受けますが、逆に言えば「蓄熱」が高く冷めにくい鍋です。プレヒートに時間がかかりますが、一度温まれば均等に熱を加えることができます。
ステンレスがどうしても嫌な人にオススメのダッチオーブン
黒川鉄板製がよいでしょう。シーズニングは必要ですが、製造工程で酸化被膜ができているため洗剤でゴシゴシ洗えるとこが便利です。鍋を育てたいという人には向いているかもしれません。
ようこそダッチオーブンの世界へ
火にかけたダッチオーブンで料理を作るとアウトドアの楽しみが広がります。ローストビーフやチキンの丸焼きなどダッチオーブンならではの料理にトライしてみましょう。
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