この記事では、秋キャンプや冬キャンプなど、寒い季節のときにおすすめの「甘酒」をレシピと一緒にご紹介します。
寒いときは「ホットドリンクが飲みたい!」そう思いませんか? そんな方におすすめなのが「甘酒」です。甘酒って毎日飲む人は少ないと思いますが、キャンプで作って飲むと、ホッと心が落ち着き、身体がじんわりと温まりますよ。ぜひご参考にしてくださいね。
甘酒には2種類ある
甘酒と聞くと「子どもも飲める」というイメージが強いですが、実は甘酒の原材料によって子どもが飲める甘酒と飲めない甘酒に分かれます。アルコールが含まれているのかいないのか非常に気になるところですよね。
・酒粕
・米麹
上記の2つの原材料でそれぞれ甘酒を作ることができますが、子どもが飲める甘酒は、米麹から作る甘酒なんですよ。酒粕から作る甘酒には少量ですがアルコールが含まれます。(アルコールを飛ばす方法もあります)では、この2つの甘酒にはどんな違いがあるのでしょうか。「あまり分からない!」そんな方のために詳しくご紹介しますので、ぜひ目を通してくださいね。
酒粕から作る甘酒
酒粕とは、日本酒を製造するときの「圧搾」と呼ばれる工程後に残る搾りかすです。この酒粕と水、そして砂糖で甘酒を作ることができますよ。
酒粕から作る甘酒(市販品)は、1%以下のアルコールが含まれていることが特徴です。※高いものでは8%に達する甘酒もあります。そのため、アルコールが苦手な方や子どもが飲む場合はアルコールを飛ばす必要があります。
米麹から作る甘酒
お米に麹菌(こうじきん)というカビを繁殖させた麹のことを米麹と言います。一般的な米麹の甘酒は、米麹とご飯、水を混ぜ合わせて発酵させて作ります。米麹から作る甘酒は、ノンアルコールなので、子どもでも安心して飲むことができますよ。
キャンプには「酒粕」の甘酒がおすすめ!
キャンプのときに甘酒を作る場合、「酒粕」を使った甘酒がおすすめです。その理由としては、材料を全部お鍋に入れて火をかければかんたんにできあがるからです。
米麹から作る甘酒は、発酵させる必要があるので時間がかかる、温度調節が必要などの理由から、キャンプなどアウトドアには不向きなのです。子どもでも、安心して酒粕の甘酒が飲めるように、アルコールを飛ばす方法も併せてご紹介していきますので、ぜひ試してくださいね。
キャンプで簡単!甘酒レシピ
本当にかんたんなので、ホットドリンクが飲みたい!そんなときに甘酒を作ってくださいね。
用意するもの(2~3人分)
酒粕 | 100g |
---|---|
水 | 500ml(お好みで水を増減してもOK) |
上白糖 | 30g(甘いのが好きな人は60g) |
塩 | 少々 |
①酒粕が大きい場合は、スプーンなどでなるべく小さくする
②水と酒粕を鍋に入れて、酒粕が大体溶けるまで混ぜ合わせる(※完璧に溶かさなくても大丈夫です)
③中火にかけて一度沸騰させる
④アクがでるので、アクを取り除く
⑤砂糖と塩を入れて味を整えたら、完成です!
甘酒のアルコールの飛ばし方
アルコールが苦手な方や子どもが飲む場合は、アルコールを取り除かないといけません。
実はアルコールを飛ばす方法は、とても簡単。それは甘酒を5~10分ほど沸騰させること。アルコールの沸点は78℃なので、沸騰してからグツグツ煮詰めれば、アルコールを十分に飛ばすことができますよ。煮詰めたことで「蒸発して水分が少ない」と感じたときは、水を少し足しても大丈夫です!
おわりに
甘酒には、酒粕から作る甘酒と、米麹から作る甘酒があります。キャンプで作る場合は「酒粕」を使った甘酒が簡単でオススメ。アルコールが苦手な方や子どもも一緒に飲む場合は、十分に沸騰させてアルコールを飛ばしてから飲んでくださいね。それでも心配な方は、米麹で作った甘酒をキャンプに持って行き、温めなおすと良いでしょう。
自然をこよなく愛するアウトドアライター。テント泊が大好きで、テントを張れる場所であればどこでもテント泊します。わいわいキャンプも好きだけど、少人数のしっぽりキャンプも好き。培った経験をもとに、使っているギアや読者様のタメになる情報を発信していきます。
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